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ドライの良さと生花の良さ、"花を飾る"ということ

こんにちは!さむいです
今の時期は生花もよく保ちますねん

「生花ってどれくらい保ちますか?」
「ドライにするにはどうしたらいいですか?」

花屋をしているとよく聞かれることなのですが、普段ざっくりとしか答えられないので、ほんとのところのお話もこめて、生花、ドライフラワーのメリットとデメリットのお話です。あくまで私の主観なのでお手柔らかに。

生花

・生きている
・咲く、開く姿が見られる
・季節を感じられる
・色が鮮やかである
・香りがあるものも多い
・水がきらきらしてキレイ

こんなところ?
日本にいる事の喜びの一つに、四季があること、があると思うのですが

春、桜が咲いて、沈丁花が香り
夏、ひまわりが咲いて、緑がしげり
秋、葉が紅葉して、金木犀が香り
冬、木が寒そうになる、水仙の葉が伸びる

植物は季節の移ろいを教えてくれます。
それを室内で楽しめるのも生の花の良さかなあと思います。
このご時世のように、外出できないなら尚更!
生き物のパワーをもらえるのも生花ならでは。

あと案外保ちます。
お花屋では夏は3.4日、冬は7日くらいですかね?とお答えしていますが、これは生き物なので何が起きるか分からないからであったり
(実際めちゃ元気だったのに翌日急に萎れることもありました)
想定よりお客様のおうちがあったかかったりするからです。多分

私は花屋なのに水換えとかしないですが、保つものは2.3週間もったりしちゃいます。

花瓶はしっかり洗って水換えをする、水換えのたびに切り戻し(1cmくらい)をする
栄養剤を入れた場合は濁るまで水換えはしなくて良いですが、切り戻しはできれば毎日する

これでかなーり保ちます。おためしあれ
ちなみによく聞く漂白剤、10円玉なども実際効果あります。これは殺菌作用が効いて花の道管を詰まらせる原因の雑菌が繁殖しなくなるから。

ちなみに、誰にでも起きうる花を飾ったら部屋の掃除がしたくなる現象もなんとなく生の花のパワーかなと。

ドライフラワー

・くすんだような色味はドライならでは。
・質感もドライならでは
・香りが保てるものもある(ラベンダーとか)
・水がいらない、手入れがいらない
・見た目を気にしなければとても長く保つ
・おしゃれ笑

こんなところ?
自宅でも簡単に作れます。冬はぶら下げて置くだけでも良いですが、
シリカゲルを入れたタッパーに入れる、紙袋を被せてドライヤーをかけるなど、少し手間をかけるとより色味は綺麗に残せます。

わたしが販売していても、圧倒的に人気なのはドライ!

カーネーションやガーベラなど、水分が多いお花はクシャッとしやすいですが、
バラ、ユーカリ、ラベンダーなど、花びらに水分が少ないものは形が綺麗に残しやすいです。

よく、花束をもらったのでしばらく飾って置いて、枯れる前にぶら下げてドライフラワーにする!って方がいらっしゃいますが
ドライにするなら、早めに水から上げた方が、花が水を蓄えないので綺麗にドライになります。


ドライにも生花にも共通する事なのだけど、
"保っている状態"ってかなり人それぞれです。
色がくすんできた状態でもまだ大丈夫!という方もいれば
変色したからもうダメ。って人もいて

ドライフラワーは色が残っているうちは半年程度で、あとは日の当たり具合などでどんどん色は飛んできて茶色っぽくなってきます。
しかも埃をかぶる。
でもパリパリで崩れるから掃除は出来ない。
汚くなってくると愛でてあげられなくなってくるので、ドライフラワーも1年が限度かな、と私は思います。

もったいない!って気持ちは植物も嬉しいと思うけど、
綺麗なうちに、さようならをするのも植物のため。
私だったら、埃だらけになって色褪せて、もーこりゃ汚いね、と捨てられるのは嫌だなあ。

壁にかけっぱなしって意外と目に入らなくて、愛でることも出来なくなるので
私は、いやでも目に入るドアなどにはドライのリース
部屋には生の花、を飾るようにしています。


寝室には季節の枝物

長くなりましたが、

花を飾ることは、豊かな時間を作ること。
花を贈ることは、豊かな時間を贈ること。
時間って、時は金なりというほど貴重なものだから
せっかくなら、豊かに過ごしたいでしょ。

お化粧品や、洋服など、見た目を美しくするものばかりではなく、
自分の時間、にも投資をしてみると、ブランニューなわたしになれますよ!

おすすめ。

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