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アンケートで工夫したこと

お疲れ様です、もんぬです。

今、SHEとポーラ・オルビスホールディングスによる女性起業家輩出プロジェクト「NEXT FOUNDERS」の第一期生として、黙々と起業準備を進めているところなのですが、

ざっくり事業案ができてきたタイミングで、仮説検証のためのアンケートをとろうと、先週3/30(木)にこのようにツイートしました。

結果、4/3(月)の締め切りまでになんと1,064名の方が回答してくださり、「こ…これはかなりデータとして良いものがとれたのでは!!!」と大喜びしているところです。
正直、早い方で2分で終わると書きましたが(これは本当なのですが)、丁寧に答えてくださる方だと10分とかかかってしまったようで、大変申し訳ない気持ちと、それでもこれだけ多くの方に最後までご回答いただけたことに感謝が止まりません。

答えてくださった方、また拡散にご協力くださった方、本当に本当にありがとうございました。
本気で深く深く感謝申し上げます。


起業も仮説検証なるものも何もかも始めてな私ではありますが、一応それなりに工夫したり、プロライター先輩に頼ったりなどしたので、これからアンケートを作成される方にとって少しでも参考になればと思い、このnoteを書いています。
(自分が忘れないためにも笑)

回答は締め切っていますが、アンケート現物も置いておきます。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf3p-70A5bIOwEnROrJuJli5RQYVJCLAPlD243EnXNq3U4G6A/viewform


アンケートをとる前に考えていたこと


まず、アンケート実施前に考えていたことは

  • 数が多い方が確からしいデータになるはず

  • 極力フェアなデータがとりたい

でした。

フェアという点で補足すると、私がツイートしたら当然最初に目にしてくださるのは私をフォローしてくださっている方なわけなので、どちらかというと協力的な内容になりがちかな?と思いました。
その場合、アンケートの結果を見て私は嬉しくなるかもしれませんが、いざ事業化に進んだときに「アンケート結果と全然違う!やばい!」と焦る未来が見えたので、甘えてはいかん!私のフォロワーさん外にも答えてもらえるような工夫が必要だ!と考えたということです。

あとは、アンケートって結構「ああ、こう答えて欲しいのよね」が透けて見えちゃうものも多いと思うので、優しいフォロワーさんだとそうしてくれちゃう可能性があるなと思ったんですよね…でもそれだと意味がないので誘導的にならないような工夫が必要だと思った、という意味でもあります。

私がした工夫

回答数を増やすために

SNSをどのタイミングで見るかは人それぞれです。
ただ傾向はあるので、このアンケートの長さ(想定時間2〜5分)だと通勤のタイミングでやってくれる人もいるかな…?土日のゆっくりタイムにやってくれる人もいるよな…と考え、拡散タイミングは①平日の朝、②平日の夜、③土日の3回をカバーするようにしました。
(木曜夕方に開始〜月曜夜〆切)
ちなみにアンケートやキャンペーンはスタートのタイミングと〆切ギリギリが一番伸びるのと、長い期間やってもそんなに回答数は伸びないと聞いたことがあったので、5日間で実施しました。

また、持っているSNS全てで告知しました。
(Twitter、Instagram、Voicy)
普段あまりフォロワーさんに対して何かお願いすることはないので非常に胃がキリキリしましたが、なりふり構わずやってよかったです。
必死感が伝わってもいいと思いました。必死だから。

そしてセコいかもですが、ダメ押しのアマギフプレゼント。笑

気持ちばかりですが、拡散およびアンケートにご協力くださった方から抽選で5名の方にAmazonギフト2,000円分をお贈りします。

アマギフ目的の方がどのくらいいらっしゃったかはわからないですし、正直「5名かよ〜」と多くの人に思われたでしょう。最後のフリーコメント欄に「全員にプレゼントすべきです」と書かれたりもしました。笑
(ケチだなと思いながらも最後までしっかり答えてくださったのがむしろありがたすぎますね)
なので全面的におすすめはしませんが、私はやってよかったです。

ちなみに、もし自分のアンケートの内容と関連性の高いバズってるツイートを見つけていたら、便乗してリプ欄でアンケート貼ったりもしただろうなと思います。笑

フェアなデータをとるために

アマギフはこの目的でもありました。私のフォロワーさん外にリーチすることが重要だったので。
また、アンケートの冒頭に下記注意書きを入れました。

※アンケートの回答内容は当選確率に一切影響しませんので、ぜひ率直な回答をお願いいたします。

また、選択肢に偏りを出さないように「見た目 悩み」などで検索をかけまくり、私が思いつくもの以外のものもしっかり網羅できるように努めました。

公開前に人に見てもらい(厳しいこと言ってくれそうな人を選んで)、足りないものを足したり冗長な説明など不要なものを消したりしました。

そもそも選択肢がMECE(漏れなくダブりなく)であることも重要だと思っています。

拡散時に、フェアなデータがとりたいので忌憚なきご意見をください!と叫んだのも多少は意味があったかなと思います。

さらにこのフェアネスを高めるためにプロライター先輩が助言してくださったので後述します。


プロライター先輩の助言


幸運なことに、仕事で関わっているプロライター先輩からご助言をいただいたので、私以外の方でも役に立ちそうなものを共有します。

  • 「使いますか?」ではなく「いくら出しますか?」

  • アンケート自体がコンサルになるように設計せよ

  • 選択肢はグラデーションを作れ

  • 「どちらでもない」を追加せよ

  • 選択肢をシャッフルせよ

  • セクションを追加せよ

  • 最初に「思いの丈」を追加せよ

  • アイキャッチがあると良い

  • 当選連絡の日時を明記せよ


一つずつ簡単に解説します。

「使いますか?」ではなく「いくら出しますか?」

こんなサービスがあったら使いたいと思いますか?ではなく「いくらまで出してもいいなと思いますか?」という聞き方にすることで、価格設定の際に参考にできます。
お恥ずかしながら私は当初、「使いたいと思いますか?Yes/No」にしていました。そんなのYesに偏るじゃん!で多分Yesの中でも実際お金を出してまで買ってくれる人はそう多くはないよ!と今では思います。

アンケート自体がコンサルになるように設計せよ

これは目から鱗でした。
考えさせるアンケート、客観的に自分を見つめ直せるアンケート、ということだと思うのですが、ただ私が聞きたいことを単発で聞くのではなく、ストーリーにしてじわじわ聞いていくという意味だそうです。

選択肢はグラデーションを作れ

日本人は言い切るのが苦手な民族とのことで、「はい/いいえ」だけではなく「どちらかといえばはい」「どちらかといえばいいえ」を入れるのが良いとそうです。
実際、"どちらかといえばシリーズ" に投票された方はめちゃめちゃ多かったです。(私もアンケートに答える側になるといつも真ん中あたりを押すことを思い出しました)

「どちらでもない」を追加せよ

これも先ほどの話に似ているかもしれませんが、離脱を防ぐための工夫でもあるなと、言われてから気づきました。(「どちらでもない」ってデータの取り扱いに悩むだろうなと思ったので最初は入れたくなかったんですが、結果を見て入れてよかったなと思い直しました)

選択肢をシャッフルせよ

先ほど「フェアなデータにしたい」と書きました。とはいえ私が作成した選択肢って、やっぱり私ナイズドされちゃってるんですよね。
結果、複数選択可の時は上の方からぽちぽちしちゃうという偏りが発生しがちなんだそうです。
そこで!回答者さんによって選択肢がシャッフルされる機能を教えていただきました。
設問の右下にある縦3つの・を押すと、「選択肢をシャッフルする」が選べます。

セクションを追加せよ

質問1に「はい」の方は質問2へ、「いいえ」の方は質問4へ、みたいに答えによって飛ぶ先の質問が違うことってありますよね。
初めは質問に番号をつけて「質問1でいいえと答えた方にお伺いします」みたいに「この質問は誰に答えて欲しいか」を書いていたのですが、自分がどこで何を答えたか見直さないといけないので正直ダルいですよね!離脱の原因にもなると思います。
そこで使えるのがセクションという機能で、アンケート設問の右側に出ている↓この一番下のぶっとい「=」がセクションです。
ここからの操作は調べてみてください!

一番下の「=」


最初に「思いの丈」を追加せよ

はじめは非常にシンプルな導入文でしたが、私のことを知らない人も回答してくださることを考えたら、このアンケートにかける思いの丈を綴った方がいいとアドバイスいただき、アツく語らせていただきました。
最後のフリーコメント欄にご記入いただいたメッセージを見ていたら、私のことは知らなかったのにこの導入文に共感してくださりアンケートを回答してくださった方が何人もいらっしゃって…本当に書いてよかったです。

アイキャッチがあると良い

思いの丈に効果としては似ていますが、アイキャッチ画像があるとよりイメージが伝わりやすいとのこと。ただ私は余裕がなくアイキャッチはつけられませんでした。
画像がある方はぜひ!

当選連絡の日時を明記せよ

元々書いてなかったんかい!って感じかもですが、抜けてました。笑
アマギフプレゼント!って書いたからには当選者の方にはいつまでに連絡するか明記すべきですね!


やってみて反省したこと


ちなみに、反省点もあります。

まずは想定時間。セクションを作ったので、早い方は本当に2分もかからず即終了!なのですが、回答数が多いルートになる方や自由記述欄に丁寧に回答してくださった方は、「全然数分で終わらんやん!長い!」と思われたと思います。
「丁寧にご回答いただいた場合、10分ほどかかってしまうこともあります」と記載すればよかったです。

あとは自由記述欄には必ず例文をつければよかったです。つけたものもありますが、つけていないものはやはり回答に困らせてしまった感がありました。
右下にある縦3つの・を押すと、設問の下に説明(Descriptionと書いてあるやつ)を加えられるボタンがあります。

アンケート内容に関しての反省もありますが、アンケートの設計における反省点はこのくらいかなと思います。

何か参考になれば幸いです。


最後に


アンケートにご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
(何度言っても足りる気がしない)

貴重なお時間をいただいて忌憚なきご意見をいただけたので、絶対に人の役に立つ、救いたい人を救える事業に仕上げていきます。

なお、このアンケートの結果を見てみたいというお声が多かったので、後日noteか動画か何かで結果発表もしようと思っています。
個人的にも発見がたくさんあり、面白い結果だと思っているので、ぜひお楽しみに…!

それでは!

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