新年度ですね！
穏やかな陽気の下、フレッシュな気持ちで1日を過ごした方も多かったのではないでしょうか。

私はといえば…フリーランスになってからは、毎年「4月1日」といっても生活がガラリと変わることはありません。
クライアント企業さんの人の出入りや体制変更で新しい方と一緒にお仕事をする機会があったときに、「ああ、新年度だな…」と感じるくらいでした。

ただ、今年はせっかくnoteを書いているので、自分なりに新年度を意識し、社会人になった時のことを振り返っていました。

もう15年ほど前になりますが、私が新卒で入社したのは、従業員数1000名ほどの会社。歴史が長かったことや業種柄、社内の雰囲気はカッチリしており、仕事や人間関係は大変で、きついことだらけでした（何度も泣いたなあ…）。
ただ、上場企業だったこともあり、思い返せば福利厚生や研修制度などは恵まれていたと思います。給与水準も決して悪くはなかったはず。

フリーランスになってみて、当時もらっていた給料・ボーナス分と同じ金額を自分の力で稼ぐのは決して簡単なことではないと感じます。会社が、未熟な新人にどれだけ先行投資をしてくれたのかが、痛いほどわかります。

結局、私はその会社で働き続けることを選ばずに、違う道へ進みました。
でも、当時厳しく教わった社会人としての「基本姿勢」のようなものは、間違いなくその後の人生に役立っています。

「どんな経験も無駄ではなかった」と、今は心から感じています。

＊　＊　＊

新社会人になった皆さんは、今は将来への希望を感じていたり、あるいは不安でいっぱいだったり…複雑な思いもあるかもしれません。
また、これから働き続ける中で、いろんな悩みが出てきて難しい選択を迫られるときもきっとくるはずです。

私自身もまだまだ理想の未来に向かって道半ばなので、偉そうなことは言えません。
でも、ひとつだけ伝えたいのは、どこで、どうやって働くにしても、自分の人生のハンドルをしっかりと握って、大切にしてほしいということ。

誰かに決められた通りに動く人生ではなく、自分で考えて決めていく人生。

これは簡単そうに聞こえるかもしれませんが、実はそうでもないと思っています。本気で自分自身と向き合わなくてはなりませんし、時には覚悟を持つことも必要です。

でも、「自分で決めること」が当たり前になると、ちょっと嫌なことがあったときに周りの人や環境のせいにしなくて済みます。ある意味、すごく楽に、自由にもなれると思っています。
（天災・病気など、自分ではどうにもならないことも世の中にはありますけれどね…それは誰の身にも降りかかりうることですし、仕方がないのだと思います）。

自分の人生を大切に生きる人が一人でも増えたらいいな…なんて願いつつ、私自身も1歩ずつしっかり進んでいこう！とあらためて決意し、この4月を過ごしていこうと思います。