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旧加古川図書館の耐震診断結果について

2020.8.17


総務教育常任委員会 


旧加古川図書館は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 地上2階建。延床面積1157.4㎡
昭和10年に建設され(昭和49年に図書館として改修されています)重厚感のある多くの市民に愛された建物です。しかし、約86年間、耐震診断を行っていない公共施設でした。
一般質問で質問しましたが、旧加古川図書館の耐震診断を行うこと。また、市民との意見交換をし住民がどのようにしたいなど話し合うべきです。
今回、耐震診断を行ったことは大きな前進の第一歩であるため、評価します。

診断方法


第2次診断法により、構造耐震指標(Is)値等を算出し、その診断結果について、第三者委員会に評価を受けた

診断結果


構造耐震指標(Is)とは、建物の強さ、地震に対する靭性(粘り強さ)、形状、経年劣化等により算出される耐震性能を表す指標であり、数値が大きいほど耐震性能が高い。

診断結果(構造耐震指標(Is)値)


耐震性能の判定内容

建物の保存、市民との意見交換は?など委員から質問がでましたが、今後庁内で検討するとのことです。
今後は、企画部の所管となります。

その他の課題等


(1)コンクリートの中性化等について
コンクリートの中性化がかなり進んでいるため、全面的な中性化領域の回復(再アルカリ化工法等)や、躯体の状態確認が必要と考えられる。
(2)鉄骨トラスの施工状況について
鉄骨トラスと躯体との接合部のアンカーボルトが露出しているなど、施工状況が悪い個所がある。
(3)コンクリートブロックの閉塞壁について
公会堂時代の2階大ホールの舞台部分に積み上げられたコンクリートブロック閉塞壁について、
構造設計基準を満たしていない。

*️⃣上記の課題は耐震とは関係はない
耐震診断を行った際に出てきた課題箇所です。

#耐震
#加古川
#歴史建造物


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