英語を話せたら何がしたい?ーボーダーレスクッキングを始めようと思ったわけー

自分の活動に常に熱い想いのある私だけど、
ボーダーレスクッキングを立ちあげたのにも私の個人的な体験に基づく熱い想いがある。


英語がしゃべれるようになりたくて、悪戦苦闘してきた10代。
大学の授業を英語で受けたり、英会話スクールに行ったり色んな勉強法をしてみた。

(経済の講義を英語で履修した時は、ほとんど内容が理解できず後悔した。つまりそんな愚策を取るほどあれこれ英語の勉強を試していた)


私に一番合っていたのは実践型で、友達を作って人と話しながら英語を使うのが継続しやすくて、結果的に伸びると感じた。

だから、国際交流サークルに所属したり、海外旅行で暮らすように旅するスタイルで英語も使いながら旅行したことで、旅行英語に留まらない英語を習得することができた。


でも「英語を向上させるため」に作った友達、って共通の話題があまりなく盛り上がらなかったり、段々相手に申し訳ない気持ちになったり、「英語の向上のため」に英語を話す機会を作っている自分に嫌気がさしてくるような、残念な気分もあった。


ーそういえば私、英語を話せたら何したいんだっけ?


自分にとって新しい世界観・価値観・人生観に触れられる体験をしたいんだ。


私は自分の視野を広げてくれる経験をするのが大好き。
だから、日本の田舎のご年配の方の昔の話を聞くのも大好き。
洗濯板で洗濯していた、かまどでごはんを炊いていた、そういうエピソードが私の視野を広げてくれるから。

私と違う「常識」を生きている人の個人的なエピソードに触れたときに、その方の人生の一コマを疑似体験させていただいたような気持ちになり心が踊る。

更に日本人だけでなく、違う文化の人からもそういうエピソードを聞けるようになれば、もっと新しい世界観や人生観に触れられるということは直感でわかっていた。

日本語話者としか触れ合えない人生だとしたら見ることのできない、違う文化を生きている人と話せる自分になりたい。


対等な関係で、共通の話題で盛り上がれる友達ができたら楽しいだろうな。


私は英語で何かを教えるという発想に至るまで、色んな回り道をした。


外国人の友達と料理を何度かするうちに、一緒に料理をするのは最上の文化交流だなとかんじた。

対等な関係だったし、共通の話題もあって、英語で一緒に料理をするその時間が幸せだった。


何年か後に、自宅で外国人に料理教室を開いてみた。


自分に発信できるもの(例えば料理が教えられるということ、という武器)を持つと、
英語話者の人が「習いたい!」という姿勢で、私に近づいてきてくれるので、
「英語を向上させるため」に付き合う友達とは全然違う関係性になることを体感した。


外国人が家に来てくれるって楽しい!
料理を一緒にできるって楽しい!


素人の私の料理を習いに来てくれる人がいるんだ!という感動があった。
料理の話題で話せる、料理を囲んで異文化交流できるという喜びがあった。
自分の料理のコンセプトをあらかじめ分かって来てくれるので興味の方向が似ている人が多く、会話がとにかく楽しい!
旅行では行けないような地域の人が家に来てくれる。
外国が自宅にやってくる。
日本人であるということだけで十分価値なので、飾らなくていい背伸びしなくていい安心感。
古くて狭いアパートでも楽しんでくれるんだと自信になった。
予約用のカレンダーを設定すると必ず満席になることにも驚いた。
(環境が今私たちを後押ししてくれているのもある。)

加えて、他の日本文化体験に参加して感じたのは、食はグッと人と人を近づけてくれるパワーを持っているので、仲良くなるのに素晴らしい助けになってくれるということ。


英語を話せると出会える人の幅が広がる。
だから、英語を使う機会を多く持ってほしい

「発信者」になった途端、楽しさが倍増した。
だから、英語を学んでいる人という立場に留まらず、自らが「英語で」何かを発信できるようになってほしい。


何の肩書のない私でも充実感を感じているように、誰もが発信者になれるストーリーを絶対持っている。


発信できそうなこと、興味の方向が料理や食に関連がありそうだったら、私たちがお手伝いさせていただけたら、こんなにうれしいことはない。
やりがいと楽しさに溢れる経験が待っているはずだ。

いつもありがとうございます! 金額の多寡に関わらず、応援いただくお気持ちに背中を押していただけます。