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太陽フレアなど太陽活動の地震・噴火などの影響(1)歴史的地震・噴火は起こるべき時がある


■はじめに

今回は災害関連の非常に重要なテーマについて2回にわたって書くことにする。
ちょうどGWあたりから太陽活動が活発になってきて、Xクラスの最大規模の太陽フレアが頻発している。

それに伴い、CME(コロナ質量放出)、プロトン現象なども発生し、その影響で北海道などで低緯度オーロラや通信障害も起きていて、世界的に影響が出ている。

問題は、Xクラスの超大規模フレアが発生すると、地球上で大地震や火山噴火の発生の「トリガー」となり得ることだ。

ただし、Xクラスなどの超大規模フレアが必ずしも地球上の大地震・噴火に結び付くわけではない。
 たとえば下記のような災害史に残る大地震では、太陽フレアに伴って「磁気嵐」や「CME(コロナ質量放出)」が起きていた。

・東北地方太平洋沖地震(2011/03/11、M9.0)
・中国・四川省地震(2013/04/20、M7.0)
・メキシコ・チアパス地震(2017/09/08、M8.2)
・能登半島地震、台湾・花蓮地震(2024/01/01、M7.6)

太陽フレアと地震発生の関係について、ある専門家は「科学的にあり得ない」と語るが、海外ではそのような最先端の研究が行なわれていることをどこまでご存知なのか。
十分な反証などせずに語る言葉よりも説得力ある形で、太陽活動と地震・噴火の関係について解説する。

今回はじめて体系的に太陽フレア・CMEと地震・噴火の影響の可能性を多くの時間と労力をかけて体系的に調べてみたが、その結果として様々な発見があり、収穫があった。
それらのことも、このnoteマガジンの読者だけに本邦初公開として紹介したい。

■太陽フレアとCME

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