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ペーパードライバーが三輪バイクに乗るようになった話 01

ペーパードライバーたる所以

私は普通自動車免許AT限定を取得して以来、公道へ出たことがないペーパードライバーである。
私の住居は首都、一歩外へ出れば狭い路地にひしめく歩行者と自転車、そこをギリギリ通る車、大きい道路へ出れば初見殺しの車線変更や一方通行の罠。それらの攻略を余儀なくされるためいくら首都圏の公道で教習をしても運転への恐怖感は拭いきれないのである。
更に自家用車ともなればべらぼうに高い駐車場代はおろか税金や車検代…維持費が半端ないのである。
そもそも割りと交通の便利な場所に住んでいたため乗り物の必要性は皆無、実家では自動車が無いと生きていけないのだが今の私の生活圏では電動アシスト自転車さえあれば生きていけるのである。

よって免許証は身分証と化して早1○年…。

バイク購入のきっかけ

ひとつのボヤキが我が家に発生した。
「今度から子供のスクールバスポイントまで毎日往復一時間かかるがどうしよう?しんどいな。」
夫はこう提案する
「普通免許で乗れる三輪バイクがあるみたいだ。これなら君でも乗れそうだし後ろに子供も乗せられるのではないか?」

夫は10代から二輪や自動車を趣味や通勤で使用しており運転には慣れている。
ただ、3度もバイクで事故をやっているので間近で見ていた私は絶対にバイクにだけは乗るまいと心に決めていたのだ。
タンデムは何度もしているが毎回ふっ飛ばされそうで本当に怖い。こんな恐ろしい乗り物を勧めるだなんてどうにかしていると思った。

…が、「へぇ、いいんじゃない?(乗りたいとは言ってない)」等の適当な返事をしていると…

買ってしまったんである!

購入したバイク

ADIVA AD1 200 tre

https://adiva.co.jp/product/ad1-200.html

前輪が二輪、更に前輪同士の幅が広いのでトライクと呼ばれ、区分は側車付き軽二輪車になるようだ。
普通免許のみで走行可能、ヘルメットの着用義務は無し(危ないので着用推奨)。
イタリアのメーカーが作っているのでデザインが個性的でオシャレである。しかも屋根付きで荷物がたくさん入るし足つきも良い(この時点では「足つきとは?」状態)、女性にも扱いやすい(公式サイトより)車体なんである。
ネットで検索すると女性が運転しているレビューも出てくる。

これは私でも乗れるのではなかろうか!?子供を後ろに乗せても振り落とされなさそうだしデザインもかわいい。

この時点で私はバイクのことを非常に舐めていた…そう、実際に乗車してみるまでは。

02に続く(予定)

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