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Avacusの存続を応援し隊 発足のことば

先日、Avacus株式会社の代表であるまつかぶ氏から、
改正資金決済法を受けて今後の見解に関する決意表明と言える内容のブログが更新され反響が広がっています。

改正資金決済法成立後のAvacusの展望について
http://matsukabu.hatenablog.com/entry/2019/06/01/150025

Avacusとは?

Avacusとは、CtoC型のマッチングサービスです。
Avacusにあるプラットフォームをつかって、暗号通貨を今すぐに日常の生活に取り入れることができます。
◆暗号通貨をつかってお買い物ができる
◆取引所で購入するよりも簡単に暗号通貨を手に入れることができる
◆暗号通貨建てのクラウドソーシングで、手軽な頼み事やお仕事を依頼したり、みつけたりできる

そして暗号通貨を一瞬で送受信することができるペイメントアプリ「AvacusPay」が4月にリリースされたばかりです。
これまでビットコインであれば10分かかっていた送金時間をクレジットカードと同等速度の1秒で可能にしたことで、実社会での暗号通貨決済の可能性を切り開くとともに暗号通貨の利便性向上への貢献が期待されています。

<参考記事>AvacusPayついにリリース 待望の店舗決済&個人間送金!暗号通貨は実用できる決済手段に
http://ryptaso.net/avacuspay

改正資金決済法とは?

概要をざっくり言うと、利用者保護のために規制を強化する法案です。
まず、仮想通貨(いまは暗号通貨と言う人も多く、ちなみに筆者は暗号通貨派です)の名称を「暗号資産」(Crypto-asset)に変更。
これまで暗号資産の売買に必要とされていた暗号資産交換業の認定が本法案施行後はカストディ業務(顧客の資産を預かり管理する)を行うサービス事業者にも必要となります。2020年4月施行予定

これは、取引所以外のほとんどのサービスや事業者が該当します。

いち早く立場と見解を表明したAvacus

この法案が可決・成立したことについて、もっと界隈は叫喚するものと思っていました。それくらい、”酷い規制”であるからです。
今のところこの法案を受けてポジティブな姿勢を表明した事業者はAvacusくらいです。

ほとんどの事業者にとって「交換業登録を取りに行くのか、廃業するか」に関わる内容だけに、できるだけ見解を後出ししたい、できればこの件には触れたくないというのが本音でしょう。

そんななかでAvacusは多くの暗号通貨事業者に先駆ける形で、法案成立の翌日にいち早く見解を表明しました。

僕たちはこの時の為にAvacus株式会社を先月設立し、新体制構築を進めてきました。勿論、現在も日々議論や試行錯誤を重ね、サービスを継続していくための道を模索しています。しかしながら、本法を受けてAvacusが今の形のままサービスを続けられるかという部分について
これは正直なところ明言できないというのが今の状況です。
ただし、どのシナリオに進んだとしても、Avacusが急にサービス停止したり、消えるというようなことは絶対にありません。

その内容とは、Avacusが逆風に立たされているということを隠さない、とても正直なものでした。
聞こえのいい事を言ってごまかしたり安心させようとはせず、現状をありのままにし、そこに社としての誠意を感じると同時に信頼できる運営会社であるという印象を受けました。

Avacus存続の危機

越えなければならないハードルが置かれました。
これからAvacusが世に求められる形になるにはチャレンジのための資金も、サービスを拡大するための人手も、現時点の規模から何段階も大きなものが必要です。ある意味、ここからがAvacusの第二のスタート地点なのかもしれません。

これまでAvacusは当初からのBTCそしてAvacusが発行するトークンであるVACUSのほか、NANJ・XPC・BCHとユーザー投票によって取引通貨を採用してきました。他にもスポンサー枠として採用されている通貨もあります。

Avacusの存在は、それら通貨のいわゆる「出口」として利用価値を生み出しています。

一例を挙げると、スポーツに特化しコミュニティの投げ銭文化が特徴でもあるNANJコイン。これまで国内で円に換える手段がなかったNANJは、Avacusに上場したことにより、投げ銭をもらった選手やチームが 「投げ銭で受け取ったNANJを円に換える手段に悩むことなく」そのNANJをつかって活動に必要な用具や日用品などをAmazonで調達することができるようになりました。
またNANJをほしい人にとっては、Avacusを利用することで「他通貨を用意する必要をなくし、取引所と比較して大幅に少ない手間と手数料で」NANJを買えるようになりました。

Avacusはそんな、<ファンが多くいるけれど出口がない>愛され草コインの出口であり、新規の購入ハードルをグッと下げる入口でもあるのです。

そのAvacusがもしつまらん規制のおかげでなくなってしまったら。
みんな困りませんか??

暗号通貨、一気につまんなくなりませんか??
と筆者は問いたいのです。

良いサービスを殺してはいけない

誤解を恐れずに敢えて“殺す”という表現を選びました。
実際、この規制は“つまり取引所以外は全部死ね”と、そういう内容であると思いますし、それゆえに今回のAvacusの発表と彼らの勇気に感銘を受けたのです。

個人的には界隈の静けさがまるで信じられません。国の規制ならしょうがないと皆諦めてしまったのかとすら思ってしまいます。

仮に「国の規制ならしょうがない」と皆が思っているとしましょう。しょうがない。本当にそうでしょうか?私たちに出来ることはないのでしょうか。

私は運営でも開発でもない、ただの利用者でありAvacusコミュニティの参加者ですが、今こそ出来ることしかないと思うのです。
でもそれは筆者一人や、たった数人でどうにかなることではありません。

利用者保護のための規制

そもそもこの法案は“利用者保護”を目的としたものです。
利用者とは私たち投資家であり消費者を指していますが、その「利用者から圧倒的に求められているサービス」を規制したり取り壊すことって、できるんでしょうか。利用者の満足度が高いものを規制すること、それは利用者保護とは言えず、そうなった場合「文化を壊しているのは規制であり、国である」ということになりますよね。

そういう「風」をもたらしていきたい。

利用者である私たちが、Avacusを盛り上げて利用者から圧倒的に求められるサービスにしていくことで新しい風を吹かせることができると思っています。これは運営や開発ではなく、利用者である私たちにしかできないことで、Avacusのような良いサービスを殺さないために、Avacus延いては暗号通貨市場を支える活動になるはずです。

今のこの状況は、Avacusや日本の暗号通貨市場にとって、逆境であり試練の山と言えますが、同時に大きなチャンスへの道のりでもあります。
思わぬ技術が発展することもあったり、形勢が変化するようなことも大いにあるでしょう。

Avacusは進み続ける

彼らは今非常に前向きなエネルギーに溢れています。
この記事が公開された6/1は、渋谷の暗号通貨バーThe WUにてイベントがあり、そこにはまつかぶ氏も来店していたわけですが、悲観した様子など一切ないどころか暗号通貨の未来について熱弁を振るっていました。(そしてそのあと軽快に踊っていました)

遠くない未来、今の生態系に日本人以外のユーザーもワッと入ってくるかもしれませんね。<中略>
今こそ暗号通貨を通して世の中を面白くする最大のチャンスだと思います。同時に、もしかしたら最後のチャンスかもしれません。

Avacusはローンチから1年半という短い期間で驚くほど多くのクオリティの高いプロダクトをスピード感をもってリリースしてきました。
暗号通貨が多くの人の目に冷え込んだ相場に見えていたときでさえ、実際に中でサービスを作っている人たちの熱量は寧ろ増していました。そして規制によって大きな賭けに出ざるを得なくなった今も、彼らの情熱は少しも変わっていません。

大手金融機関をはじめ大企業も暗号通貨の根幹であるブロックチェーンに信頼感を示し続々参入してきているのはいまや誰もが知る事実です。
どんなに国内の規制が厳しくなろうとも、暗号通貨・ブロックチェーンの流れはもはや止められないものだと思います。

筆者のAvacusでの総取引回数は400回を超え、Avacusがなくなってしまったら本当に困ります。本当に困るので、運営や開発が奮闘する様子をただ見守るだけではなく、今こそ何らかの形で手を添えたいと願いますし、同じ想いの仲間と力を合わせることが必要であると切に感じています。

人は、便利なものは使わずにいられないし、楽しいものには必ず寄ってきます。そして本当に面白いものは多様性から生まれます。

暗号通貨を、Avacusで楽しみたおしましょう!

👇Let's Avacus together〜


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