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自由を探した夜

夏空の黒の中を縫うように歩いていく今夜

僕を中心として広がる街並みの隙間から流れてくる風に身を任せながら遠くから聞こえてくるサイレントバイクの騒音に心を圧迫され、この先にある自由とは一体どんなものなのかを深く考えている。

街の街灯にすら心を踊らせな歩道をかけていく子猫とサラリーマンの方々を横目で見る。僕は更に心を弾ませ歩いていく。

遠くの公園にヤンキーがたむろしていたのが見える。この日本にとって、そして学校にとってヤンキーは自由にやっている印象であるが、僕はそうは思えなかった。

僕が見たヤンキー達は先輩ヤンキーにペコペコしながら顔を伺いご機嫌とりをして先輩に全てを合わせていたのだ。何かヤンキーも大変そうだなと思ってしまった。

それから僕は家に帰宅するために、この街を流れる風に押されるように、時に歯向かうようにして、

家にたどり着いた。僕にとっての自由は見つかることはなかった。

毎日マックポテト食べたいです