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【読書感想】「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0」 トム・ラス

読了日:2018/7/4

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この本の概要

あなたは自分の強み、把握できていますか?

私はさっぱりでした。
でも、この本を買い、ストレングスファインダー診断をやり、
やっと
自分の得意なことを知ることができました。

うれしくてうれしくて、書かれていることが素晴らしくて、診断後、ちょっと泣きそうになりましたよ。
本にめっちゃ褒められた。

ストレングスファインダーは人の強みを診断するツールです。
ギャラップ社のサイトやスマホアプリで質問に答えることで、34の資質のなかから自分の強みTOP5を知ることができます。
(料金次第ではTOP5以下を知ることも可能)

本を購入すると、アクセスコードがついてきますので、このコードを入力すれば無料で(正確には書籍代だけで)診断をうけることができます。
サイトで直接課金して診断を受けることもできます。

モヤモヤしていた30代

最近40歳になりました。
でも、40年も生きてきましたが、
「これが自分の強みだ」
と確信をもっていえるなにかが自分にあるのか、さっぱりわかりませんでした。

30代は仕事、生活両面で色々ありました。
出産をし、仕事もフルタイムから時短になり、仕事の内容もその都度少しずつ変わり、転職まで経験。

そんな環境の変化のなかでずっと、
「自分はなにが得意なんだろう?おそらくなんでもそこそこはできる。でもなにをやっても全部、中途半端だな…。」
と、もやもやしていました。

周囲がすごく優秀に見えて、それで落ち込むことも転職前はよくありました。
周囲と比べると技術知識もない。
講師業も、安定してそこそこの評価は得られるけど、バイネームで仕事を得られるほどスペシャルな評価でもない。
趣味で情報収集するほどIT技術が好きなわけでもない。
丁寧な作業は苦手。
会社のルールは嫌い。
管理されることが苦痛で、会社員としても向いていない。
できないところや苦手なことばかりが目につく日々でした。

今の仕事は?

転職した今はマニュアルを作っています。
いい人たちがたくさんいて、仕事ができる人もめちゃくちゃたくさんいて、活気あふれる職場で、そこにいることはとても楽しい。

でも。
「やればそこそこはできるし、おもしろさもたくさんあるんだけど、やっぱり性質的にこの仕事は向いてないんじゃないかなぁ…。」
というモヤモヤは依然としてあります。


適職なんてないという意見があります。
それもわかる。
置かれた場所で咲けばいいんですよ。
中途半端でもそれなりにできているとは思うので、それでいいのかもしれません。

でもさ。
どうせなら自分の性質にあった仕事をしたほうが効率もいいし、よけいなミスも減るし、なにより楽しい。

マニュアル作成時には、作り手によって違いが生じないよう書き方のルールや、誤記誤植のない精密なチェックなどが重要になります。
もちろん仕事なので真面目にしっかりやってるつもりですけど、ストレングスファインダー診断する前からわかっている自分の基本性質が「ルール嫌い」で、「テキトウ大好き」ですからね…(苦笑)
どうしても
「この仕事、むいてんのかな?」
って思ってしまいます…。

ルールや精密さの必要性と重要性はじゅうぶん理解してるし、どの仕事をやるにしても必要になってくるものなんですよ。
だから結局のところ、仕事のできないやつの言い訳になるのかもしれません。
ただまぁ、だからこそ。
仕事ができないやつだからこそ、できないなりにそのなかでも得意なことを知って、自分が活躍できるものがあるのか探したいなぁとずっと思っていました。

そんなこんなで、私の30代。
仕事関連では、ひそかにずっとモヤモヤしてたわけです。

でも、この本を読み、診断をして、自分の強みにできるものを知ることができました。
人から言われる肯定的な評価と重なる点も多かったので、自分の認識ともそんなに大きくは違わなかったんですけど、診断結果説明が、めっちゃ私を褒めてくれるもので、心に染みた(笑)
診断結果がめちゃくちゃ承認してくれるもんだから、私の承認欲求がものすごく満たされた~~~😍

私の診断結果

診断がどんなものか気になる人も多いでしょうし、私も、私の取り扱い方を多くの方にしっていただきたい。

ということで、私の性質TOP3を抜粋して公開します。

1  ポジティブ

あなたは人をよく褒め、すぐに微笑みかけ、どんな状況でも常にポジティブな面を探します。
(中略)
あなたの熱意は人に伝染するので、あなたの近くにいると彼らには世界がより良いものに見えてくるのです。
あなたの活力と楽天性がないと、人は自分の毎日は同じことの繰り返しばかりで単調だとか、最悪の場合、プレッシャーを感じてしまいます。
(中略)
あなたは、生きていることは素晴らしいという信念、仕事は楽しいものにできるという信念、どのような障害があろうと人は決してユーモアの精神を失ってはならないという信念から、どういうわけか逃れられないのです。

すごい褒めてくれてるでしょう?
満たされる~~。
染みる~~~。
そして「ユーモア」!
転職の面接でも「ユーモアを大事にしてます」といいましたが、もう根っからの性質なんだな。
ま、つうてもそんなにおもしろいこと、全然言えないんだけど。

行動アイデア

教育やセールス、起業、またはリーダーの役割を担うことで、あなたは物事を劇的に変えていくでしょう。
・ 友人や同僚の活動に光を当てる計画を立てましょう。たとえば、ちょっとした功績を祝うイベントを開催するための方法を探したり、誰もが楽しめる定期的な祝賀行事を企画したり、祭日を利用した企画を考えたりしましょう。

たしかに、転職して中途入社組と創業記念祭の出し物を考えたりしましたね。
イベント好き。
お祭りは参加するだけより、作るのが圧倒的に楽しい。
この2番目の文章は、サイボウズの感動課の仕事に近いように思いました。
私、感動課にむいているのやもしれん。
教育もやっぱり向いてるらしい。
これは自分でもそう思う。教えるの好きだし、楽しいし。
でもたぶんITじゃなかったんだろうな。

〈ポジティブ〉が高い人との働き方

・ この人は職場にドラマとエネルギーをもたらします。あなたの会社をより前向きにより活動的にしてくれるでしょう
・ 皮肉を言うことが好きな人がいると、この人のエネルギーが奪い取られてしまいます 。この人が否定的な人も元気づけるとは思わないでください。 活性剤だけを必要とする基本的に前向きな人たちを元気づけることが得意なのです。
・ 〈ポジティブ〉の資質を持っているからといって、いつも機嫌が良いわけではありません。 しかし、この人が言う冗談やその態度には、人をより前向きに仕事に向かわせる力があります。この人にはその強みを思い起こさせどんどん使ってもらうようにしましょう。

チームを明るくしたいみなさん。
職場にひとつ、モトコはいかがですか?

2  社交性

あなたは知らない人と出会い、彼らにあなたを好きにさせることに挑戦するのが大好きです。
(中略)
なぜなら、はじめの一歩を踏み出して人との関係を作ることからあなたは大きな満足を得るからです。
(中略)
あなたにとって友達でない人はいません。ただまだ出会っていないだけなのです。たくさんの友達に。

行動アイデア

・ 朝から晩まで、たくさんの人と交流できる仕事を選びましょう。

〈社交性〉が高い人との働き方

・ この人が毎日新しい人と出会えるようにしましょう。初対面の人でもほっとさせることができるので、会社を訪れてきた人たちをくつろがせることができます。

カスタマーサポートとか、Webメディア編集とかかなぁ。
いろんな人と会って、話を聞いてみたいなぁとよく思う。

3 コミュニケーション

あなたは、説明すること、描写すること、進行役を務めること、人前で話すこと、書くことが好きです。
(中略)
あなたは、たいていの人は一つの事柄に対して長く関心を寄せ続けることが難しいと思っています。 彼らは情報の洪水に見舞われていますが、そのほとんどは頭に残っていません。ですから、あなたは自分が伝えたい情報をそれが アイデアであろうと事実であろうと、製品の特性や特徴、何かの発見あるいは教訓であろうと、人々の心に残したいと考えます

これを読むと、マニュアル作成は向いてないわけじゃないんだろうな。
ただ、私はたぶん人より「心に残したい」が強いんだと思う。
統一されたルールで真面目なマニュアル作るより、作り手の味が出るオンリーワンの伝え方が好き。
同じ技術系でも、こういうゆるい技術系ブログとかのほうが、読んでても書いててもテンションが上がる。

行動アイデア

・ あなたは人の関心を引くことが求められる任務を常にうまくこなします。教職やセールスマーケティング、官僚、またはメディアといった職業を考慮に入れましょう。あなたのコミュニケーションはそうした分野で活躍するでしょう。

ここでも教職。
そしてマーケティングにメディア。
官僚もありなのか…。

ありなのか?!

〈コミュニケーション〉が高い人との働き方

・ この人にとって、会話を広げることは簡単です。顧客や見込み客をもてなすための懇親会や、ディナー、イベントなどにはこの人を呼びましょう。
・ 会社の行事についての計画はこの人と一緒に立てましょう。エンターテインメント性とイベントのメッセージ性の両面から良いアイデアを出してくれるでしょう。

やはり人と会う仕事がいいのかもなー。
イベント向きなんだなー。

トータルで思ったこと

マニュアル作成もキライなわけではないんですよね。
わかりやすい図や説明を作るのはすごく楽しいし、向いてる面もあると思う。とうぶんはこの仕事でもいいのだろうな。
けど、これから先ずっと、というのはイヤだ。
もっといろんな仕事をしてみたい。

マーケもやってみたいし、チームワーク系研修にも携わりたい。
サイボウズ式編集部にも入りたい。
チームをよくするスクラムマスターもおもしろそう。(開発できないけど。)

孔子の「四十にしてまどわず」というのがあります。
ついさっきまで「四十にして惑わず」は、「自分のやるべきことがわかる。」という意味だと思っていました。
でも、どうやら「四十にして或(くぎ)らず」という説もあるそうです。これは「自分を限定せずもっと可能性を広げなさい」という意味だそうです。
ホントかウソかわからんけど、ウソだとしても後者のほうが今の私にあう、ありがたいお言葉だなぁ。

自分の得意なこともわかったことだし、可能性を限定せず、どんどんやりたいことをやっていこうと思います。

プライベートのコミュニケーションで若干ストレスもあったけど、ストレングスファインダーにめっちゃ承認してもらい、たくさんの楽しい人と会ってるほうが私にはいいんだなぁとわかり、職場復帰欲がふつふつと湧いてきました。

そろそろ、保育園入園の準備をはじめよう。

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