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次男の不在

先週、私と次男と夫が溶連菌に感染した。
(検査したら陰性だったけど症状がまったく一緒なので私も溶連菌なんだと思う。あの医者、ヤブ医者だったし検査もテキトーな感じだったし。)

症状は、まず体に赤い発疹みたいなのがたくさんでる。熱も少し出て、大人は関節もすこし痛くなったりだるくなる。
その後、赤みは消えていくのだが、消えたあと、猛烈なかゆみがおそってくる。

かゆい。
見た目はなんもないのに、なんかめっちゃかゆい。
ちくちくかゆい。

私は先週、このかゆみに苦しんだ。
今週は夫と次男がかゆみに苦しんでいる。
特に次男がひどかった。

おとといの夜。
かゆみでなかなか寝付けず、アイスノンをふたつ導入し、夫がかゆいところをあれやこれや冷やしたり、なでたりしながらなんとか寝かした。

だが、夜中1:30すぎ。
彼はかゆみで目が覚めた。
かゆくてかゆくてたまらない様子。
夫と私で再びアイスノンをあてたり、こすったりしてみるものの、かゆみはおさまらない。
2:00くらいまでは寝かしつけようと頑張ってみたものの、「こりゃ寝ないで起きてたほうがいっそ良いのではないか」と思い始めた。
夫も同じように思ったようで、
「もう寝るのやめて、起きてようか」
と次男にいい、二人は一階のリビングに降りて、ゲームしたりして気を紛らわすことにした。

とりあえず、私は寝た。
(夫よ、すまん)

朝。
次男は結局そのまま朝まで起きていたらしい。
こんな、完徹に近い状態は彼の人生にとって初めてのことだろう。
学校を休むべきか、ちょっと悩んだが、ぶっちゃけ最近、子の看病や自身の体調不良で休みがちな我ら。
熱もないし、眠いだけならなんとか行ってほしい。

連絡帳に
「かゆみで寝られてないので、授業中眠くなるかもしれません。すみません」
と書いて、ひとまず学校に行かせることにし、私は出社した。

18:10、三男を連れて私は帰宅した。
長男次男は、学童に入っているのだが、帰りは2人帰りにしている。
私より少し先に家に着いて、宿題して待ってるのが彼らの通常スタイルなのだが、この日は次男、ソファで寝ていた。
どうやら17:30ごろから寝ているらしい。

そりゃ眠いよね。
だって、寝てないんだもん。

かゆくて辛かったろうし、寝てないし、とりあえず寝かせておくことにして、私達はご飯を食べた。

三男にご飯を食べさせ、自分も食べながら、ひさしぶりに長男とゆっくり学校のことについて話す。
いつもは長男が話してると次男が横からなんか喋ってきたりその逆もあったりで、なかなかゆっくり話せない。
話もあっちにいったりこっちにいったりするので、聞いてる方もワチャワチャしてしまう。
片方だけだとちゃんと聞けるわ。

食べ終わる。

静かだ。
一人寝ているだけでめっちゃ静か。
三男は1歳児らしくがさごそアチコチからものを出しては遊べといい、スキあらば冷蔵庫にいき、何かをねだってはいるのだが。

静か。

長男も、次男がいないとつまらないらしい。(まぁいるにはいるけど。)
「ヒマだヒマだ」
と連呼している。

子どもが3人だと日々ごちゃごちゃで、ゆっくりした会話もままならない。
誰が話しても、誰の話も、誰かによって中断される。
騒がしくって、やることいっぱいで
「ギャー」
となるんだけれども、誰かがいないとやっぱりさみしい。
(いや、寝てるだけだけど。)

誰かが不在だとなんとなく物足りない。
静かなのは、大人としては少し心地よくもあるけど、でもやっぱりちょっと寂しい。
それってなんかあったかくっていいなぁ、と思った。
私たちみんな、それぞれが欠けたら寂しくなる、お互いに大事な存在なんだよなぁ。
それってなんだかいいもんだ。

結局次男は、そのまま起きず朝まで熟睡。
かゆみもおさまって、めでたしめでたし。
みんなが健康になったことだし、ここからは通常モードで頑張るぞ。
(その前に厄除け行こう‥)

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