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中小企業診断士協会に入会したときの仕事の取り方と協会活動の落とし穴

中小企業診断士の資格を取った後、たいていは各都道府県の中小企業診断士協会から勧誘が来ます。もし独立を考えているのなら、かつ中小企業診断士以外のコネクション(監査法人とか税理士法人とか)がなければ入会をお勧めします。

中小企業診断士協会は独立への一歩

なぜならコンサルティングは口コミで紹介されるものであり、最初の仕事は先輩診断士からの紹介というケースが多いためです。

どの都道府県の協会に入ってもいいのですが、2012年ごろに一般社団法人に組織変更をした診断士協会は行政や金融機関との関係性が深くなっています。例えばですが、各都道府県の信用保証協会による専門家派遣は診断士協会が請け負っている場合が多いですね。また、診断士協会の理事や会員は様々な支援機関のコネクションを持っている方が多く、例えば支援機関の無料経営相談窓口のコーディネーターなんて仕事をご紹介、なんてよくあります。

入会したら仕事が来るとは限らない

ただし、入会したら仕事が必ず来るとは限りません。筆者は診断士協会で仕事をアサインする経験が長いので、様々な独立希望の診断士と「初めまして」の挨拶を行います。

筆者の個人的な所感で恐縮ですが、こんな挨拶する診断士には仕事は紹介したくないと思ってしまう例をご紹介します。

「事業再生のT〇〇講座を卒業して資格を取ったので再生支援が専門なんです!ぜひ使ってください」

「他県の診断士協会に所属して、専門家派遣はいくつもやっている実績があります。ぜひ!」

まず、最初の挨拶は再生支援をガチでやっている診断士からは失笑されるか、怒りを買うかのどちらか。資格やちょっとの勉強で再生支援の専門なんて言われたくないというのが本音。なお、再生支援がやや下火となった現在は事業承継が代替となります。

二つ目は二重の意味でアウト。一つ目は専門家派遣ができる程度の診断士は大勢いますし、わざわざこの方に頼む意味がないこと。もう一つはいくつも診断士協会に入っていると聞くと、「あなたのロイヤリティはどこにあるか」が不明だから。あちこちに八方美人をしていることがうかがえる一言です。

なお、初対面で仕事が来るパターンは、すでに公認会計士とか弁護士等で活躍していて診断士も取りましたーという方とか、ベンチャー支援とか海外支援などのコンサルティングを長年続けていてその業界に精通している「診断士でなくても十分に食べていけるくらいの実績がある方」です。特に他士業の場合は診断士と連携した仕事を行うことが多いもの。つまりこのような新人会員から新たな仕事や人脈、そこまでではなくても別の視点からの考察をもらえる期待が高まります。

仕事をもらうためにはGive&Takeが基本なのです。(これはどんな業界でも同じですけどね)

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中小企業診断士協会に入会したときの仕事の取り方と協会活動の落とし穴

しょうじももこ

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中小企業診断士が仕事で報酬を得るためのノウハウをまとめています。会社を辞めて独立したい方、副業収入を得たい方は読んでほしい発注側の本音。なお、筆者の本業は経営コンサルタントと研修講師。https://www.sorekara.info/blog/

ありがとうございます😊😊😊
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しょうじももこ

独立開業して10年目になる中小企業診断士。自分が仕事を得るまでの経験と、某診断士協会の理事になり多数の中小企業診断士に仕事をアサインしてきた実績をもとにして、中小企業診断士として独立開業するためのノウハウを提供しています。https://www.sorekara.info/
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