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岡山新報デジタル【慰安婦問題の元凶】

【慰安婦問題の元凶】

●吉田清治9


吉田証言

1982年(昭和57年)以降、吉田は戦時中に済州島などでアフリカの奴隷狩りのように若い朝鮮人女性を軍令で捕獲・拉致し、強制連行したと著書や新聞や講演などで語り、日本、韓国、アメリカなどで、何度もそのことを証言して来た。
自著では当時の命令書の内容まで詳細に記載している。

これについて済州島の「済州新聞」が追跡調査し、当時そうした「慰安婦狩り」を住民が聞いたという証言を得られず、これをでたらめとして信憑性に疑問を呈する島民もいることを報道した。

その後、秦郁彦らも追跡調査を行い、やはり自身が裏付けとなる証言が得られなかったことから、吉田証言を詐話とした。
ジャーナリストの今田真人は、自身が証言が得られなかったというだけで、証言を嘘と決めつける秦の手法を批判し、そもそも済州島では第二次大戦後、済州島四・三事件と呼ばれる、多数の島民が虐殺あるいは島外脱出により激減する変動を経ており、吉田は、この事件により島民の多くが入れかわっているため、自分が慰安婦狩りについて語っても、被害が知られて迷惑する当時の関係者が出て来ないからとして、済州島については語ることにしたものであることを、証言している。

済州新聞の記事を書いた許栄善記者自身は、自身の発言を秦郁彦が吉田証言の全否定の証拠のように扱っていることを不本意だと言ったとの話も韓国では伝わっており、実際に問題の済州新聞の記事の4年後に書いた慰安婦問題を扱った記事でも吉田証言自体は否定的に扱ってはいないという。

#吉田清治9

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