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日本の季節七十二候にそってお届けする星占い《こよみ星よみ》3/11〜3/15の星占い

★只今の季節・桃始笑(ももはじめてさく)

二十四節気は啓蟄(けいちつ)、七十二候はその次候、桃始笑(ももはじめてさく)です。蕾がほころび、桃の花が咲き始める季節です。街の木々をみやると、桃の他にも、春を告げる花が次々と蕾を付け始めていることに気が付きます。

「笑」が「さく」と読まれていますが、もともと「笑」の字には、「咲く」の意味も込められているそうです。春に向かっての生命の喜びが感じられますね。花は外側に向かってほころんでいきますが、この季節は、世界のエネルギーの流れも、本格的に内から外、という方向性が強まっていきます。これに合わせて私たちも、外の世界に心を開いて行きたいですね。

★星よみ(3/11〜15)

この期間中、太陽が魚座を少しずつ進み、小惑星のキローンに徐々に近づいていきます。キローンは人生における「傷」や「癒やし」を意味する感受点です。

もしかすると過去のことをなぜか思い出したり、ある出来事を振り返って、自分の中でその解釈が変わったり、ということが起こり始めるかもしれません。それが「癒やし」となって心に感じられるのは、この先の17日の新月の頃でしょう。

また、上記のキローンと調和的なアスペクトを取っている木星が、10日より逆行し始めました。木星の逆行は、日常の些細なことに及ぼす影響は一見大きくはありませんが、今回に関しては、「傷を癒やす」「自分肯定」という点で大きな力をもたらしてくれそうです。

愛されていない、大切にされていない、という思いや記憶は、大抵主観的な誤解に基づいている場合が多いのですが、一度はその思いを抱いて自己肯定感が下がった人間は、「自分自身を大切にしない」ということを選択して、自分自身の思い込みを強化していきます。そうすると、必然的に自分を大切にしてくれない人や状況を選択して自分から飛び込んでいってしまうのです。(表面的にはこれらは無自覚です)

そういった傷を乗り越え、癒やすために必要なことは、「自分が愛されていたこと、大切にされていたことを思い出す」こと、もしくはこれから「自分が自分自身を徹底的に大切にする」ことです。

それは、自分を大切に扱ってくれない人や状況、価値観との決別を選択することでもあるかもしれません。自分を大切にするとは、ただ楽な方向に流れることとは少し違って、他者目線ではなく、自分目線で決めた良いと思うこと、やりたいと思うことを常に選択し続けることです。ある意味自己中を貫く覚悟を決めることでもあります。

その「自己中」を認めない人間からの承認は当然得られませんが、そういった他者からの承認を求めて生きる世界から卒業してしまうと、とても楽になります。

ここで上げた言葉、キーワードに沿って、自分自身を振り返ってみると、何か新しい方向性が見えてくるでしょう。傷や癒やしという単語で特に思い当たることがない方は、自分の方向性や大切にしたいことを、他者目線や打算を外してじっくり考えてみましょう。

★まとめ

こよみの中では、現在は「外界に心を開いていく時期」ということをお伝えしました。星よみでオススメした「自己中」は一見、自分の内に没していくような単語になりますが、自己中を貫くことに必須の要素は、実は「他者・世界を信頼すること」、つまり外界に心を開くことにあります。それなくしては、怖くて自分の中には入っていけません。

「自分がありのままでいても攻撃しない他者・世界があること」が信じられると、その世界が現実化します。

自分のことだとなかなか難しいかもしれませんが、まずは身近な他人(特に子どもや家族)のありのままをリスペクトしてみる、というのがいいレッスンになります。また、出会った人の良いところを積極的に見つけていくクセをつけてみるのも良いでしょう。

人は良いところも悪いところもありますが、それも含めて、存在を肯定していくと、世界が優しく見えて、自分自身もいつの間にかそのように見えるようになります。

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次回の発刊は3月15~16日頃の予定です。3/16~3/20までの暮らし予報をお届けします。お楽しみに!

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