高齢者バッシング報道に疑問

先日、池袋で高齢者ドライバーが運転をする自動車が暴走し、若い親子が犠牲となる痛ましい事故がありました。

数年前には福岡では高齢者ドライバーが病院に突っ込む事故があり、高齢ドライバーが事故を起こすとマスコミが騒ぎます。

若い世代が同じ事故を起こしたらここまで騒がないはず。

実際、何年か前に若者の乗るバイクが交差点でタクシーと接触し転倒し、倒れたバイクが歩道に乗り上げ、歩いていた親子にぶつかり、幼いお子さんが亡くなる事故を目撃しましたが、マスコミはまったく取り上げませんでした。

そして、高齢者は免許返納をすべきだとコメンテーターが主張し、高齢者だけが悪いかのようなバッシングです。

不倫した芸能人叩きや、不祥事を措かした政治家へのバッシングと似ています。

このような報道に疑問を感じます。

なぜかというと、

高齢者バッシングは建設的な議論ではないからです。

自動車教習所の高齢者講習のあり方
高齢者の運転の法整備の問題
自動車メーカーの責任

など、社会基盤を見直さないと、そもそもの解決にはならないからです。

ここまで高齢者ドライバーをバッシングするのは自動車メーカーの欠陥や過失を見えなくさせるためではないかと思っています。

社会全体の責任と受けとめる報道をしていただきたいものです。

※ちなみに高齢者ドライバーの免許返納は賛成です。私がいいたいのは高齢者ドライバーの事故を取り上げるマスコミへの疑問です。

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