見出し画像

03構造理解 Trezor

TREZORの構造を理解しないとセルフGOXの可能性があるため検証をした上で解説をしています

有料部分はTrezorの構造を深く理解するための記事です
購入しなくてもほかの私のnoteを見ていただければ、特に問題はなくTREZORを使用することができます。

目次

パスフレーズを理解するために 2021/10/18 作成
Ronin接続後の確認事項 2021/10/22 追記
検証履歴 2021/10/22 追記
事故事例(セルフGOXなど)2021/10/22 追記
Ronin wallet 接続後の確認事項 2021/10/22 追記
Wallet接続時の助言 2021/10/24 追記
ひとつのTrezorで50アカウント作る方法 2021/10/24 追記
Trezor階層図 2021/10/24 追記
MetaMaskにRONネットワークの追加 2021/10/24 追記
Trezorモデル ONE Tの違い 2021/10/24 追記
互換Wallet 2021/11/2
その他お試し事項 2021/11/2
現行の構成(RON対策込み) 2021/11/21

基本的にはシードフレーズごとに資産の居場所にアクセスできるようになっているため12(24)シードフレーズで辿り着けます。ですが、TREZORにはパスフレーズというものでセキュリティが上がります

Trezorを最大限に活用するためにパスフレーズを理解しよう!

パスフレーズを理解するために

シードフレーズで基本的なWalletが生成されます
これは、TREZORも一緒です
TREZORを最大限に利用するためにパスフレーズを設定する必要があります
この機能を有効にすると、デバイスを接続するたびにTREZORデバイスから数字のPINに加えてパスフレーズを入力するように求められます。

そのパスフレーズに使える文字は、最大50文字の任意の単語、
大文字と小文字が区別されます。また、空白も一文字、ほかにも認識する文字や記号もあるかもしれません。
「空の」パスフレーズを入力すると(何も入力しない)
ユーザーは元のシードのみのウォレットにアクセスできます。
(スタンダードWALLET)
パスフレーズを入力するとTREZORは、シードフレーズの既存のランダム性を独自に選択した入力と組み合わせて、新しいウォレットを生成します。

重要なこと書きましたがわかりましたでしょうか?

パスフレーズ
「password」「Password」「PassWord」「PASSWORD」
はい。問題が起きました。。。。
なんと、このパスフレーズごとにWALLETが生成されました。
あなたは、どのパスフレーズに資産をいれましたか?
これがTREZORの正しい理解をしていないと起こりうる資産喪失です。

シードフレーズとパスフレーズはセット
パスフレーズはPINコードやパスワードのように忘れたから、12(24)単語のシードフレーズから復元できません。
このパスフレーズは本体に設定されている秘密キーに足される13(25)単語目の秘密キーになります。そのためシードフレーズを紙に書き留めていてもこのパスフレーズがないと復元ができません。プラスTREZORデバイスですね。
保管する際はすぐ隣に書くのではなく、シードフレーズとパスフレーズは別々に保管しましょう!

構造の話しをするとパスフレーズはTrezorを使用したTrezor Bridgeで設定された秘密キーです。資産はブロックチェーン上にありますが基本は12(24)のシードフレーズでアクセスできます。このTrezorと秘密キーによってBridgeし、隠された資産にアクセスできるようになります。そのためシードフレーズとパスフレーズを忘れてしまうと資産にたどり着けません。

「間違ったパスフレーズ」のようなものはなく、無制限にウォレットを作成できます。

もう一度書きますね。

「間違ったパスフレーズ」のようなものはなく、無制限にウォレットを作成できます。

はい。間違いはなく、同シードフレーズから生成された別のWALLETへ飛びます。。。。
強力なセキュリティにはそれなりのリスクが存在しますね。
理解していないとRONIN WALLET作成時にパスフレーズごとに無数のアカウントを生成され、どこになにが入っているかわからなくなりますね。
こわいこわい

これを理解したうえで、保護されていない「パスフレーズのない」アカウントに一部を残し、ガチホ資金をパスフレーズの下に移動する。
という使い方もできます。
例として、ブリードはパスフレーズで保護されていないアカウントに残し、スカラーアカウントは、パスフレーズありにするとかですね!
リスクをどこまで取るかは自己責任
ブリードや転売にスピードが必要な場合はこういう使用もできるという補足

同シードフレーズからパスフレーズ分のWALLETが無数にできるということは、同シードフレーズからパスフレーズごとに管理ができますね!
いちパスフレーズで生成できる枠は50アカウントずつですが、一般的には問題ないでしょう。
goole chrome毎にRONIN WALLETの作成も必要ないですね。
いちシードフレーズと必要な分のパスフレーズの管理で済みます!
goole chromeは、ひとつで済みます!
ただ、これにも問題があります。。。。
いちRONINだと一覧に無数のアカウントが表示されるんですよねw

なのでgoole chrome毎にパスフレーズを分けてRONINも分けて管理する方が楽ですw
RONINのシードフレーズも増えるので手間ではありますが、仕方ないw
どういう風に使い分けるかはご自身でどぞ!!

パスフレーズは高度な機能です。
それがどのように機能するかを理解し、すべてのリスクを認識した後にのみ、シードフレーズを使用することを強くお勧めします。

パスフレーズを忘れたり紛失したりすると、WALLETは回復不能になります。

シードフレーズが漏れた、危険にさらしたとしても、パスフレーズも知らない限り、アカウントにはアクセスできません!

パスフレーズがデバイスのどこにも保存されていないという事実は、TREZORをハッキングして物理デバイスからシードを抽出する方法があったとしても、パスフレーズが不足することを意味します。


このStandard walletの下にちゃんと No passphrase と書いてありますが、最初はこの意味が分からなかったですねw

ここから先は

5,751字 / 27画像

¥ 3,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?