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賃貸物件に防音室を作ることにした話2

毎日楽器を吹けたらあたしゃー幸せだよぉ~。

ちびまる子ちゃんのような口調で、そんなことを言う嫁ちゃんの旦那やってます、もけおです。

この頃のお篭り生活のなかで、趣味である金管楽器を吹くことが出来なくなっている嫁ちゃんに自作防音室をプレゼントすることにしました。

※よろしければ前回記事もお読みください。

DIYなんてしたことないけど。

結構時間はかかると思うけど大丈夫よ。根拠もないけど大丈夫よ。だってこれは外ならぬ嫁ちゃんの楽しみの為に大切な事だから。

嫁ちゃんに防音室を自分で作ると伝えるとなんだかずいぶん心配されたんです。それはお金や手間を惜しむという事より、もしも作成しても役に立たないものが出来上がった時にするであろう情けない顔を見たくないということから来た心配でした。

思い起こせば確かに、これまであまり器用に何かを作って見せたことは…ないような気がします。周りの友人たちの影響を受けて作り始めたプラモデルも途中で放り投げ、資格を取ると言って勉強して失敗し、放り投げてたこともありました。語学を学ぶと言って教室に半年通い挫折したことも…ある。

ああ…自分の評価をこんな形で知ることになるとは。

嫁ちゃんを納得させるためには、しっかりとした計画が必要となりました。

やはり、リサーチを。

作り方を研究するために、いくつか参考にさせていただいた動画を貼り付けます。

他にもたくさんの方がづくり防音室にチャレンジしていらっしゃいますね。

これなら、簡単そうだと思えるものから、本格的で頭が下がるものまで。先人の知恵はすごいと思い知らされたわけですが基本的な構造をうかがい知ることが出来ました。

しかし、検索するたびに新しい動画に出会うのはリサーチ不足だからでしょうか?それともニーズが増えているってことなんでしょうか?

必要なことを整理すると…

①密閉空間を作ること。隙間があると優れた効果の素材を使っても、音がそこから逃げてしまいます。しっかりと閉じ込めるためにはしっかりとした箱を作ることが必要なんですね。自作する方の多くはコーキング材なんかを使って隙間を徹底して無くしています。特に楽器関係をやられている方はこの『密閉』を徹底したいた印象があります。

②吸音してから遮音すること。音の発生源側に吸音材を配置し、音を吸収し弱った音を遮音材で封じ込める。というのが基本的な考え方です。吸音材はスポンジのような多くの空気の層や気泡を持つ素材が良い様子です。建築資材として使われるグラスウールなんかも吸音効果の高い素材ということですね。この二つの種類の素材をしっかり使い、音を減らす機能を持たせる事が大事だということですね。

③密閉したからには換気をしっかりすること。これは、①の密閉をしっかりやるタイプだと必然的に必要になる項目ですね。密閉がうまくいくほど空気が動かなくなる。楽器を演奏するにしても、歌を歌うにしても密閉空間では酸欠になりかねません。人が入って活動する空間なのでこれはとても大事。

上記3つの考えをクリアしたうえで、賃貸の物件でも問題のない防音室づくりをしていきます。

頼りになる味方(?)

作り始めるにあたって、友人に連絡を取りました。この友人は特段大工さんをやっているとか、音響のスペシャリストというわけではありませんが、以前別の友人宅のガレージの内装を素敵にDIYしたりしていた友人です。

人に相談するということは大切です。この友人との相談のおかげで、大枠の計画がするする定まっていきます。

・床の養生はコンパネを2枚重ねに。・素材をなるべく無駄にしない。・部屋の壁には頼らない自立構造で・普通車で運べるパネルを作って、組み立てられるようにする・天井は軽い素材を使うべき…などなど。

決してプロではないけれども、実際に作ってみる前に、あれこれ意見をもらえる存在はありがたいもので、この時のラインでの通話が、計画の大枠を決めてくれました。※サムネ画像になっている各設計図っぽいモノたちはこの時の会話を基に書いた図面たちです。

この決めた方針は。

・防音室として機能するものを作る。・極力無駄なお金はかけない。・いつか引っ越ししたときに連れていけるようにする。

でした。工程としてざっくり見えてきました。

次回はいよいよ工作開始です!
やったりますよー

(もう3回ほど続きます。)


※需要があれば、図面等も公開します(ちょっと手直し必要なのでまだできませんが汗)


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