日記(ぴろーん)


今日は、公園で感慨に浸っていると、

目の前を



ぴろーん



と白い細長いものが横切っていった。


すると直後、



びよーん



茶色い細長いものが横切って、

さっきの白い細長いのをキャッチしていった。

すごい。

見ると、

向こうの方でダックスフンドがうどんを口にくわえて喜んでいる。

それからダックスフンドは、そのまま飼い主のところにくわえて戻っていく。

受け取った飼い主は

「へい」

と再び同じうどんを投げる。

うどんは

ぴろーん

と飛んでいき、

ダックスフンドは


びよーん

と駆け抜けていく。

うどんがびろびろになるまで、数ラリー続いた。

私は感慨に浸っていたのも忘れて、しばらく見とれてしまった。

いつかこのダックスフンドにも、うどんのおいしさを知る日が来ると良いなと思った。

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