DesignScrambleが最高だったから、セッションの内容と共に「経営とデザイン」を考えてみる

こんばんは!今週は東京ざんまいな名古屋のインハウスデザイナーnishitail(twitter:@nishitail1)でございます。AdobeMAXに引き続き、今日は「DesginScramble」に参加してきました。

本当に素晴らしいイベントでした。運営や企画に携わられた方々、ありがとうございました!構想から実現までに6年もかけられたとのこと・・・。複数のデザイン企業との調整など、少し想像しただけでその大変さを感じます。本当に頭が下がります・・・!

そのおかげで、素晴らしく充実した時間となりました。僕の中の「デザインとは」という問いに、少しだけ答えを見出せたかもしれない・・・デザイナーとしてターニングポイントになったかも、そう思えました。

今回のnoteでは、僕が参加したセッションの内容の振り返り・紹介と、その内容から考えたことをアウトプットしてみたいと思います。DesignScrambleには足を運べなかった方、デザイン経営というワードに興味のある方、是非お付き合いいただけると嬉しいです。

◇目次
@BIZREACHさん:LiveDesignについて
@mixiさん:「デザイン経営」の実践。渋谷メガベンチャー3社のデザイン領域 執行役員トークセッションについて
・DesignScrambleを通して「デザイン経営」について考えたこと


◼️LiveDesign(@BIZREACHさん)

まず一番最初にお邪魔したのは、BIZREACHさんのオフィスで開催されていた、「LiveDesign」でした。デザイナーさんが実際に手を動かしているとこなんてなかなかみることがないので、すごく新鮮かつ勉強になりました。

オフィスがオシャレすぎておののきます。可愛い。芝生可愛い。カフェも併設されていて、非常に雰囲気が良いです。

そして、LiveDesignスタート!のっけからafterEffectsが使用されてい、どうやらインタラクションまで踏まえたプロダクトパーツを作っていかれるよう!なんとなんと、普通にphotoshopなどでデザイン作るところを見れるもんだと思っていたので、良い意味でびっくり。

ガンガン作っていくBIZREACHのスーパーデザイナーさん。AEでjason書き出しされた後、Framerを使ってコードもガシガシ書かれていて、スキルの高さにまたびっくり。うちは新しい技術やソフトは様子見してから使うことが多いので、こりゃ東京に置いていかれるわ・・・とめちゃくちゃ危機感を持ちました。

ライブをしてくれたデザイナーさんはカラーコードを何もみず頭の中で計算して好きな色を記述できるそうで、BIZREACHさんの中でも超人のようでした、こわい。

ほほー!っと思ったのは、お話の中で出てきた「新人デザイナー教育にペアデザイン」を取り入れていらっしゃるというお話です。後輩と先輩がマンツーマンで作業しているとこを見られる仕組みがあるそう。こうすることで、後輩デザイナーさんは先輩のデザイン構築からたくさんのことを学ばれるそうです。そりゃ確かに、自分で調べて試して・・・ってするよりも先輩の手を見て気づいた方が生産性は高いですよね。とても良い取り組みだと思います、真似したい。

やっぱり、最先端をいく企業のデザイナーさんはスキルもすごく高いですね。今に甘んじず、しっかり時代を追ってスキルを更新していこうと思います、とりあえずFramer触る。


それから、BANKさんのショップのぞいたり、Goodpatchさんのカフェ(コミュ障すぎて輪に入れず速攻帰った・・・)などなど巡りつつ、本題のセッションへ・・・


◼️「デザイン経営」の実践。渋谷メガベンチャー3社のデザイン領域 執行役員トークセッションについて(@mixiさん)

このセッションが本日最大のお目当てでした。楽しみすぎてmixiさんの素敵オフィスやセッション中の様子をぜんぜん写真に撮っておらず・・・反省。

日本を牽引する4人のCDOのみなさま(CDOって名乗ったことないよと皆さん仰っておりましたが・・・)の、生のトークセッションを聞けるなんて、これほど勉強になることがありますか。

大まかにセッションのトーク内容をまとめるとこんな感じです

セッション内容まとめ
◼️「デザイン経営」って最近注目されてきたけど、昔から色々な企業が実践してきたことだよね、特別なことじゃない
◼️デザインとロジカルの中間、バランスを取ることが重要
◼️企業やサービス、市場の悩みを正しく捉えて解決していくことが大事。もしかしたら解決方法はデザインじゃないかもしれない
◼️デザインの責任者であると共に、会社の執行役員でもある。経営の目線もしっかりと持たないと、経営者と同じレベルで話せない、デザインの現場に目的やビジョンを翻訳できない。デザイナーが苦手なこと(経営や数字)から逃げないということは大事
◼️経営者と同じ目線話すためにすごく努力をしてきた。特別なことじゃなくて自身のミッションの達成や、経営者のとコミュニケーションを諦めずに続けてきただけのこと。CDOや執行役員という役職も気づいたらなってただけ
◼️いまだに手を動かすこともやめていない。経営の目的やビジョンを翻訳するには、手を動かして実際にプロダクトの形を作ることが重要。シュガーさんは「4:6(デザイン:経営、マネジメント)」で手を動かしている。手を動かす時間確保のコツは「朝の時間」で集中してやること。
◼️各社、UXなどの定性的な部分についての指標化はまだまだこれから。どこまでいってもやっているのは「事業」だから、サービスの何かしらのKPIには跳ね返るはずと思っているし、定性的な要素と両方見ていく必要がある
◼️経営にデザインを取り入れるって、企業が社会に対してより誠実に向き合うということだと思う、人間中心の課題解決って、社会に対して誠実に向き合う姿勢のことだと思う、それってすごく大事

モリモリですが、大事なこと多すぎて削りきれないよ!!!

すごく学びの多い内容で、デザイナーという存在が「絵作り」をするだけではなく「問題解決をする人」、そして「実際にその問題に企業の一員として立ち向かう人」になっているんだとビシビシ感じました。

皆さん仰っていた中で特に共通していたのは、「経営とのコミュニケーションを諦めない」ということでした。そして、そのコミュニケーションから生まれてきたものをデザインを通して翻訳し、市場やユーザーにはもちろん、社内のメンバーにも伝えていくのだと、それがCDOとしての役割なのだという部分です。


◼️「デザイン経営」について考えてみる

ここからはちょっと真面目に・・・。

今日1日、色々な企業の方々と触れ合い、話して、実際の空気を吸って感じたのは「デザイナーにとって今が一番面白い時代なのかもしれない」ということでした。こんなにデザイナーが「問題解決」を求められている時代は今までにないんじゃないでしょうか。

企業がアウトプットする事業や情報は、デバイスの進化によってユーザーにダイレクトに届くように変化してきています。そんな中で、僕たちデザイナーは単純な経営言語の「翻訳」ではなく、どれだけ企業、サービスの「意志や魂のようなもの」を言葉やビジュアルとして乗せられるかが重要だなと。

意志や魂を届ける時、それが企業としての本音であればあるほど、今まで以上に「どんな価値を届けてる集団なんだ?」と世の中からシビアに見られることになります。

そして、その価値というのは、「原石」みたいなもので、どれだけ役に立つサービスでも、使われなければ、知られなければ、好きになってもらえなければなんの役割も果たせないまま埋もれる時代です。「デザインというツール」を使って、その原石を磨くことで「世の中を変える宝石みたいなサービス」に進化させられると今の僕は信じています。

デザインで原石を磨く為に、変な近道はないと今回のセッションでわかりました。経営の言葉や思いを知って、形にして、みんなに届けて、そしてまた求められるものを作りにいく。これが純粋に「デザイン経営」なんだと思います。


◼️「デザイン経営」の実践に、明日からできること

まずは国が発表している「デザイン経営宣言」のドキュメントを読んでみましょう!僕もしっかり読んでみます。

http://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf

まぁ、そんなむずかし〜ことじゃなくても、日々の業務からできることはたくさんあるなーっと思います。例えば、プロダクトを作ってみる前に、なぜこのプロダクトが必要なのか?世の中をどう変えるのか?と上司や事業責任者、可能なら経営者(もっと言えばクライアントやユーザー)に聞いてみると良いかなと。

事業について理解ができたら、1mmの妥協も許さず、今の自分にできる最高のプロダクトをリリースすること。そのために、絵作りの知識や、新しい技術・ソフト、そしてチームビルディングや経営について学ぶこと。

それが、シンプルだけどとても難しく、やっかいで、とんでもなくややこしくて、それでも愛すべき僕たちの「デザイン」という仕事なんだなと思います。

そしてもう一つの視点では、僕たちデザイン組織を作りデザイナーを育てる人間について。必要なのは、経営に対する質問に真摯に、全力で答えること。もしわからなければ、自分自身がもう一度経営と向き合うこと。そういう日々の行いを通して、最高のプロダクトを作る環境を実現する義務があるなと覚悟ができました。

今回登壇された皆さんのように、もし僕がデザイン経営に関われるほど成長したとしても、自分自身の手を止めるつもりはなくて、一人のデザイナーとしてプロダクトに向き合いながら、経営を知ること、伝えることを諦めずに愚直に挑戦していきたいなと強く思います!

最後、想いが溢れてちょっと長くなっちゃいました・・・が、そのくらい考えさせられる、素晴らしいセッションでした。


来週はまたもやでっかいイベントである「DesignShip」がやってきますね。

11月のデザイン界隈はどうなっとんねん・・・豪華すぎるで。

残念ながら、DesignShipは現地には見に行けませんが、配信チケットを買ったので来週こちょこちょ拝見したいと思います・・・!

それでは、今日はこの辺で、みんなで良いプロダクトを作りましょー


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nishitail

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