見出し画像

先生のための教育辞典サイトが超絶良かった話

2年生の計算問題集に、次のような問題があったのですね。

73 - □ = 17
□ - 18 = 23

□の数字を求める計算ですが、娘はこれに苦戦しておりました。足し算の虫食いならすぐ分かるのです。問題は引き算の時なんですよね。

テープ図じゃダメなんですか!

パッと思いつく教え方は、テープ図を使うやり方です。

画像1

でも一応、Google先生に聞いてみようと検索すると、テープ図を使わない方法、移項っぽいやり方を指導している記事が何件かヒットします。

えぇ分かりますよ、私は大人ですから。そういう説明の仕方でも全然分かります。でも果たして小2にこの説明の仕方で良いの?テープ図じゃダメなの?と不安になったのですよね。

先生のための教育辞典サイト

色々検索するうちに偶然発見しました。もしかしたら有名なサイトなのかもしれないですが、その名も「Edupedia」。先生のための教育辞典というサイトで、ここに、教科別・学年別・単元別に指導法が載っておりました。

3年生では□は未知の数量を表す記号として使い、問題の示す通りに数量の関係を立式し、□にあてはまる数を調べることができるようにします。つまり、□を「数をかく場所」として扱うのです。そして次第に未知の数量を表す記号として使えるようにして、5年生の「文字と式」で□のかわりにa、b、xなどを使うように指導していきます。

ドンピシャーー!キターーーーー!
ん、でもちょっと待って?「3年生では」って書いてありますけども・・・これ3年生の範囲なの?ん〜?
・・・と色々思うところはありましたが、まぁいいです。

このようなことから、テープ図に表すと答えを求めるのになに算か分かりやすいこと、「たし算」に見えても、答えは逆の「ひき算」で求められるものがあることなどを指導するのです。従ってこの問題は既習事項です。
(中略)
教科書でも「四則計算相互の関係から逆算で求める方法」をまとめています。その場合、「たし算→ひき算で ひき算→たし算で」のように解釈されがちですが、例えば12−□=7のような場合は、□はひき算で求めることになります。

なるほど、なるほど。3年生でやるけど既習事項扱いだから、まぁ2年生の問題として出しても許容範囲なのですかね。
そして気になるのは、教科書に載っている計算の仕方。うちには3年算数の教科書がないので正確には分かりませんが、他のサイトで書いてあったように、「四則計算相互の関係から逆説で求める方法」が掲載されているのですね。

でもテープ図のほうが何算か分かりやすいとハッキリ書かれていて、私の疑問にもバッチリ答えてくれていました。機械的に覚えても良いのだけど、図で考える力を養いたいと思ったので、これにはひと安心。

Edupediaの内容を軽く紹介

算数以外の教科はどんな掲載内容なのか、少し紹介します。

小5社会
指導案集というタイトルにふさわしく、どのような資料を使ったら良いか、小ネタとして使えるサイトなど、様々載っておりました。

小4理科
骨と筋肉の働きについて、自宅の材料だけで簡単な模型を作れる方法なども載っております。小学校理科の単元は掲載が少なめに思いますが、眺めているとなかなか面白いです。

国語
国語については、集団授業の仕方に特化している内容が多いように見えて、自宅学習に活かすのは難しいように思えました。ただ、漢字の学習方法や教材紹介などは応用できそうです。漢字がキーワード登録されている記事の一覧がこちらです。

さいごに

わたくし、算数大好き少女だったのです。大学も理系に進学したので、分からない子の気持ちが分からない。中高ならともかく、小学校低学年の躓きポイントなんて、本当にもうさっぱり分からない。

自分の親が幼少期に特別何かしてくれたわけでもなく、どう導いたら良いのか・・・と途方に暮れておりましたので、ここまで細かく指導案を書いてくれているこのサイトは、本当にありがたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?