日記

今日は、友だちのとも子ちゃんと展望台に遊びに行く。

高い高い展望台で、中に景色が楽しめるレストランが入っている。

着いたタイミングで、私もとも子ちゃんもお腹が空いていたので、

着くなりまずレストランに行くことに。

とも子ちゃんは「エビフライ定食」を、私は「スカイスカイ丼」を注文した。

注文した後、私が

「いいね、エビフライ定食、絶対おいしいやつ!」

と言うと

「うん、スカイスカイ丼って何?」

と返ってきた。

メニューには、「スカイにちなんだ日替わり丼」とのみ書かれていたので、分からない。

私が

「分からないなあ」

と返すと、とも子ちゃんは

「絶対おいしいやつ!」

と言った。

そうこうしていると、エビフライ定食とスカイスカイ丼が運ばれてきた。

エビフライ定食は、大きなエビが3本乗ったやつに味噌汁とキャベツとご飯がついたやつだった。

そしてスカイスカイ丼、今日は「海鮮丼」だった。

店員さんから

「トビウオをふんだんに使った海鮮丼、スカイスカイ丼でございます」

とのことだったので

「トビウオですか?」

と聞くと

「トビウオ、飛び魚です、分かりますか?」

と返ってきた。

「『空を飛ぶ』にみたいなイメージで、スカイスカイ丼に、ということですね」

と言うと、

「当たらずとも遠からずですね」

と言い残して厨房に帰って行った。

2人で景色を楽しみながら、むしゃむしゃ食べていると、

とも子ちゃんが

「これ下歩いてる人とか見えるのかな?」

と言い出した。

すると、

「ちょ私今から下降りるから、手振るわ、見てて!」

と、とも子ちゃん。

席を立って、レストランを出て行く。

びっくりした。

残された私の目の前には、食べかけのエビフライ定食と、スカイスカイ丼。

正直スカイスカイ丼のトビウオがいまいちだなあと思っていたので、

さっきからとも子ちゃんのお皿の3匹のエビフライが輝いて見えていた。

下を見てみる。

とも子ちゃんはさすがにまだ見えないし、たぶん見えない。

「1匹だけ」はじめはそう思っていた。

3匹もいる。1匹くらい。

それから、気がつくと1匹半食べてしまっていた。

げっ、と思った。

げ、っと思っていると、携帯が鳴る。

とも子ちゃんだ

「おーい、見える?」

下をのぞいてみると、とも子ちゃんは見えない。

「見えないー」

と言うと、

「了解、じゃあ戻るわー」

と電話を切られてしまった。

15分くらいして、とも子ちゃんが戻ってきた。

それからまた2人で景色を楽しみながらむしゃむしゃ食べた。

エビフライの本数関しては、何も指摘されてなかった。

よかった、と思いつつもちょっと悪いなと思ったので

「トビウオ食べてみる?あげるよ」

と聞くと

「大丈夫!」

と返ってきた。

それからお会計をして、レストランを出る。

エビフライ定食は1250円、スカイスカイ丼は1350円だった。

妥当だと思った。

楽しかった。

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