これから流行るのは「心を豊かにするサービス」

これからはいかに便利かじゃなくて、いかに自分が満足出来るか。っていう自己満足力を満たすコンテンツが流行ると思ってます。

昨今、無料or格安で便利なサービスが溢れ出していますよね。ホントにあふれていると思いますし、今後も一層増えていくと思います。

ただ、そこにばかり目をつけている人が多いなぁという気もします。そんなに「便利さ」や「安さ」って大事なの?と。ここで書いている人とは消費者側ではなく、作り手側の話です。特にITサービスの起業家はここに目を向けがちですよね。

ただ、次はもっとライフスタイル雑誌みたいなコンテンツが流行ると思っています。例えば、お料理雑誌にも多くのジャンルがありますが、大きく分けて二つに分かれていると思っていて、

・「料理の仕方(レシピ)」が書かれている雑誌と
・「料理を使ってどんな生活を送るか(ライフスタイル)」が書かれている雑誌

WEBメディア系で言えば上記の後者のようなメディアもちらほら見かけますが、例えばその料理雑誌に出てくるオシャレなブランドのお皿や料理など。多少値段は張るが、質がいいもの。を提供するWEBサービスなどはあまり見かけません。とにかく「安くて」「便利」を追及したサービスが溢れています。

人は金銭的&精神的に貧しいと「安くて便利なもの」を求めますが、よくよく考えればそもそも日本人の大半って実は諸外国から比べれば金銭的には貧しくないと思うんです。

じゃあ何が貧しいかって結局は「心」なんだと思うんですよね。

なので今後は「心」を豊かにするコンテンツが流行って行くと思ってます。

ちなみに「”便利”に心を豊かにするサービス」は溢れてますよね。そこに需要があるのは確かです。

ただ、日本人は”便利じゃない”ことにも美しさを感じる人種なので心を豊かにする上で便利さは必需品じゃないんですよね。

カメラなんかがいい例ですよね。
いくらでも便利なデジカメがあるのにわざわざ面倒くさいフィルムカメラが流行ってます。あれはフィルム独特の描写がいいってのは勿論なんですが、操作がいちいち手作業でメンドクサイんですよね。だから1枚1枚がかけがえのないもののように感じるんです。

世の中必要のないことをする人は沢山います。というか生きていく上で絶対的に必要なことなんて大して多くはないんですよね。

でも人間はあえて必要のないことをするんです。それが楽しい美しいと感じるから。便利になればいいってもんじゃないんですよね。

今後流行っていくのは多少単価は高くてもそれを持っていること・使っていることで精神的満足を得られる「心を豊かにする」サービスだと思います。


わたらいでした。

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