先月末で会社を退職した。
短大を卒業、まで待たず３月に入社して、そこから１６年と７ヶ月。
超楽しかったし、超ムカついたし、超悔しくて泣いたこともあった。

初めての車購入、自分のお金で両親と旅行、初めての大失恋、推しが死んだこと、歯の矯正、夫と出会った日、全身脱毛症…そりゃ２０代を全て注ぎ込んで仕事をしていたので当然いろんなことがあって、成長とともに仕事はわたしの隣にあった。

それが今日から健康保険証もないし、国保にするか任継にするかもわからん状態。今まで会社が全て守ってくれてたから迷子の状態。

なんで辞めたのかって？

嫌いな同僚がいたから。

この人がいなかったら確実に私は仕事を辞めてないと思う。１６年もやってきて、慣れてるし知識もあるし、全てこなせる。

でも、
あいつが居なかったら結局のところ私は１つの会社（世界）しか知らない、視野の狭い人生を送っていたと思う。
転職活動、専業主婦、節約とか…
どれも自分にはあんまり縁のない言葉だと思っていた。

節約？そんなの時間なくてやってらんない。必要なものを適当に買って、不要ならば捨てる。必要になったらまた買えば良い。だって働いてんだもん。優良企業の正社員だもん。

やなヤツ〜！

あいつが居なかったら、わたしそんな人間のままだった。
まぁだから、曲がってしまった私を元の姿に取り戻すチャンスを作ってくれた大っ嫌いな同僚に、素直に感謝です。