DropboxをやめてGoogle ドライブにしたけどやっぱりDropboxに戻ってきた話

経緯

6月になってDropboxが突然値上げしてなんかムカついたので他サービスに乗り換えようってことでGoogle ドライブを選びました。
性能とか大して変わらんやろ〜と思っていて、なんかかっこよくて信頼できてコスパ良かったGoogle ドライブにしたんですが、ところがどっこい使い勝手が結構許容できないレベルで違っていて困ったんです。


今までどんな使い方をしていたか

自宅にある Windows 10のマシン(基地)
MacBook Pro 15インチ(母艦)
MacBook Pro 13インチ(遊撃隊)
研究室にある Windows 10のマシン(スパイ)

これらの環境で主にゲームとかのプロジェクトフォルダを共有&バックアップするのに使っていました。
ある日、何があってもゲームを完成させたかった僕は、家が全焼する確率よりもDropbox上のデータが消える確率の方が低いということに気づいてしまったのでDropboxの有料プラン(1TB, 1200円/月)に契約しました。これが2012年くらい?
Dropboxは無料会員でずっと使っていたという理由で特に吟味や選択もせずになんとなくアップグレードしました。
最初は主にバックアップ用途で使ってましたが、端末が増えていった結果、環境移行にも便利やんってことでどんどんずっぷり使うようになります。
スマホで撮った写真が勝手に同期されるのとか便利ですよね。
ゲーム作っているときとかは、PC1でビルドとかレンダリングとかしておいてPC2で他のことするみたいな感じで、クラウドコンピューティングっぽいことができて便利でした。

突然の値上げと微妙すぎたスマートシンク

6月入ったくらいに突然「容量が増えました」という通知が来て、Dropboxの総容量が2TBになっていました。やったーと思ったんですが、やっぱり来月からDropbox Plus(有料プラン)は1500円になるとのこと。
ぐぬぬ。
そして追加された機能、スマートシンク。
以前から月額2000円くらい?のプランにはあったんですが、PC(ローカル)にないDropbox上のファイルをローカルでも見ることができるっていう便利機能です。
ノートPCとかだとDropbox上のファイルを全部同期すると容量を食われまくって仕方がないので選択型同期というのをやるんですが、スマートシンクがあれば同期しなくてもどんなファイルがあるのか見ることができて便利!ってことです。
たしかにそれは便利だ。

しかし……。

ブラウザ版Dropboxとかスマホ版Dropboxみたいな挙動を期待していたんですが、画像を見たいときとか、いちいちDLしてからじゃないと見られないので、けっこう遅くてストレスなんですよね。
サムネイルの表示も微妙に遅いし。
せめて画像と文書くらいはブラウザ版で見るときくらいのスピード感で動いて欲しかった……。

あれ。
じゃあブラウザで見ればいいじゃんwww
スマートシンクいらんやんwwww


というわけでDropboxからの乗り換えを決意したのでした。

あと個人的にモヤモヤしたのがこれ。

この、クラウド上にあるファイルを意味するアイコンが灰色で、なんかこう「あなたは何かをやり残しているよ」って気分にさせられて嫌なんです。
通知アイコンとか残っているの生理的に嫌マンなので厳しいと思いました。


Google ドライブに乗り換えたけども

Googleドライブのいいところ
・2TB, 1300/月 で安い!
・1ファイルの転送が速い!
・1ファイル5TBまでアップできるらしい!
・Googleフォトが便利!
・UIもかっこいい!

やったぜー、知らない間に競合他社は進化していたんだなあ。
と安定のGoogleさんを使いはじめました。

Windows 10のマシン(基地)のDropboxフォルダの中身をごっそりGoogle ドライブに引っ越し。
天下のGoogleだもんなー、さぞ速いんだろうなあ。

翌朝
まあね、速いっていっても1TB近くあるからね、ほかのストレージでも時間かかるよね。

さらに翌朝
急にたくさんアップしたからびっくりしちゃったのかな(汗)
頑張って!!

さらに翌朝
あの……

さらに翌朝
なんで……どうき……おわらない……


補足しますと、大量のファイルを同期しようとすると同期が途中で止まっちゃうことがあるらしいので、アプリを定期的に再起動させたりしてたんですが、さすがに遅いなあって感じでした。
3日くらい常にネットに繋いでいたのに200GBくらいしか同期できてませんでした。
他にも困ったのがUnityのプロジェクトフォルダ(800MBくらい)の同期に失敗する現象が何度もありました。
アプリのエラーかなと思ってブラウザからアップしようとしても失敗してアップできないファイルがあるんですよね。
毎回何かのjsonファイルがうまくアップできませんでした。
Unityのプロジェクト同期できないのはちょっと厳しいな……ということで結局Dropboxに戻してみたら丸1日くらいで正常に全環境で同期が終了してくれました。

というわけで

(理由はわからんが)Googleドライブの良くないところ

・大量のファイルをアップしようとすると時間がかかる
・大量のファイルをアップしようとすると失敗することがある(?)
・うまくアップできない種類のファイルがある(?)
・Mac版のアプリ(バックアップと同期)では右クリックから共有リンクが作れないっぽい
・アプリで選択型同期のフォルダ一覧を取得するのにやたら時間がかかる気がする

検証ってことで320GBくらいのzipファイルを作ってアップしてみたところ、ちゃんとアップできたのでファイル数や種類や階層の組み合わせで問題が起きるっぽいですね……。

というわけで悲しいですがさよならGoogleドライブごめんねDropboxという感じになりました。

Google ドライブを使ってみてよかったこと

とはいえ悪いことばかりではありませんでした。
今回Googleドライブをがっつり使ってみたことで新しい気づきもありました。

それはGoogleフォトめっちゃ便利!!ということ

自分は写真をたくさん撮るんですけども、スマホが容量いっぱいになっちゃうんですね。
ゲーム素材として撮っていることが多いんで圧縮したくないんですけど、でも「こんなんあったよー」「こんなところいったよー」みたいな感じで人に見せるときはスマホに入っていると便利ですよね。
GoogleフォトさんはGoogleの圧縮技術的なものを使ってアップすると容量カウントがされないんですよ。しかもアプリから簡単に素早く全部参照できるので写真たくさん撮って見せびらかしたい僕のような人間にはぴったりでした。
iPhone、iPad内の写真を全部Dropboxに同期して、Googleフォトにぶっ込めば生ファイルは残っているけど、スマホから一覧表示ができてしかもローカルの写真ファイルは全部削除できるっていう素晴らしいソリューションに出会いました。

スマートシンクも使い慣れてきた

スマートシンクもしばらく使っていたらクセがわかるようになってきました。
サムネイルはフォルダの階層単位で読み込んでいるようで、最初にちょっと待てばどんなファイルがあるのかをすぐに確認できるようになります。
画像を開くのにいちいちDL待ちしなきゃいけないのはやっぱりちょっとイライラしますが、選択型同期よりも一覧性は上がるので使い方次第ですね。

それにしても、GoogleドライブのUnityプロジェクトアップできない問題はなんなのか。
OneDriveとかMEGAとかでも問題なくアップできたんですけどね。

まとめ

クラウドストレージってだいたい全部同じやろ

ちがう


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