見出し画像

知っておきたい塗料の選び方

■ 油性塗料と水性塗料

大きく分けて塗料は『油性塗料』と『水性塗料』に分けられます。
油性塗料は溶剤として主に揮発性有機溶剤を、水性塗料は主に水を使用してつくられていて、乾燥する際に有機溶剤を揮発するものを『油性塗料』水分が蒸発するものが『水性塗料』となります。
みなさんが自宅で塗装をするときには、それぞれのメリット・デメリットを知って、ぜひ自分たちの生活に合った塗料を見つけて下さい。


耐久性


以前は油性塗料に比べて水性は長持ちしないと言われていましたが、水性塗料も性能が進化しており油性に劣らない商品も登場しています。
今はもう、油性塗料に比べて水性塗料は耐久性が低いという事は無いと言ってもよいでしょう。


におい


油性塗料は独特な臭いがあり、人体に害があるとされている有機溶剤(VOC)が含まれています。
それに比べ水性塗料は臭いがほとんど無く、有機溶剤(VOC)を低減していることで、環境にも人体にもやさしい塗料と言えます。


乾燥時間


種類によって違いがあるものの、基本的に油性塗料の方が乾燥時間が短く湿度や気温に左右されにくく比較的に気候を気にすることなく塗装することができます。
それに比べ水性塗料は主な成分が水の為、気温や湿度によっては乾燥に時間がかかる場合があり、0℃以下になる冬の北海道などでは塗料自体が凍ってしまうため、塗装をすることが出来ません。


塗装後の後始末


油性塗料の使い終わった刷毛などは、水では落ちにくい為 専用の薄め液などで洗います。
それに比べ水性塗料は水で洗い落とすことが出来るため、比較的後始末が簡単と言えます。


塗装を施した外壁とフェンス
(屋外用水性木材保護塗料)



屋外用水性木材保護塗料


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?