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漫勉neo カラーイラストを復習してみた(西炯子先生編)

NHK 漫勉neo 、20世紀少年の作者、浦沢直樹先生が一線で活躍する漫画家さんと対談する番組。

昨年の放送で、
少女漫画家の西炯子先生が、カラーインクでイラストを仕上げる工程を公開してました。

使用していたカラーインクは
ドクターマーチン

我が家にも20年前に購入したのが残っていたので、
放送の工程を参考にカラーイラストにトライしてみました!

目指すテーマは「少女漫画」

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使用した主な画材↑  

紙はアルシュ細目

西炯子先生の塗り方だと、ペン入れした主線の上に面相筆でど偉く丁寧にインクを重ねていく方法で、色の順番は
1.黄色いインク
2.赤いインク
3.水色のインク(深くしたいところだけ)

黄色と水色は似たような色のものがある。
が、赤はなし。。。他で代用を考える。

1  .主線に黄色を重ねる

西先生はトロピックゴールドという色を使用してましたが、カドミウムという色で代用。カドミウムだとちょっとキツめの黄色という印象。

20年ものとは思えぬ発色の良さ!描きたい気持ちが勝っているので、これで塗っちゃいます。

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2 .黄色の上に赤(ピンク)を重ねる

西先生使用のタンジェリンがないので、ホルベインの透明水彩、オペラというピンクで代用。
が、少し色が沈んでしまった!(やめときゃよかった)

3 .瞳にブルーを重ねる

西先生はアイスブルーという色でしたが、ないのでビリジャンという色のインクを使いました。

4 .背景を塗る

背景のお花は
透明水彩絵の具を使うことに。

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青、ヘリオターコイズ(シュミンケ) 紫、パーマネントバイオレット(ホルベイン)でアネモネの花を着彩。

ところどころにマロンブラウン(シュミンケ)を入れて濁りを加える

シュミンケはとても発色がいい。カラーインクにも負けてない。重ね塗りで厚みもでてきた。

人物はカラーインクで軽めに仕上がり、背景の重さとの差がちょうど良いかも。

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とりあえず完成!

少女漫画の女の子の瞳の中には、光がたくさんはいらないとダメと仰ってたので、普段よりも意識して、花も背負って、自分史上最大に盛ってみたつもり。

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後日、ポチった赤いインク、タンジェリンが届いたので、↑目の当たりに重ねる。。。

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タンジェリンはこんな色。肌色が綺麗になりました。

残念なところは、髪を塗りすぎちゃって髪の艶を出しそびれたところ。

少女漫画の髪の毛は艶が命なのに。。。。

そして作業して気づいたことは、絵画は面を魅せる、漫画は線を魅せるということ。

課題も色々みつかり、楽しい作業でした❗️

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