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日本の季節七十二候にそってお届けする星占い《こよみ星よみ》2/14〜2/18の星占い

★只今の季節・魚上氷(うおこおりをはいずる)

立春の末候、魚上氷(うおこおりをはいずる)になりました。池や沢などに張っていた氷が割れて、魚が飛び出してくるという季節です。

氷の張った景色は冬の象徴ですから、魚上氷(うおこおりをはいずる)というネーミングは、そこに閉じ込められていた生命エネルギーが解放されるというイメージを私たちに伝えてくれます。

日照時間が伸びてきました。水の温度も少しずつ上がってきて、魚の姿も見られるようになってきています。暖かい日も徐々に増えてくるでしょう。

ですが、外で積極的に活動するのにはまだまだ寒い季節ですし、からだも春の準備中といったところです。「春になったらこんなことをしたいなあ…」ということを考えながら、なるべく温かく養生するのがいいでしょう。

★星よみ(2/14~2/18)

今回は2/16(金)に水瓶座で新月が起こります。日本では観測できませんが、南半球の一部にて部分日食となります。

新月までは、それまでのことの整理、収束、といった感じになりますので、2/15までは前回の星読みの通り、心身や身の回りの整理・掃除といったことを心がけましょう。

2/16以降は、新しい流れが始まる時間帯となります。水瓶座は、何かを改革したり、新しいものを開拓していくサインです。その水瓶座での新月が、「自分自身」を意味する1ハウスで起こります。日食(占星術的にはノード軸との合)も伴いますので、「自分自身」に対するイメージの変革と、不要な思い込みを削ぎ落としていくような作用があるでしょう。

この新月図を見ていると、「個人の定義の変革」というキーワードが浮かんできます。水瓶座と、その支配星である天王星がとても強く効いています。今後の天王星の動きを加味すると、先々まで影響を及ぼす、大変意義深い新月となりそうです。

具体的に言えば、「自分って何者だろう」ということを、強く考えさせられる星配置なのです。

2/13のつくば地球ラジオでもトピックに上げましたが、今年は副業元年になるかも…という話があります。厚生労働省が定めるモデル就業規則が2018年の1/31に改定され、「副業・兼業」についての項目が追記されることになったそうです。

日本では元来、組織体の中においては、副業のことを話すことがタブー視されてきた風土がありました。公務員を始めとして、副業を禁止している組織体が多数あるのが現状です。しかしこれをもって、国が副業容認の方向に動き始めることになります。(経団連は本業が疎かになる、と懸念を示しているようですが…)

「本業のみに専念せよ」「組織の一部となれ」という考えは、占星術的に言えば、蠍座(♏)的なエネルギーですが、日本はこの力によって、他に類を見ない発展を見せてきました。ですが水瓶座(♒)はそこから脱していくエネルギーを持っています。

これからは、たとえ会社などの組織体で働いていても、それは自分の属性のひとつに過ぎず、ある意味全員がフリーランスのような、自由な働き方、ライフスタイルを構築できるようになるのかもしれません。

すでにフリーランスで働いている人にとっては、あまり新しい感覚はないのかもしれませんが、属している組織体の性質で自分を説明してきた部分が大きかった人にとっては、自分の在り方、見せ方を考え直すような時代が来そうです。

がっつり正規で働いている人以外でも、「自分は何者で、どんな考えをもって、どんな活動をしていきたいのか」ということを、自分の言葉で説明できるようになると良いですね。

自分が良いと思って身を寄せている団体や思想やコミュニティも、あくまで自分の属性のひとつであり、自分そのものではありません。

「自分の活動のために、その属性を利用している・使わせてもらっている」という感覚を持つことが、自分そのものをよく理解し、他人に的確に説明することの助けになってくれそうです。

「主婦」「お母さん」という立場の方にとっても、同じようなことが言えるかと思います。それらはあなたの属性であり、あなたそのものではありません。外で働くか働かないか、というのは自由選択ですし、良し悪しはありませんが、自分がどんな人間なのかを、属性を外して考えてみると面白いですよ。

SNSなどで自分そのものを発信、表現してみると、自分の幅が広がるかも。(水瓶座は電気的なものや、SNSにも縁が深いサインです)

★まとめ

改めてまとめると、「自分は何者なのか」を、組織体ベースではなく、ごく個人ベースで考える、というのが今回の新月のポイントです。ぼんやりとでも上のようなことを考えるだけで、自分の在り方の前提が静かに変わっていきます。

なお、水瓶座は既存の枠に囚われないエネルギーで、ある意味非常識的なところがあります。発想がどんどん広がり、空間的な制限をなくすサインでもありますので、このエネルギーを活発に使うと、地に足をつけづらい部分も出てきます。

そんな時に助けになるのは、「日々の暮らしを丁寧に行うこと」。そうすることで、必要な現実感を保持しながら、良い意味で常識を飛び越えていくことが出来るでしょう。

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次回の発刊は2月18~19の予定です。2/19~2/23までの暮らし予報をお届けします。お楽しみに!

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