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ダイレクトアジェンダ2022 リアル開催

2022年6月23〜25日にて「ダイレクトアジェンダ2022」が宮崎で開催されました。ECや通販等に関わるトップマーケターやパートナーが251人集結し、最先端のテクノロジーやノウハウ、成功事例を共有し、業種を超えて様々な課題を議論しました。また「ネットワーキングカンファレンス」を標榜しているので、参加者同士が会話&議論しやすいプログラムが多数用意されていました。

通販・D2C事業者同士はもちろんですが、有益な情報やソリューションを提供しているパートナーと共に熟考し、成長できる場でした。日本トップクラスのカンファレンスの一つになります。

ECや通販施策と3年後に起こるイノベーションとは?

2泊3日の合宿型カンファレンスの1日目のキーノートは、ダイレクトアジェンダの人気企画「ダイレクトマーケティングの現在と未来。今後3年間で起こるイノベーションとは何か?」で、ZOZOの山崎氏、資生堂の小椋氏、ミツカンの高橋氏、そしてモデレーターは西井氏で始まりました。

個人情報保護の観点からiOS14.5以降、ID取得が難しくなるアプリ市場、そしてWeb市場においては2023年後半ごろからクッキーレス時代が到来する事で、今までの広告プランでは上手く行かない。Big Tech系の媒体でも現在はパフォーマンスが悪くなっているというお話も出ていました。今までのような、この媒体をやっていれば大丈夫という考えではなく、もっと製品やサービスと親和性のメディアプランも必要だろうという事はとても興味深い内容でした。

デジタル領域に国境はない。

日本の人口減少、日本マーケットの縮小等、これからは日本マーケットだけで勝負するような時代ではないというセッションがありました。
そして、世界で勝負する為の施策を各マーケターの方々が挑戦できるような取り組みを手助けしたいという思いでサービスを説明されているパートナーもいました。
そのパートナーの話では、日本企業とすればインバウンドのみならず、アウトバウンドの勝負も必要になると力説。実際、EC(アパレル含む)で成功しているのは無印良品とユニクロ。これら企業は海外で成功する為に10年近く勝負をし、失敗の数も多いが、それを糧に継続してやってきた事が成功に繋がっているというお話は納得がいきました。

フラウド(アドフラウド含む)への啓蒙はこれからも続く。

今回のダイレクトアジェンダ2022でもスピーカーとしてフラウド(アドフラウド含む)セッションが3回もありました。
未だにフラウドに対しての意識が低い中、どのようにしてフラウド対策を行うか?それは意識と理解だと力説していました。つまりはフラウドに払うお金はどこに向かっているのかを各マーケターが理解する事が重要です。

フラウドは反社の収益源になっているという事を理解するだけで、フラウドを止めようという動機にもつながる。どのようにフラウド対策をするかという事が重要になってくる。2022年の今でも、フラウドへの認知向上、そして実際に実行に移す事が重要です。そしてMolocoはアドフラウド領域において愚直に取り組んでいるDSPとしてお客様に大きく貢献できるのだろうと確信しました。そしてプレゼントアワードではフラウドについてスピーカーをしていましたCHEQが3位を受賞していた事もあり、フラウドにおいてもまだやるべき事が多いと認識しました。

ダイレクトアジェンダ 2022 まとめ

ダイレクトアジェンダは勉強の場ではなく、皆がつながるきっかけの場というコンセプトは、とても素晴らしいと感じた。
実際、数多くのマーケター、そしてパートナーの方々とお話をする機会を与えてもらい、休憩時間の間でも様々な議論をする事ができて充実した2白3日の合宿だった。
各マーケターの方々が良く口にしていたのがファンづくり。如何にファンを熟成させるか?購入前の体験だけではなく、購入後の体験を如何に顧客に作っていくかは各企業毎、サービス毎で異なるが、ファンづくりに成功する為に、今まではポイント還元等がメインだったが、ポイントだけでなく、そのブランドに対する共感の度合いを図る為の施策などもファンづくりに取り入れて行こうとするマーケターがとても多かった。今後の日本マーケットの縮小、そしてID、クッキー等の制限等で大きくデジタルは変革をしていくが、その変革にスピーディーに対応し、早く失敗を重ね、早く成功への道を見つける努力をし続けた会社だけが生き残るというメッセージが、このイベントには含まれていた。大変充実した2泊3日のダイレクトアジェンダ2022だった。


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