バスケ素人おばはん 千葉ジェッツにハマる

「諦めたら、そこで試合終了ですよ」

なにかを諦めそうになったとき、私の頭には必ずあの太ったおじさんがあらわれる。

そう。
漫画「スラムダンク」の安西先生である。

こどもの頃、たまたま見た週刊少年ジャンプにスラムダンクが連載されていた。
「あ、この漫画、たしか流行ってるやつだな」
と、ページをめくってみたら、ロン毛の三井寿と、桜木・流川が血だらけでケンカをしているところで、そこからしばらくの間、私は「スラムダンク」というのはケンカの漫画だと思っていた。

その後、アニメ化されたスラムダンクはものすごい人気になり、君が好きだと叫びたい男子たちはこぞってバスケット部に入った。

私の実家は、秋田の超過疎村だったが、そんな田舎にまでも、バスケットボールの人気は波及してきていた。
兄がアニメを見て、マンガを購入しはじめたことで、私も無事、スラムダンクの真実(ケンカよりもバスケットがメインであること)を知ることができた。
もちろん、冒頭の安西先生のセリフも。

そしてなにをかくそう、実は、私も少しだけバスケットをしていた。
ただし、スラムダンクに憧れたとかそんなポジティブな理由ではない。

今はどうだか知らないが、私の地元の小学校は、
「3年生以上は女子ミニバス、男子野球」
というように部活が強制だったのである。

私は「走る」「とぶ」などシンプルな運動は比較的できる方だったが、球技センスはまったくなかった…。
ミニバスの試合で思い出すのは、肝心なところでトラベリングしてしまったり、絶好のチャンスでレイアップシュートを外す残念な思い出しかない。
ドリブルしていて顔面にボールが当たり眼鏡が飛ぶ、というマンガみたいなこともあった…。

そんななので、バスケットにはあまり良い思い出がない。

そんな私が。
アラフォーにもなって。
バスケットボールに興味をもつようになった。

理由はかんたん。
長男がミニバスのスポ少に入ったのである。

千葉ジェッツふなばしとの出会い

千葉には千葉ジェッツふなばしというプロバスケットボールチームがある。
バスケットにまったく興味がなかった私だが「千葉ジェッツ」は知っていた。

なぜか。

やたらと街で目にするのだ。
地元の商店街には「CHIBA JETS」とかかれた赤い自動販売機があるし、選手のポスターもたくさん貼られている。
駅の階段が、千葉ジェッツの広告になっているのも見たし、ふなえもん(船橋市のゆるキャラ。正直、あまり可愛さは感じられない…。)とJETSの服をきたピンクのゾウさんの旗も頻繁に目にしていた。

なので、息子がミニバスを始めてすぐに
「あ、そういえば千葉にプロバスケットボールチームがあったな」
と思い出すことができた。

ミニバスの練習がない日曜日。
暇をもてあましていた我が家は「プロの試合を見に行ってみよう」と思い付き、ふらっと行ってみることにした。

初観戦は、昨シーズン(2017-1018)のホーム初開催節。京都ハンナリーズ戦。

私はその試合でバスケットボールのおもしろさに魅了されてしまった。

バスケ観戦。
めちゃくちゃ楽しいのだ!!

千葉ジェッツのここがおもしろい

ジェッツの何にはまったのか。
その魅力を私なりにまとめてみる。

1) 試合がおもしろい

これは千葉ジェッツというより、バスケットボールの特長になるんだろうが、得点がたくさん入るので見ていて飽きない。
波があるスポーツでもあるので、マンガのような逆転劇もちょいちょいあり、それもまたおもしろい!(波があるのは、バスケに限らないけどね)

2) 選手が近い

アリーナスポーツならではの特長だと思うが、サッカーや野球と比べると選手が近い
とても近い。
我が家の初観戦は、アウェー側2階自由席だったのだが、それでも選手の顔や番号が余裕で見えた。
目を凝らさなくても人が識別できるってのはそれだけで観戦のストレスが減る
まだ未経験だが、1階指定席やコートサイド席に座ったりしたら、選手とコーチのやりとりも聞こえるのだろう。
臨場感が他のスポーツとは桁違い!

3) チケット代金がお手頃価格

お金を出して他のスポーツを観戦したことがあまりないので単純に比較はできないが、欲張らなければチケット代金も比較的低価格。
我が家はブースタークラブに入っていないのでいつも一般販売でチケットを購入している。
いつも買う2階指定席は大人1人¥2,500-¥3,000前後。
8歳と5歳の息子たちも¥1,500-¥2,000前後なので、家族で¥10,000あればお釣りもでて十分楽しめる。

しかも。
他のチームはよくわからないが、千葉ジェッツは千葉の少年少女に優しい
バスケをしている少年少女はもれなくJBAに選手登録というのをするのだが、千葉では選手登録すると「千葉ジェッツプレイヤーズパス」というのをもらえる。
これを当日、専用の入り口で見せると、2階自由席が無料になり、さらに付き添う保護者も割引価格になる!!
(満席の場合は入れないこともあるので要注意)

我が家も観戦の初期の頃は、このプレイヤーズパスを使ってリーズナブルに観戦を楽しんでいた。
最近は、席取りが面倒になり、指定席をとってしまっているが、はじめて見に行くときの敷居が下がるし、すごくいいシステムだと思う。

4) 富樫勇樹がいる

バスケに興味がない人でも知っているいちばん有名な選手は、昔も今も田臥勇太だが、ここ最近のわかりやすい注目株は、なんといっても富樫勇樹だと思う。
富樫選手は身長が167cmと、バスケットボール選手のなかでもかなり小柄。
身長が高いほど有利なバスケットボールの世界において、この身長は圧倒的に不利だと思うけど、そんな身長差をまったく感じさせないほどの活躍っぷりで、とにかくプレーひとつひとつに華がある。
ドリブルがすごい!
動きがめっちゃ速い!
ふわっとしたシュート(フローターシュート)がすごい!
3Pシュートがすごい!
笑顔がかわいい!!(←おばはんのミーハー心)

地上波のテレビでバスケットが話題になることはめったにないが、そんななかでも富樫選手はときどき特集を組まれたりしていて、バスケを知らない人からも認知されている。
そういう存在がチームにある、というのは千葉にとってはとても大きいことで、ジェッツ躍進の鍵のひとつなんだろな、と感じる。

5) 広報活動、SNS戦略がうまい

Bリーグ全体が、若い人をターゲットにしていてSNSでのアピールに力をいれよう、という方向性らしいので、ジェッツに限らず、他チームもSNS戦略や広報はイケてるほうなんじゃないかなぁと思うかが、そのなかでも千葉ジェッツの広報活動はウマい。

広報担当が「イケメン広報」として、全面に出ているのもおもしろいし、そのイケメン広報、かなりマメに発信・エゴサしているので、ジェッツについて呟くとけっこうな頻度で「いいね」してくれる。
それがちょっと嬉しい。
イケメンがおばはんに微笑んでくれた感がある。

広報だけではなく選手もTwitterやインスタをやっているので、選手の日常や普段の様子が見れるのもまた嬉しい。選手とイケメン広報がTwitterで絡んでるのも楽しい。

あと、YouTubeには「ジェッツチャンネル」という公式チャンネルもあるが、これもまたおもしろい。

ちなみに我が家がジェッツにはまったのは、
試合観戦」からの「ジェッツチャンネル
という流れ。
試合を見に行ったあとジェッツチャンネルを見て、富樫選手以外の選手について知り、選手たちの仲の良さや愉快な一面を見てチームのみんなを好きになる、みたいな。
5歳児の次男は、動画最後に流れる阿部選手(今季は富山グラウジーズ)のマッチョなプロテイン動画を見て爆笑し、ジェッツ大好きになった。
べべさん、ありがとう!!

6) 島田社長がすごい

千葉ジェッツはもともと赤字続きの弱小チームだったそうな。
そんなチームをたてなおしたのが、千葉ジェッツふなばし代表取締役社長の島田慎二さん。
経営の黒字化、会社理念とチーム理念づくり、従業員の意識改革、働き方改革、講演による他チームへの支援、お客さんへの情報発信など、仕事への本気度がマジでかっこいい。
あと、千葉ジェッツの企業理念は「千葉ジェッツをとりまくすべての人たちとともにハッピーになる」なのだがこれが本当にいい
私は、自分が今いるサイボウズの
「チームワークあふれる社会を創る チームワークあふれる会社を創る」
という理念にも、ものすごく共感していて本当に大好きなんだけど、それと同じくらい千葉ジェッツの理念も好き。
「すべての人たちをハッピーにする」
ではなくて
「すべての人たちとともにハッピーになる」
ってのがいい。
理念に「ハッピー」というワードが入ってるのが最高だし、「自分たち」もちゃんとハッピーになることを忘れていないのが本当にいい!

あと、会社だけでなく、選手たちにも「アグレッシブなディフェンスから走る」というチーム理念がある
ジェッツの試合をみていて気持ちいいのは、その姿勢が目に見えること。

アグレッシブなディフェンスをみると「おおっ!」と思うし、走って速攻を決めているのを見るととても気持ちいい。
理念を体現している選手は本当にかっこいいし、子どもたちもちゃんとわかっていて、大人と一緒に興奮・感動している。
目指してるものがはっきりしていて、それが体現できている様子をみるのは、自分に関係なくても見ていて爽快な気持ちになる。

ていうか、今、私がこんなふうに語れるように、会社やチームの目指してるところを社員や関係者でもない私が知ってて語れてしまうってことがすごい。
こういう、私のような普通のお客さん一人一人にまで理念を浸透させ、一緒に巻き込んでしまう。。
そこらへんも島田社長のスゴさなんだろな。


7) 試合の演出がすごい

アウェイ会場を知らないので、比較はできていないが、試合演出がとにかくすごい!

試合開始1時間前から始まるオープニングフライトでは、プロジェクションマッピングが毎回あって、チアさんとジャンボくんのステキなダンスもある。
ド派手でかっこいい選手入場やスターティング5の発表に、毎回ふきあがる熱い炎。
大音量の音楽にあわせて応援するので声を出すのが恥ずかしいなんて思うこともないし、試合に一喜一憂している観衆を見るのもまたおもしろい!
たった1分間のタイムアウト中もチアさんが踊るし、ハーフタイムには有名人も登場する。
シュートが入ると毎回ジャンプして喜びを表現するお客さん(なかじまさんというちょっとした有名人)もいる!
「ふなばしにこんな熱い空間が?!」と驚くほどの徹底的な非日常感の演出と、目の前の試合に一喜一憂できるマインドフルネス感。
なんていうか…ホントにクセになる!!
わたしゃ、あの感じが好きすぎて、Spotifyでジェッツの会場で流れる音楽を集めたやつを聞きまくってるよ(笑)

8) サービスの充実度・改善速度がすごい

今年に入ってからフードサービスが大幅に改良され、メニューも豊富でおいしそうなものが並ぶようになった。

が!
それが故に問題も発生していて、フード行列がエグい…。
去年とは比較にならないほどの行列ができていて、ぶっちゃけ不満の声もあがっている。
正直、私は並ぶ気にはならない。

ただし、そこで諦めないのが千葉ジェッツのすごいところ。
開幕戦後、Twitterでお客さんからの声をひろい、すぐに改善できるところは取り入れている。
たとえば「並んでいると試合が始まっても見れないので、フードを待ってる間にも試合が見れるようにフードコーナーにモニターをつけてほしい」という声をひろって、次節にはすぐさまモニターを設置
行列の抜本的な改善ではないけれど、できることは徹底的にとりいれる。
できない理由を探すのではなく、どうすればできるかを考え、実践する。

さらに、抜本的な解決策も考えていて、今後は、店頭に並ばなくてもスマホアプリで注文・支払いできるようになるとのこと!
私たちはフードをとりにいくだけ!!
(もちろん、直接購入するやり方も残してくれるので今までどおりの購入方法もえらべる)

このサービスが始まってどうなるのか、本当に楽しみ。
オプション料金で席まで届けるサービスも一緒にやってくれたりしたらもう最高!
贅沢な人たちはお届けサービスで贅の限りを尽くし、デジタルネイティブな一般庶民も店頭に取りに行くだけでよくなるので並ぶストレスから解放される。
こうなれば、アプリを入れていないはじめての観戦者やスマホをもたない人たちも、さほど並ばずに購入できるようになるのではないかしら?
このサービス、どう展開するのか、楽しみでしかない!!

フード以外にもサービスの充実度は素晴らしくて、子どもを遊ばせるボヨンボヨンコーナー(空気のトランポリン的なやつね)もあるし、託児コーナーもあって、子どもを預けて観戦することもできる。
それ以外にもスタッフさんも感じいい人たちばかりで、そのホスピタリティーの高さは夢の国に近いものがある。

おわりに

まだまだありそうな気もするけど、私なりにジェッツの魅力を語ってみた。

昨年から、息子のミニバス練習がない日曜日には、足を運ぶようになった千葉ジェッツの試合観戦。
今季は「行けるときには行く!」をモットーに、週末に片付けたいあれやこれやもうっちゃって、ジェッツ観戦に行っている。

で、こんなに行ってるんだし、こんなにおもしろいし、せっかくだから素人おばはんなりの視点でゆるい観戦記でもつけてみようかな、と思いたった。

なにぶん、バスケ経験もほぼないし、観戦歴もないに等しいので、バスケットの戦略的な話題や、分析的な話も展開することはできない。
ただ、そんなおばはんでもバスケ観戦を楽しむことはできる。

おばはんの日常と、ちょっとミーハーな観戦日記と思って、暖かい目で見てもらえるとありがたいです。

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mokoron

Bリーグ観戦記録

千葉ジェッツの試合観戦記録です。
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