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Moloco 坂本達夫が直撃!人気ポイ活アプリ「トリマ」「ONE」の急成長の理由(ad:tech tokyo 2022 参加レポート➁) #adtechtokyo

こんにちは!Molocoです。
前回に引き続き、先日開催されたアジア最大級の国際マーケティングカンファレンス「ad:tech Tokyo 2022」から、Molocoが提供したセッションや展示ブースの模様をご紹介します。

※前回のレポート(カンヌライオンズCEOによる基調講演をご紹介しました)や、そもそも「ad:tech」って何?という方はぜひこちらもご覧ください。
https://note.com/moloco_japan/n/n84d57d3f1c5c

今回のセッションでは、Molocoのソリューションをご活用いただいている、いま人気上昇中のポイ活アプリ「トリマ」を運営するジオテクノロジーズ株式会社から北谷 尚大さん(プロダクトマネージャー)、「ONE」を運営するWED株式会社から山内 奏人さん(CEO)のお二人をゲストにお招きし、これまでの成長の秘訣はもちろん、軌道に乗せるためにご苦労されたことなど、思う存分語っていただきました。

Moloco日本事業責任者の坂本達夫による直撃セッション!
アプリマーケからスタートアップでの仕事についてまで、濃厚なトークをご紹介します!!

登壇者:写真右から「トリマ」北谷 尚大さん(@chatangonguitar)、 「ONE」山内 奏人さん(@5otoyam)、Moloco・坂本 達夫(@tatsuosakamoto)

「トリマ」は、移動することでポイントがたまるポイ活アプリ。貯まったマイルは、Tポイントやアマゾンギフトカードなどに変換できます。
現在、1,100万ダウンロードを突破し、ユーザー1人あたり1日平均7回起動するほどの驚異のアクティブユーザー数を誇ります。

トリマを運営しているジオテクノロジーズは、地図会社として創業25年以上の企業です。(ジオテクノロジーズは、2021年6月に親会社である「パイオニア株式会社」から独立し、2022年1月には「インクリメントP株式会社」より「ジオテクノロジーズ株式会社」に社名変更をいたしました。)
最初は地図を整備し、自動車メーカーやIT企業向けに地図を作成していましたが、それをより現代風に仕上げ、立ち上がった新規事業が「トリマ」でした。

一方、「ONE」はレシート買取でお金がもらえるアプリ。「いつもの買い物が楽しく、お得になるアプリ」をコンセプトに山内さんが16歳の時にリリースしました。ONEを運営しているWED株式会社はスタートアップとして資金調達をしながら、どんどん成長を遂げている企業です。最近ではレシートの買取サービスのほかに、オンラインショッピング「ONEモール」も開設しています。

ここからは、北谷さん、山内さんと坂本のトークからほんの少し抜粋して、おふたりが運営されるアプリの裏側をご紹介します。

ーーONEとトリマが使っているMolocoのソリューションについて
(Moloco 坂本)「ONEとトリマの両社には、Moloco Cloud DSPを使用していただいています。DSP(デマンドサイドプラットフォーム)とは一般的に、広告主向けに使われるツールで、買い付けをはじめ、どの顧客層をターゲットにするかなどを一括管理することで最大限の効果を実現するプラットフォームのことを指します。Molocoでは、当社の強みである機械学習を活用しながら、モバイルアプリ専門に広告運用をしています。」

(トリマ 北谷さん)「Moloco Cloud DSPのメリットは、1インストールあたりの広告コスト(CPI)をおさえながら質の高いユーザーを獲得できることです。テレビCMなど様々なプロモーション手法を試験的に行ってきていますが、CPIの低さからMolocoのソリューションは継続的に使っています。」

ーーユーザー層について
(Moloco 坂本)「それぞれのポイ活アプリのユーザー層について教えてください。」

(トリマ 北谷さん)「トリマのユーザ層は、20代から30代の女性が1番多いです。やはりお小遣い稼ぎができる点から主婦層の方たちとは特に相性が良いと思っています。男性ですと、結構年齢が上の方も含めて、まんべんなくバランスよく取れています。30代以上の人で半分を占めているので、働く男性や年収が比較的高い人たちにも使われていますよ。」

(ONE 山内さん)「ユーザー層は『トリマ』に似てはいますが、若干若い印象です。インストール数は500万以上にのぼり、買取レシート数は5億枚以上です (いずれも2022年10月時点)。App Storeランキングでも1位にランクインしました。レシートに印字されている時間をみると、だいたい購入後15分以内にアップロードしているユーザーが多いので、『ONE』を使うことが習慣化しているユーザーが多いようです。」

ポイントやお小遣いを稼ぎながら、ゲーム感覚でポイントが貯まる点もユーザーに喜ばれる秘訣なんでしょうねぇ。

ーー大人気アプリの成長の秘訣について
(坂本)「人気のアプリ、成長の秘訣を教えてください。」

(トリマ 北谷さん)「トリマでは、ユーザーからSNSに投稿してもらうことで、新規ユーザーの獲得やオーガニックの露出を増やしています。例えば、アプリ内でルーレットを回すと特別な景品がもらえる機能があるのですが、景品が当たった際にSNSに投稿する導線を表示することで、ユーザーの口コミ、ひいてはユーザー数の増加につながっています。」

(ONE 山内さん)「ONEはリリース当初は注目度が高く、連日テレビなどで取り上げられたこともあり、ダウンロード数は30〜50万ほどにのぼりました。ですが、そこから更に50万ダウンロードを獲得することに苦労しました(苦笑)。そこで、ONEではペイド広告に大きな予算を割くことを決め、Molocoも含めオンライン広告を運用することに成功し、3か月で目標達成に成功しました!

その他にも消費財メーカーと協力して新製品を掲載したり、自治体と連携することでダウンロード数を確実に増やしたりしてきました。例えば、最近では物価高騰にともなう対策として横浜市と協力し、『レシ活VALUE』を開始しています。今までONEになじみがなかったユーザー層にまで着実に浸透し始めています。」

自治体の取り組みにも協力している点は会場にいらした皆様も驚き!!
物価高騰対策でポイ活を起用する地方自治体が増えそうですね。

ーー互いへの質問はやはり・・・アクティブユーザーを増やすためには?
(トリマ 北谷さん)「アクティブユーザーを増やすための秘訣は何かありますか?」

(ONE 山内さん)「グロースチームの設立が大きいですね。。グロースチームとは『アクイジション(新規ユーザーを増やす)』『リテンション(ユーザーを減らさない)』『アクティベーション(ユーザーにもっと使ってもらう)』の3点を実現するための、データ分析と企画立案を専任で担当しているチームです。

ONEでは、グロースチームが経営会議にも参加しています。アプリ開発チームとプロモーションチームが分かれているのですが、その両チームをグロースチームが包括的にみることで、課題特定と解決につながっています。グロースチームが経営面からみても、重大な役割を担っています。」

( 坂本)「お二人とも、本日は貴重なお話をありがとうございました。両社ともユーザーに行動変容をもたらすことができるアプリですね。会場の皆様も学べるところが多かったのではないしょうか。今後も、Molcoのソリューションで、両社のアプリの成長に貢献していきたいと思います。」

同セッションには50名強の皆さんにご参加いただき、立ち見の方もでるほどの大盛況でした!当日会場にいらした方々にも実際にポイ活を使用しているユーザーが多く、会場内でアプリに触れながら、おふたりのコメントに深くうなずく場面があちこちでみられました。

たくさんの方々と触れ合えた展示ブースでの2日間

Molocoの展示ブースでは、会期中2日間で200名近い方々にお立ち寄りいただきました。ありがとうございました!

「Molocoってなに?」「どんなソリューションがあるの?」「何ができるの?」など等、たくさんのご質問を頂き、直接ご説明させて頂くまたとない機会でした。特に「Molocoが良いって最近よく聞くんだけど、他の広告媒体と比べてなんでパフォーマンスが良くなるの?」という質問を一番多くいただきました(嬉!)。

また口頭での説明にくわえ、少しでもMolocoはもとより、DSPついても知ってもらおうと、ブースではMolocoの紹介に加え、簡単なDSPについての解説動画も上映しました。

https://youtu.be/j5SJJEt3jn8

日本でもグローバルレベルでも、急成長を続けているMoloco。
おかげさまで、海外ではそれなりの認知度を築き上げつつあるMolocoですが、日本での認知度はまだまだこれから!

今回のad:tech tokyoへの参加を通して、少しでも多くの日本のパフォーマンスマーケターの皆さんに身近に感じていただけたら、メンバー一同、頑張った甲斐があります。ありがとうございました!



Molocoブースにお越し頂いた皆さんには、Molocoバック&関連グッズ(中には会社概要やパンフレット、ステッカー、缶バッチ、充電マルチケーブル etc. )をご提供。大変好評で、用意したセット数をすべて配り切りました!

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次回は、株式会社電通デジタルの西本さん、株式会社ブランドジャーナリズムの西舘さん、Indeed Japan株式会社の鶴見さんと(順不同)、Moloco・坂本の4人による、デジタル広告のリスクについてディスカッションしたトークセッションの模様をお届けします!


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