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日本の季節七十二候にそってお届けする星占い《こよみ星よみ》2/19〜2/23の星占い

★只今の季節・土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

二十四節気は雨水(うすい)に入りました。この期間の七十二候は、土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)です。氷や雪は水にかわり、土は湿り気を含みはじめます。

生き物は水がないと活動できません。冬の間、土の中で凍って結晶の状態になっていた水が融け、いよいよ生き物の気配がしてきました。この時期をもって季節は冬の”乾-DRY”から春の”湿-WET”に舵を切ったと言えるのではないでしょうか。

★星よみ(2/19~2/23)

2/19(月)より二十四節気は「雨水」となりましたが、このタイミングは、西洋星術で言うと「太陽が魚座に入る日」ということになります。

これは、人類全体の目的意識(太陽)が魚座的なエネルギーに向かうということを示しますが、魚座は水の星座で、簡素に説明すれば、「みんなが同じ世界にいる」「共感しあいたい」といった気持ちが強まります。

今年は特に、集合無意識に多大な影響を及ぼす海王星を始め、水星、金星の合計3天体がこの時期に魚座にあり、また同じ水の星座の蠍座にある木星がその影響を強めることで、今後少なくとも2週間くらいはしばらく、上のような気持ち、気運がとても盛り上がるでしょう。

このタイミングでオリンピックが行われていることは、大変興味深いことです。射手座にある火星とベスタ(小惑星)が魚座の星々とちょうどスクエア(90度)を取っているのも、まさにオリンピックにぴったりです。

というのも、火星は、スポーツや競争心の星でもあり、皆から抜きん出ようとする意識になります。ベスタは義務意識の天体で、その心を強めます。魚座の「みんな一緒」という意識とは元来真逆の方向ではありますが、オリンピックは「平和の祭典」ということになっています。

抜きん出る意識・競争意識をひっくるめて、「皆の意識をひとつにする」というような、一見矛盾した複雑な心理の統合が、上記の天体同士の「スクエア」を如実に体現しているように思います。

古典占星術では、一般にスクエア(90度)は凶角とされ、これを出生図に持つと、人生に困難が生じると解釈されます。ですが、これは狭い視野や表面的な吉凶判断に囚われた誤解であり、このオリンピックの例のように、前向きに使う道はたくさんあるのです。

★まとめ

話を個人レベルのアドバイスに戻します。

魚座的な共感力を使いやすい時期になります。ちょうど海王星の形(♆)はアンテナのようにも見えますが、インスピレーションを思考にキャッチしやすくなっていますので、お仕事や、今後やっていきたいことのイメージを広げてみると良いでしょう。それが妄想と思われるようなレベルでも、今後のなんらかの糧になるでしょう。

二十四節気は「雨水」となりました。凍って乾いていた季節から、湿り気、すなわち、水を含む時節になります。水が流れることで、エネルギーが動き出し、循環します。

人のこころも同じです。ひとりぼっちで妄想をするよりは、誰かとお話している中で、そういったイメージングが出来るとなお良いですね。水が流れるように、自分の活動、気持ち、想いのエネルギーが他者に循環出来ると、春に良いスタートが切れそうです。

なお「オリンピック鑑賞」はこの時期ならではラッキーアクションにもなります。頑張っている選手から勇気をもらうことは、正に上記の「循環」です。そして、誰かと心をひとつにすることも、心を癒やしてくれるでしょう。

注意点があるとすれば、射手座にある火星&ベスタは、人を怒りっぽくさせる面もあります。人に対してちょっとイラッと来た時は、星の影響を思い出して、一呼吸置いてみましょう。物申す事自体は悪いことではありませんが、それが感情に任せた噴火にはならないよう、注意してください。

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次回の発刊は2月23日の予定です。2/24~2/28までの暮らし予報をお届けします。お楽しみに!

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