日記(かまくら)
今日は、朝から友だちのとも子ちゃんの家へ。
「かまくらを作ったので急いで見に来て欲しい」とのこと。
私は、急いで行った。
とも子ちゃんの家に到着すると、庭に道路面からでも分かるくらいの立派なかまくらが立っている。
すごい。
早速庭で見せてもらう。
とも子ちゃんいわく、
「大人2人入れる」
とのこと。
大きさ的に、もっと入れそうに見えた。
「入っていい?」
と聞くと、
「いいよ」
ととも子ちゃん。
かまくらに入るのなんて、何年ぶりだろう。
わくわくしながら中を覗くと、
犬小屋が真ん中にそびえていた。
びっくりした。
「え?」
と聞くと、
「中にジョンもいる」
ととも子ちゃん。
「ジョン」というのは、とも子ちゃん家の飼い犬のレトリーバー。
ジョンは犬小屋の中で寝ていた。
聞くと、
「庭という限られたスペースでできるだけ大きなかまくらを作ろうと思ったら、これがベストだった」
とのこと。そうなのね。
たしかに、他の場所は野菜や花が植っていてかまくらを立てる敷地を確保するのは難しそう。
ジョンはこれでいいのだろうか?
ともあれせっかくなので入らせてもらう。
私がジョンのいるかまくらに入ると、あとからとも子ちゃんも入ってきた。
入ったところで、たしかにちょうど大人2人という感じのサイズ感。
するととも子ちゃんが
「キャンドルとか点ける?」
と言い出すので、
私は
「ジョンもいるし、やめとこう」
と止めた。
すると
「そうだね」
ととも子ちゃんは言った。
それから私たちはかまくらを出て、とも子ちゃんの家を出て、カフェに行った。
そんな冬の朝。
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