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後ハッピーマニアを読んでいます

すっかり春になりました。この間まで寒かったのに、気づけば春。
私の住んでいる所でも、桜満開とまではまだいかないものの、5分咲きぐらいです。

さて、今年は寒かった冬の間、漫画を読んでいました。冬の間は家にいることが多いので、例年は映画やドキュメンタリーを見ているのですが、今年は漫画でした。

若い時と比べて、心の振幅が少なくなってきているので、フィクションとはいえ、映画や漫画は手っ取り早く、喜怒哀楽を体験できていいんですよね。

今年も、「ふぅーん、最近の漫画ってこういう傾向なのか」と思いながら、異世界転生王宮もの、ホラー・サスペンスなど、結構読みました。

しかし歳のせいなのか、最近の傾向なのか、以前だったら、途中は見損ねても最終回は見る!気になる!だったのが、今は途中で何だかなーと思うと、最後まで読まずにフェイドアウト。また同時進行で何本か読んでいるので、最終回ぐらいになると初期の感動、興奮は薄れ、話も忘れてしまい、、、一応読み終わりましたという感じです。

なのですが!見つけてしまいました!安野モヨコ先生作、「後ハッピーマニア」。今、読み始めてちょうど折り返し地点ぐらいです。最終回を迎えているのか、今も連載中なのかはよくわからないのですが。

アラフィフの私は、「ハッピーマニア」を連載当時、 feelyoung で読んでいました。いいのか、悪いのか、90年代・・・。主人公「重田カヨコ」は目茶苦茶だった。そして、同世代の私はリアルタイムで青春を送っていました。しかし当時の私は自分も青春真っ只中だったため、連載後半はもう読んでおらず、最後に高橋とカヨコが結婚したのも知らないままでした。(最終回が気になると言っておきながら当時からフェイドアウトしてます、、、)

そんな最終回も見ていないまま、前作の話もうろ覚えの中、「後ハッピーマニア」を読み始めました。感想は「面白い!」です。これは世代によっても分かれるかもしれません。カヨコは変わっていなかった!年齢、環境の変化、時代の変化はあるものの、基本カヨコは変わっていない。そして同世代だから、今だからこそ感情移入できるところもあります。安野先生、スバラシイ!

カヨコの何が面白いのかと思ってみたら、彼女は天然だから、計画性ないから。損得後回し、本能のままに生きているからだと思いました。損得勘定なしで、本能のままに生きていると、導かれるものがあるんですよね、、、。そして、ゲラゲラ笑った後、何故か少し疲れる、、、これは歳のせいか?

彼女は今だったら発達障害認定でしょう。少し気になって調べてみたら、今の若者はあまりカヨコの生き方には共感できないのだそうです。だって滅茶苦茶だから、計画性ないから。困ったら「橋の下の物件に住む」とか言うから。

これからどうなっていくのか気になるところではありますが、まとめも何にもないのですが、まぁアラフィフ、人生も半分すぎると、興味や関心は移っていくものの、根本的な性格って変わりませんわな、と思った次第です。

青春が戻ってきた!ではなく、カヨコも歳をとっていた、あれから15年。そのまま時が流れていたことに、感動しました。登場する人物の枯れっぷりもよきでした。

ありがとうございました!





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