まず最初に、私のゲーム歴について話す。

小学生の頃、たまごっちを少しだけやった。
親に買い与えられただけで、私は大してやりたくもなかったこともあり、私は秒で死なせるか家出させていた。

その後、私は一切ゲームをせずに高校2年生になった。

そんな中、私の耳にこんなニュースが飛び込んできた。

スプラトゥーン3が発売されるらしい。

スプラトゥーンは私の夢だった。
中学の時ぐらいだったかな、スプラトゥーン2が盛り上がっていて。
テンタクルズ（スプラトゥーン2の看板キャラクター）の歌を聴いたりして、世界観に一目惚れして。
だけどなかなか親がゲームを許してくれなかった。

「時間が溶けるから」

私は読書で時間を溶かして、大して勉強もせず高2になり、なぜかそのタイミングでゲームを許可された。

夢にまでみたスプラトゥーン。
まず、自分の操作した通りにキャラクターが動くことに感動した。
ヒーローモードから始めたので、自分に敵が反応したり、自分の攻撃で倒れたりすることに感動した。
だって、アニメーションみたいな映像が、自分の動かした通りに流れるのだから、驚いたっていいじゃないか。

最初からやる気に満ちていたので、スプラは挫折らしい挫折を感じず、初心者にしてはそこそこぐらい（かな？）の「ウデマエA＋」まで一年少しで行くことができた。ウデマエSには全然行けないけれど。

ゲームって楽しい！そんな感動を味わっていた最中。

親が「他のもやってみたら？ちょうど手に入ったけど、いらないからこれあげる」と言って、マリオカートエイトのソフトをくれた。（ちょうど手に入る？妙だな……）
さっそくやってみた。

難しい。

まっすぐ走れない。
友だちと2人でやってみたけれど、全然勝てない。
マリカー経験が違うから仕方ないのはわかるけれど、それにしても勝てなさすぎる。
ハンドルアシストをオンにすると速く走れない仕様があるらしく、どんどん置いていかれる。
オフにすると、ガンガン壁にぶつかり、バンバンコースから落ちる。
え、これ小学生とかがやってるの……？
みんなこの挫折を乗り越えてるの……？
最近の子供たちの心、強すぎない……？

若いゆえにがむしゃらにできてしまうのか？
放課後みんなで遊ぶという狭い状況で、やめるという選択肢がないからか？
それとも楽しいから……？みんな楽しいからやってるの……？確かに私も難しいからってやめる気はないけど……？

世の教育者たちは「ゲームばかりやってないで本でも読みなさい」なんて言うのかもしれないけれど、幼少中高とスプラ3始めるまで1日1冊ペースで本を読んでいた私としては、こう言いたい
ゲームって根性とか向上心とか結構鍛えられる意外と大変な娯楽だよ、少なくとも私としては本読んでた方が数億倍楽だよ。
……それでもマリカーもスプラも頑張りたくなっちゃうからゲームと任天堂の魔法は凄い。