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10thで乾杯!! 衣装展示のガン見ポイント

過去、宝塚の衣装展示を諸々見てきた輩として、超個人的な衣装観察の仕方を晒します。
衣装見て「へえ、ふーん、そうかーかわいなー」と見て、写真を撮るだけじゃもったいない。 


衣装から妄想を膨らませて、じっくり楽し見る方法をお教えします。
衣装さんが、時間と手間をかけて作った結晶、ガッツリ観察しませんか?

私の入った回、あまり衣装をじっくり見ている方が少なかったように見えます。
こんな機会少ないんだから、みんなもっとガン見しようぜ!という気持ちで書きました。


ということで、ハロー!プロジェクトに所属するアイドル「Juice=Juice」の10周年お祝い企画展「10thで乾杯!!」が、10/27(金)から開催中です。

素敵な空間ですので、行ける方は行ったほうがいいです!

主に衣装についてしか書きませんが、入るまでと入口あたりの写真出すので、展示内容一部ネタバレします。



10月末、渋谷が厳戒態勢すぎるのでご注意を

ヒカリエ側から109方向を見た感じです

ミヤシタパーク寄ってからタワレコ行こうと思って駅出たら、一方通行で駅からミヤシタパークへ入るには少し遠回りしないとダメでした。
渋谷ハロウィン事変で警察車両が何台も止まってて、交通規制されてます。

警官もどれだけ配置したのかわかんないですが、あっち側にもたくさんいました。
ニュースでもいろいろ言われているので、あまり浮かれた格好をされている方は気づいた限り相当少ない印象です。
海外の方は、ちょっと浮かれた格好してるの見かけました。

10月末までですけど、渋谷駅から行かれる方は、思った通りのルートで歩けない場合があると思うので、気をつけたほうがいいです。


エスカレーターで不意打ちをくらう準備を

ぼーっと乗っていたら、急に現れるJuice=Juice皆さん!

3→4階 上りエスカレーター
ずっとJuice=Juice

最初の1枚目はアルバムのポスターで、あとはJuice=Juice×タワレコのポスターがずらっと貼られていました。
気持ちとカメラが追いつかなかったので、企画展見終わってから降りてエスカレーター登り直して撮りました。

7階から、階段で8階の会場へ

壁に企画展のポスター
階段の下に、ガチャが並んでいます

さあ、7階でエスカレーターを降りて、矢印の方向へ進み、階段へ。
ここで待ちましたが、思った通りのルートでたどり着けず予約時間ギリギリ到着に。
10分前集合とは書かれていますが、開始時間が予約番号順で呼ばれる方式だったので、ほぼ待たずにすぐ順番呼ばれて入れました。

階段正面から見ると、大きなメインビジュアルが登場します。
上がりますね。ワクワクします。

メインビジュアルの壁が円形なので、
ロゴをきれいに写そうと思うとメンバーが歪む
どうやったら皆さんをきれいに
写真へ収められるの…
8階

入場時に撮ろうとすると、予約で入場される前後の方がいてご迷惑になりそうだったので、退出する時に撮影。
予約入場時間を避ければ、この辺の絶対みんなが写真を撮りたいゾーンは空いていたので、予約制で入っておいて良かったです。

ずっとJuice=Juiceの曲流れてるの最高

会場に入ると、好きな曲ばっかり聞こえてきます。
なんだこの空間、無敵だ!

きっと周りの方々だって、心の中でノリながらペンラ振っていたことでしょう。

曲を聞くのは基本イヤホンで移動中や、なにかの作業中なので、こうやって広めので、そこそこの音量で曲を聞くのもいいなあって思えます。

私がハロプロをよく知らなかった時代のポスターが貼られてて、CD発売告知動画がずっと流れています。
見れるの嬉しい!

コメントや、告知動画は撮影NGですが、他の展示はすべて写真撮影OKなので、撮影しまくりです。

楽しみにされている方が多いと思うので、衣装以外のくわしい展示については、今回省きます。

ただ、みんなかわいくて素敵だったことをお伝えします。

入り切らない歴代ポスター


私は全てのMV見ていないので、最近の衣装以外はほぼ初見に近いです。
ずっとファンであれば、MVのあの部分で着ていた衣装だ!とすぐわかってテンション上がるところ、それがなく、単純に衣装観察を楽しみました。
そういう視点で、私なりのポイントを書きます。

お待たせいたしました。ではいきます。

衣装展示のガン見ポイントはここだ!

1.使用感から、本人を実感しましょう

松永里愛さんの衣装
ほつれ

わかりますか!?
この衣装、当たり前ですけどこれで信じられるでしょう?
ほんとに御本人が着ているんですよ!
着てるからゆえの「ほつれ」があるんですよ!

宝塚の衣装展示を見ていた時から、このなんらかの着た後を感じる、ほつれとか、クタッとしていたり、生地が擦れてほわっとなっている、首の後ろに取り切れないドーランがついている、などの着用感を見るのが無性に好きです。

本当に着てるんだ!って、より実感、妄想できるからです。

腕周り、袖、首周り、腰回りなどに発生しがちなので、この辺めっちゃ見て、興奮します。
だって着ているから、使っているから傷みは仕方がないです。

それが証拠、それが本物ということです。
近づいてみて、使用感を発見し、実感しましょう。

2.後ろ側を見て、妄想しましょう

衣装を見るときは、できれば前後左右全身見れるのがベストです。
裏側で着脱どうなっているのか知りたいですし、どう留まっているのかなどを確認したいのです。

特にライブ衣装は着替えがあるので、おそらく宝塚のように簡易着脱可能になってるはずです。
そういうの、見てみたい!
ただの興味、膨らみます。


でも、今回のようにケースに入れられて見える範囲が限られている場合は、その範囲で観察します。

この場合、一番端っこの展示だとから後ろ側が少し見えますね。

「イジワルしないで 抱きしめてよ」の宮本佳林さんの衣装

おや…

あ、後ろ、留まっていないですね。
奥の黒い衣装も、一番上が留まってなかったように見えます。

「留まってない=トルソーより衣装が小さい、細い」

通常、トルソーは成人女性より首も腰もだいぶ細く作られているものなのです。それより細いとは。

ここで当時のポスター見てみます。

宮本佳林さんがだいぶ幼く見えますね。
ああ、トルソーが大きいだけか!と納得。

10年前のリリース


10代前半の当時の衣装を着せるには、ちょっとトルソーのサイズがギリギリだったのでしょう。
すべてのシングルのリリース履歴を正確に把握していないので、衣装からわかりました。

わかっている人からすれば当然のことですけど、このように、衣装を観察することから何かを察することもできるんです!

そういうのが、衣装を観察してて面白い部分のひとつです。
正面以外からも見て、立体的に捉えてみましょう。


3.生地や素材を見て、感じるものや制作過程を妄想する

ポップミュージックの植村あかりさんの衣装

こんな服はないので、手作りではないでしょうか。
上半身部分に滝のようにジャラジャラついているフリンジ部分、動きが出るのでさらにギラツキが高まります。
手縫かミシンか、仕事を感じます。

こちらの衣装もパツパツでトルソーの線出ちゃってるので、衣装がトルソーよりも細いと思われます。
植村さんのスタイルな…!
生地も薄めでライン出ちゃいそう。

宝塚のショーも、総スパンコール衣装があるんですけど、ステージでめちゃくちゃギラついてオラつくんです。
そのイメージが湧きました。

そんな感じで、見てゆきます。

こちら、ライブ衣装です。

遠藤あかりさんの衣装

観察から妄想します。

この辺が気になります

上半身は、生地がいくつか組み合わさっていて、基本スパンコールで、舞台映えする衣装です。
ライトが当たれば、きらめくように見えます。

脇の方にかけて、軽量化のためか、スパンコールがあると擦れてはずれる可能性あるためか、同色のレースになっています。
でも、腕のレースとはすこし違う生地感も色味も異なるレースですね。
生地感薄め。
色は、きっと遠目から見たら、スパンコール部分と差がなく見えると思います。
こういうとこが、発見です。

ベルトのちょうちょの存在感。
ちょうちょ自身ギラついていて、この部分だけはメンバー全員同じように見えるので、手作りなのかな~とか想像をします。

スカート部分は、色々混じっている生地が採用されていて、その中のさわやかめの薄いミントカラーを拾って、フリルのカラーになっています。
なんだかエスニック感ある組み合わせのカラーです。

入江里咲さん衣装のスカート

メンバーによっては、この部分が全面に来ていたりします。
フリルも2段に!

メンバーごとにちょっとずつ違うのがいいですよね。
違いを見て、メンバーの意見なのか衣装さんの提案でこうなったのかな、などと妄想してみます。
例えば、入江さんはフリル2段で可愛さプラス、ミントカラーの面積を広くして、ポイントにしたかったのかな、など。

さらに、わかる方は、この衣装で行ったパフォーマンスを思い返すと、もっと素敵なのではないでしょうか?
ライブの思い出が、新鮮に蘇ると思います。



参考:この衣装でのパフォーマンス映像


ここで、譜久村聖さんの衣装を見てみましょう

ハロプロコーナーの端に衣装がいます

4階フロアのレジ前です。
モーニング娘。'23の新曲が発売し、コーナーができています。

(10/30 夜追記)
ありがたいことに、今日の注目の記事に選んでいただいた!
ので、
「え、あのモーニング娘。ってまだ続いてるの?」
という方に見ていただきたい、かっこいい新曲MV▼

ハロプロはいいですよ!
ヲタになると、こんな感じに変わりますが。

(追記終わり)


赤テープが邪魔ですが、ほぼ理想的な展示のされ方。

この衣装最近の中で一番好き

前後左右見られます!やったー!

近づいて見てみましょう。

お花

透けるフリルが重なって、上品なイメージです。
ただのスケスケではないです。
コサージュが紐で連なってつけられていて、動きが出ますね。
コサージュは、ピンクベースのものではなく、青いもの、紫よりのもの、さらに薄いピンクのもの、グラデーションになっており、立体感が更に出ています。

衣装のカラーを上手く拾って、コサージュにしています。
衣装がふんわり、透け感があるものに対して、コサージュは透けないで、はっきりした素材感と生地感です。

同じカラーを使っていても、生地感を別のものにしてるのがいいですよね!
異素材ミックス的な。
全体がのっぺりとしないで、立体的な印象になります。

服もそうですが、同じカラーでコーディネートしたとしても、素材を変えることで上級者っぽい雰囲気になります。

たしか、ライブでは白い小さいハットをつけていたし、腕と足にもフリルを付けていたので、これが完成形ではないです。

しかし、やっぱ好きですこの衣装。


ごちゃごちゃ言ってしまってすみませんが、総じてかわいい!


では、気になる後ろ側を見てみましょう。

これが裏側だっ!

チャックでの着脱が可能のようです!
ベルトも、ボタンで留める方式なので、パチンとやってジッパー外して着替えがしやすくなっています。
ベルトループが服部分の後ろ側だけにあるのか。

やっぱそうか、想像通りです!

ハロヲタになってから、ここまで間近にモーニングの衣装を見られたの初めてで嬉しい。後ろ側も。

ベルトのこんな後ろにまでお花あるの、かわいいです。
衣装さんのこだわりでしょうか、勝手に感じます。

この衣装全員分見たい!
展示してくれないか…!

参考:この衣装のライブ写真


だから、衣装展示は面白い

「こいつ、衣装一つで妄想捗りすぎだろ」と思われていると思います。
でも、私はめちゃくちゃ楽しいんですよね。
妄想だけならフリーダムです。

衣装って、なかなか近くで見られる機会がないから貴重だと思います。
映像で見られても、ここまでわかりません。

ただ白く見えた生地であっても、間近でみたら実は細かく模様が入っていたり、素材が違っていたりすることがあります。

遠くから見たらわからないのに、わからないとしてもここにこの生地を使うってことは、こだわりがあるんだと察するしかないです。
衣装という素晴らしい完成品からは、遡って妄想しかできないけど、それが面白くて、楽しいのです。

そして、なぜこの生地にこれをかけあわせたのかとか、もちろん疑問も生まれますが、答えは妄想するしかないです。
他にも、これ踊る時重そうだろうなとか、積み重なるフリルに振り回されて踊りにくそうだなとか、それでもステージではキラキラ笑顔で、ヒールでクルクル回っていたなとか見ていると、グッと来るわけです。


できれば、ガラスケース外で衣装観察できるいいので、タワレコのハロプロコーナーの衣装展示は、狙い目ですね。



「10thで乾杯!!」後半行きたいですし、そうじゃなくてもまたタワレコ行きます!


聖飢魔IIの衣装展示もあって面白かったです
こんな生地使うのか!
肩になんか乗ってるし


ちなみに宝塚大劇場にある、宝塚の殿堂っていう企画展示みたいなものの衣装展示例です。
数年前のものですが、ありがたい見せ方です。

頭腕足付きトルソー(マネキン)で
すべての装飾つき!最高!

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