鋭さとのびやかさ
山形から帰ってきて一週間。ようやく、自分の生活のペースが戻ってきた。
東京から山形に訪ねに来てくれた友人に、「9月に東京で会った時と、印象が変わっていたね。」と言われ、
あぁ、そうか。
なんとなく、自分でも感じていたけれど、また少し、変わったかな。
なんか、色んなことを急いで、早くやらなきゃ、動いていかなきゃ、形にしていかなきゃ。と焦っていたような気がする。
6月にHANAICHIを立ち上げると決めてから、とにかく頑張らなきゃと力んでいたような。
「気合いと気負いは違う。」
漫画の台詞に、ハッとした。
そうだよな。
「やってやるぞー!」と気合い入れて走り始めたのはいいのだけど、一人で突っ走るのと、持続して走り続けるのは違う。
物事を動かしていくために、突破していく情熱と勢いがなくてはならない。
でも、その熱だけでは、チームで走っていくことはできない。
長い目で見て、広い視野で柔軟に動いていくアプローチの仕方がなければ。
そのバランスが難しいんだよなぁ。
庄内の友人たちと過ごす中で、あらためてチームでものづくりをすることの難しさを感じつつ、また東京ではない場所での創作の難しさも感じつつ、じゃあどうしたらいいのか考える中で、私の考え方もまた変化していった。
東京にいると、なにかしなければ、動かなければ、アウトプットしなければと、見えない何かに急かされているような時がある。
その上、出たものは瞬く間に消費され、飽きられ、次の瞬間にはまた新たに何かが生み出され、消費されていく。
山形にいる時の私は、もっと緩んでいて、柔らかくて、その時の感じ方で動いている。
それも行きすぎると緩みっぱなしになるような気がするのだけど、
鋭さ と のびやかさ
どちらも大事。
でも、今、山形での上演に向けて始動し始めて、
まだまだ山あり谷あり
険しい道のり に足がすくみそうだけれど
でも、こうやって壁にぶつかりながら、ひとつずつ変化していっている自分を感じられるのは
楽しい。
これからは、一人ではなく、チームで動くからこそ
その柔軟さと力強さ
どちらも大事になっていくんだ。
学びつつ、成長していこう。
何度でも
真っ白な1ページになれる人でいよう。
何度も挑戦し、新しく生まれ変われる人でありたい。
気づいた、今日、この日からはじめればいい。
何度だって、やりなおせる。
まずは日々のことから。
まず、踏み出すことから。
完璧じゃなくたっていい、拙くったっていい。
精一杯、やってみよう。
楽しんでいこう!
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