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隠岐の島ウルトラマラソン2019その1

隠岐の島ウルトラマラソン
100km の部に参加しました。
その振り返り。


大会前日。
七類港からの朝9時出発のフェリーに乗る。


ここから2時間半ほど船でゆられます。

さらば七類港。しばしのお別れ。

当日はあいにくの雨。
しかも島に近づくほどに強くなっていく。

写真がラスボスの住む島に渡る不穏な感じ。


波の高さが1~3mとの予報。

海を知らぬ私はそれがどの程度のものか
全然想像してなかったですが
船に乗ってゆられてみるとなかなかな揺れ。
過去これほどまでに揺れたのは
あんまり記憶にない。
過去4mで船出なかったらしいですが
それもなるほど仕方ない、と思いました。

西郷港到着前に見えた赤い橋。
毎年、ウルトラマラソンでここを走って越えるときの
高揚感を思い出しテンションが上がってくる。



この大会は今年で4回目の参加。

それもこれも初年度偶然知り合った
地元のおばちゃんがおかげです。
私にとって隠岐の島ウルトラマラソンが
毎年の挑戦であると同時に帰省感もあるのは
すべておばちゃんのおかげ。

今年も車で迎えに来ていただき、
お昼を食べ(地元のラーメン美味しかった!)、
うっかり忘れてた前日受付に向かう。

毎年前夜祭で盛り上がる会場ですが、
私は今年は前夜祭には参加せず
おばちゃんの買い物に付き添い。
GOKA温泉にも連れて行っていただき、
美味しい晩御飯もご馳走になる。
おばちゃんの息子さんと談笑などしつつ
翌日の準備をして就寝。


当日。


起床は3時半。
実際は3時には目が覚めてました。
朝食をいただき、おばちゃんに
スタート地点まで送迎いただく。
(毎年本当に感謝です)

前日のうちに用意していた
レストステーション行きの荷物と
フィニッシュ会場行きの荷物を
受付に預ける。

そして一番大事なミッション。

それは

トイレでお腹をスッキリさせること!

過去3回の参加でいずれも50km以内で
トイレに駆け込む率、100%。
前半、少しでもタイムを稼いでおきたい場面で
トイレで拘束される数分間は結構勿体ない。

そう考え、
今回は起床時にヨーグルト&ミルクの
乳製品ダブルパンチでお腹にプレッシャーを与え
スタート前に発動する計画を実行。

ここ最近のフルマラソンでも同じやり方を試して
ほぼ発動していたのですが、今回も無事発動。
この瞬間、ほぼ完走を確信しました。

一歩も走ってないけど。


さてスタート朝5時を30分ほど前にしての会場。
おもったよりも辺りは明るく、そして雨。
何なら少し肌寒い。


先導する白バイに乗って記念写真撮ってもらう人。
を、撮っている白バイの人。
を、撮っている私。
つまりポーズ決めているのは私ではない。



そして隠岐の島ウルトラマラソンではおなじみの
MC 石原早百合さんが今年もスタートから元気に
アナウンスしてくれている。

今年はこの荒天で前日の
伊丹空港から隠岐の島の飛行機が
運航しなくなったらしく、
石原さんの到着も危ぶまれていたと
SNSなどで知る。
もしこの元気なMCのないスタートだったら
物凄く寂しかったと思う。

間に合わせてくれたJTB、ナイス。
MC SAYURIさん、今年もありがとう!

そして小雨がパラパラしているので建物の影に退避。
あとはスタートを待つだけ。
雨が長引くことを考えて、久々にビニールポンチョを
身にまとっている。


今日はこの先、どんな展開が待っているのかは
誰もわかっていない。

決まっているのは
このスタートからゴールを目指すことだけ。



去年は制限時間の10分前にゴールという
散々な結果だった。完全に疲労困憊。
90kmまで到達したのにあと10km、
まるで完走できるイメージが沸かず、
リタイアも本気で考えてたのを思い出す。

もちろん悔しさもあるんだけど、ここまで
疲れ果てて絶望した気持ちになれるもんか、と
知らない自分を発見したし、
あの気持ちになっていた自分が怖かった。

その恐怖が焼き付いていたので
今年は隠岐の島100kmに向けて
きちんと練習をした。
あくまで完走を目指すレベルで、だけど。

フルマラソン以上のロング走、
コースの高低表を何度も確認し、
積極的に坂道練習もした。
去年苦しかったポイントを
乗り越えていくための対策も考えた。

すべては今日のため。

そして暑さを心配していた私に味方するように
天気は曇り。なんなら雨も少し。

どんな展開が待っているかわからないけど
楽しく走れそうな予感だけはしていた。

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