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既婚者は今すぐMoneyForwardを使いなさい

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はじめに:既婚者は今すぐMoneyForwardを使いなさい

はじめに:既婚者は今すぐMoneyForwardを使いなさい

もしあなたが結婚しているならば、今すぐMoneyForwardを使いなさい。家計を管理するとか、節約ポイントを見極めるとか、そんなありきたりな理由ではありません。とっても健康で持病もないあなたのパートナーが、もしくはあなた自身が、突然死んでしまったときに、MoneyForwardがとても役に立つのです。

実は先日、結婚9年・子供3人の我が家の大黒柱、私の旦那が、なんの持病もなく健康だったにもかか

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1.我が家流・共働き家族の放置プレイ家計管理

我々が子供だったころは主流であった、父は外で働き母は専業主婦という家庭であれば、家計管理はもっぱら専業主婦である母親が行い、日々の生活費のやりくりから貯蓄まで一切をみていたであろう。共働き夫婦となると、同じように働いている者同士、どちらか一方が家計を管理すると、管理している方に負荷がかかってしまうのであまりおすすめはしない。かといって、何もしなくても良いかというとそうではない。共働きだからこそ生じ

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2. 我が家流・キャッシュレスとともに、ポイント取得を追求せよ

家計管理する上で一番面倒臭いのは、現金支払の内容を記録することである。今でこそ、レシートをカメラでぱしゃっととると、内容を記録してくれるような家計簿アプリもありますが、その行為ですら面倒臭いわけです。記録のためにレシートをもらうとなると、財布の中はレシートでパンパンになるし、レシートの束をみると、もうカメラで読み込むのも億劫になる。なんとか気持ちを奮い立たせていざカメラで読み込むと、あまりに読み間

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3. 我が家流・キャッシュレス化を進めると、全てがリンクする

ここ数年、巷ではキャッシュレス、キャッシュレスと皆が血眼になってキャッシュレス化を進めているわけですが、そもそもキャッシュレス化ってなんでしょう。経済産業省が2018年に発表している”キャッシュレス・ビジョン”によると、”硬貨や紙幣を使わずに、物やサービスの代金を支払うこと”とあります。”硬貨や紙幣を使わずに、物やサービスの代金を支払うこと”の代表といえばクレジットカード。ただ、クレジットカード支

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4.悲劇は突然に

私と旦那は、2010年11月に入籍。2011年11月に長男、2014年5月に長女、そして、2017年7月に次男を授かり、共働き夫婦で3人の子供を育てていました。3人の子供たちの成長が何よりも楽しみにしていて、平日は思いっきり仕事して、週末は家族で思いっきり遊ぶ!を信条に、5人で楽しく暮らしていました。共働きなので、家事も分担していました。朝、ゴミ捨て、洗濯、子供の保育園の準備、そして子供たちを保育

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5. 大黒柱が亡くなった翌日でも当然引き落としは行われる

特に持病もなく健康だった人が突然死すると、事件性がないかを確認するために警察が介入する。病院で死亡が確認された直後、病院から警察へ連絡がいき、午前1時過ぎに刑事の方が病院にこられた。まず遺体は一旦警察で引き取ることになるという。そして私は、自宅で明け方まで事情聴取を受けることとなった。

旦那が亡くなった事実をまだ受け止めきれていないまま、聞かれたことに答えていく。旦那の勤め先、仕事の状況、資産状

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6. 死亡届を出したからといって全てが止まるわけではない

旦那の行政解剖が金曜日に終わり、土曜日の午前中には葬儀屋さんが市役所に死亡届を提出し、火葬許可証の申請を行なってくれた。日曜日に通夜、そして月曜日に告別式を行い、旦那は荼毘に付された。

死亡届を出すと、まず住民票が書き換わる。旦那は、市区町村の住民票から除票されるのだ。その後、市区町村から戸籍のある市区町村へ連絡がいき、戸籍が書き換わることとなる。我が家の場合、戸籍は結婚当初住んでいた東京都内、

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7.悲しみのどん底だからこそ、優先順位をつけて動こう

配偶者との死別は、ライフイベントにおけるストレスの中でも最大規模だと言われている。夫婦関係や家族構成、お互いの年齢などによって、死別した人が置かれる状況は様々だ。若くして伴侶を亡くすことで、ひとり親で子育てしなければならなくなったり、子供達は巣立っていったが老後の生活を一人で営まなければならなかったり。直面する問題はそれぞれだが、年数が長かろうが短かろうが、仲が悪かろうが良かろうが、配偶者と死別し

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8. 銀行への連絡は後回しにするべき理由と注意事項

身近な人が亡くなった時、まず最初にやらなければならないこととして、銀行への連絡があげられる。銀行は、銀行口座の名義人が死亡した際、口座を凍結して、名義人の資産を守る義務がある。よって、銀行は名義人死亡の連絡を受けると、その銀行に登録されている全ての口座を凍結する。口座が凍結されると、その口座で行われる全ての取引がストップされる。毎月の決まった引き落としもされない。出金もできなければ入金もできなくな

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9. もらえるものはもらっておくべし

配偶者と死別したことでもらえるお金がある。ただでさえ、世帯年収が半分以下になる危機に直面しているのだから、この際もらえるものはもらっておいたほうがいい。そして、ただお金を受け取るだけではなく、割引になったり免除されるものがあればそれも受けておいた方が良い。

もらえる可能性があるお金
・遺族年金
・児童扶養手当・児童育成手当
・埋葬料
免除される可能性があるお金
・子供の医療費
・子供の給食費

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10. ここが変だよ、MoneyForward

なんの前触れもなく、突然旦那を亡くした私にとって、MoneyForwardは救いの神でした。共働きで日々忙しくしていた私たちでしたが、MoneyForwardでお互いの銀行口座やクレジットカードを連携し、一元管理できていたことで、旦那の死後訪れる様々な手続きをスムーズに進めることができた。各銀行の通帳をもって記帳にいかなくとも、旦那の銀行の暗証番号がわからなくとも、それぞれの銀行ごとにアプリやWe

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11. こうして、今までと変わらずお金は回っていく

旦那が突然亡くなってから、4ヶ月が経とうとしている。この4ヶ月、本当に大変だった、色々あった。いまだに信じられないと思うこともある。なんかふと、ただいまーって帰ってきそうな気がしたり。でも、どんなに待っても旦那は帰ってこない。あの人は、空の彼方へと旅立ったのだから。

私たち夫婦は、そこそこ仲が良かったと思う。もちろん、喧嘩もたくさんしたし、日々イライラもしていたけれど、3人の子供に恵まれ、子供た

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