見出し画像

初めてメイクを頑張りたいと思えた。イガリシノブさんを称えて

私はメイクが苦手だ。
10代の頃はアトピー性皮膚炎に悩まされ、頬や首がいつも痒くて痒くてたまらなかった。中学生の頃から皮膚科で処方されたステロイド剤と保湿クリーム、化粧水をお肌の友達としてすごしてきた。

20代で社会人になったころ、不思議とアトピーは落ち着いた。その頃もメイクはあまり好きではなかったが、当時からテレビでよく流れていた資生堂の「MAQuillAGE」のCMが大好きで、憧れからファンデーションを買っていた。全盛期のエビちゃんにはなれなかったが、メイクを楽しんでるフリをしていた、と思う。

そして今はアラフォーになり、加齢に伴う顔のたるみ、シワ、シミが年々気になるようになった。同世代は皆同じようなものだろうが、これから40代、50代になったら、このお顔はどんなシワとシミのおばさんになってしまのだろう。とてもこわい…

そんな時に、たまたま、2018年9月に放送された『情熱大陸』をYouTubeでみた。
そこにイガリシノブさんがいた。
放送当時、私は転職して間もなく、娘はまだ2歳。仕事も育児もキツくてフラフラだったので、おフェロメイクどころではなかったように記憶している。

だが、今見返してみると、どうだろう。
今更ながら、イガリシノブさんのお人柄とメイク術に魅了されてしまった。
ご本人は撮影当時3歳の娘さんをシングルマザーとして育てており、講演や雑誌の取材、はては海外出張など多忙を極める人気スタイリストだった。
なのに、自然体の自分をさらけ出して、媚びたり自分をよく見せようという気がどこにもないみたい。ママ友になれそうなさっぱりした雰囲気の方だった。
しかもご本人も肌が弱くて、普段ほとんどメイクしていないという。まじか。
そして、思わず「この人、いいな〜」と感じるのはメイクが大好きで常にメイクのことを考え、試行錯誤していること。

お家からご近所の青山学院大学にこっそりいって、木陰から通学する学生の様子を観察し、流行りのメイクをチェックしているらしい。
また子供の寝かしつけのあとには、本の原稿を真夜中まで執筆しているそうな。(しかも見ていると手書きのようだった)

この人はメイクをするために、生まれた人なんだ。

そう思わずにはいられない仕事ぶりだった。

相手の顔をよく観察して、よりよく見せる・魅せるにはどうしたらいいか、するどい直感と探究心から積み上げられた膨大な知識の中で、正解を瞬時に判断して、その人をかわいくメイクしちゃう。

すごい。

ふと、プロデュースの化粧品サイトを見ると、どれもプチプラで高校生でも手が出せそうなお値段だった。

またまたすごい。思わず唸りそうになる。

「女の子がメイクすることで、それをベースに女の子に自信ができる。そうしたら勝ちって思う。」

かっこいい。惚れそう。アラフォーのおばさんだが、イガリシノブプロデュースの化粧品を買って、メイクしたくなった23時である。

本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。お疲れ様でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?