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不育症検査結果 - 抗リン脂質抗体症候群。しっかり「不育症」でした!

夏過ぎまで一旦不妊治療はストップして夏を楽しもうと決めたので、久しぶりの投稿です。2度目の流産手術から1か月後、不育症で有名な杉ウィメンズクリニックへ行って参りました。

結果は抗リン脂質抗体症候群。ハッキリ言って私、「不育症」のカテゴリーでした!!!!不妊の原因ありじゃん!無くても辛いけどあっても辛い!

杉ウィメンズクリニックは本当によく聞くクリニックなので行ってみると、評判通りの良いクリニックでした。医師の方、看護師の方がイキイキと働いているお姿を拝見し、クリニックに来る私たちの気持ちを汲んでくださっている事が言動から伝わります。お会計や治療の説明も丁寧で、不安や迷いが無く心から安心できるクリニックでした。

初回の検査は血液採集と簡単な内診のみ。事前に説明がありましたが、初回は現金で¥128,000。クレジットカードを導入していないのは治療費に手数料を上乗せしないためとHPで拝見し、そういう所もまじめなクリニックだなと好印象を受けました。2回目以降の流産で不育症検査をする場合、東京都の不育症助成対象なので¥50,000が後から助成金で戻ってきます。

検査結果は1か月後なので再び来院。私の場合引っ掛かったのは以下3か所
・LA-ループスアンチコアグラント
・抗β2GP1抗体(これが基準の10倍以上…)
・カルジオピンIgG抗体
いわゆる、抗リン脂質抗体症候群、に該当しました。

杉山産婦人科のHPから文章を拝借しますと、「血液中の凝固因子(血液を固めて血を止める働き)に異常があると、血のかたまりである血栓がつくられやすくなります。妊娠中に胎盤の中に血栓がつくられる場合があります。そのような状態になると胎児に栄養が運ばれなくなり、流産や死産をまねく恐れがあります。抗リン脂質抗体症候群が代表的な凝固異常の疾患です。抗リン脂質抗体症候群とは、抗体が自分の体を攻撃してしまい症状を引き起こす自己免疫疾患の一つで、習慣流産・胎児死亡などを引き起こすことが特徴です。」

つまり、血が固まりやすく赤ちゃんに栄養が届かない、という事でした。

帰りの電車で調べれば調べるほど難病指定になり得るとの事で冷や汗が止まりませんでしたが…先生から言われて救われた言葉に「不育は原因が無いことが殆どですが、原因がある場合は治療をすれば妊娠を継続できる可能性があるという事」です。以下、日本医療研究開発機構のHPから拝借しましたが、11%の要因にあたる事になります。

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治療法としては移植した瞬間から出産間近まで、血栓しないように
・アスピリン
・ヘパリン(注射…)
を服用しながら妊娠を継続する、と言うのが現在の治療法の様です。3回以降の流産からはアスピリンとヘパリンの処方は保険対象になるそうですが、私のように2回の流産では全額自費だそうで、計算すると中古の軽自動車が買えるくらいの金額になりそうです。なんで保険対象に条件があるのよ!!!!!くそーーー!(汚い言葉すみません★)

杉ウィメンズクリニックで治療を開始する場合、最初の方に毎週通院のハードルがあるため、現在通っているオーク銀座レディスクリニックでアスピリンとヘパリンの処方が可能なのか、週明け先生とオンライン相談をすることにします。移植は秋ぐらいと考えていますが、準備は進めようかなと。

不妊治療をすることにあたり、後悔だけはしないようにと決めていました。ですが、今回だけは1回目の流産で不育症検査を行っていたら、2回目の流産は防げたのかもしれないなと後悔しています。

妊活していると、色んなフェーズでもう一人の自分が囁くんですよね「まさか私が」と。まさか私が「不育症」の定義に入るなんて、と。まさか囁きに何度騙されているんだ!体外受精だって早く始めればよかったと思っているじゃないか、私のバカ!

と言っても、時間だけは戻りませんので。次回の移植からはアスピリンとヘパリンを処方しながら頑張りたいと思います!稼がねば!

しかし、オークで断られた場合、血栓症の検査も兼ねて病院(例えば子宮筋腫で通う順天堂とか、、待ち時間の長さが悩み)か、杉ウィメンズクリニックか(遠さが悩み)。。悩む。。

杉ウィメンズは専門なので高額ですが、簡単な血液検査でも抗リン脂質抗体症候群は判明します。とは言っても、1回の流産で不育症検査をしましょうと言われる事は少ないと思いますので、ご自身で先生へのお伝えが必要そうです。流産をご経験されていて次のステップへ進むことを悩まれている方。現在の病院で不育症検査ができるクリニックでしたら、検査されることをお勧めします!