ワタシの場合(精神疾患の巻)

ワタシは小学生から摂食障害を発症し
中学生から鬱病
そして落ち着いたかと思えば再発の繰り返しで
30歳までこげな感じでした。

そして
いくつもの精神科にかかったり
入院したり薬を飲んだりとしてきたが
よくはならない。
その場しのぎの診察で終わる。
そもそも薬も飲み続けることができない。


今でこそわかるけど
鬱病やら摂食障害とか気分障害とかナントカ障害といっても
人それぞれ。

ソレになってしまったきっかけがなんなのかによったりもする。

よく医者に言われた。
「○○したらいいですよ」とか
「まずは外にでて5分でもいいので散歩してみましょう」とか
「日光を浴びましょうとか」
「薬をきちんと飲みましょう」

そのときはわかっててもできなかった。

たいがい、初診では幼少期からの家庭環境を話し
心理テストみたいなやつを何個か受け
そして薬を出される。

そして次の診察からは
最近の調子はどうかと聞かれそれにボソボソとこたえ
困り事を話すと
さっき書いたように
「○○したらどうですか」
「○○してみましょう」

でもそれができない。
なぜか、できない。

そして自分がなぜこういう風になってしまったのか
だいたいは環境要因だとはわかるけど
もっと深いところまで知りたくて
「母親はなぜこういう行動をとったのか
父親はなぜ、、
なぜあの時学校の先生は、、
なぜワタシだけうまくいかないの
なぜこう思ってしまうの
なぜわかっててもできないんだろ」

という質問を何人かの医者にした記憶があるけど
どうやら原因探し=犯人探しと見られるらしく
ほとんどは
「そんなことは今考えてもしょうがないので
まずはゆっくり治療しましょう」
と言われるだけだった。

別に言ってることは間違ってはない。
それに診察時間も限られてるのでお医者も付き合ってる暇はない。
患者も多い。
そもそも原因を探ることではなく治療が目的である。
ただそこをすっ飛ばすと誤診にも繋がるケースもある。
ようやく最近になって認知が広まってきた“発達障害”からの二次障害もその一つ。
その話はまたあとで。


今でこそ本当にわかるが
お医者にそこまでの期待はしたらいけんかったなと思う。
ただ出口の見えないトンネル状態で助けを求めてきている側からすると酷でもある。

以前、認知行動療法っていいって聞いたけど
どうなんすかね?て聞いたら
とりあえずこの紙に書いてみてって紙渡されるだけだからこれがなんになるのかわからない。カウンセリング受けたほうがいいのかな
って聴いたら「実費だからなあ」とか「うちではやってない」とか。

カウンセリングもその当時は貧乏だったので受ける余裕もなく
実際どんなもんかすら知らなかった。
(今でも色んなカウンセラーがいるので疑問はある)

ただ
診断名は下されても
当てはまるところもあれば当てはまらないとこもあったり
一応診断名をつけないといけないのでとりあえずつけられてるだけだろうけど
自分のことがよくわからないのに
手当たり次第色んな病院行ったり、治療をうけて
結局合わないとか、同じことの繰り返しとか。
時間と労力や無駄金使ったとかもうイヤだった🌝

まるで出口のないトンネル。
酷いときは通院すらできなくて
風呂にも1ヶ月入れなくて
どうしろっていうんだ状態だった。
そして、焦りもでてくる。
「焦るな、ゆっくり治せ」とは言うが
頼れるところがなくひとりで子育てしてると特にそうはいかない。
身体はうごかないが気持ちばかりが焦る。

そして
原因探し=犯人探しという
マニュアルによって
近道と思われるものが
自分にとっては遠回りになった。

人それぞれだけど
ワタシの場合は知りたかっただけ。
というより仕組みが知りたかっただけな。
もちろんその人になれるわけでもないし
過去に戻れないし
同じ経験をすることはできないが
どうしてこうなったの?
という単純な疑問なだけ。

そして知ったところでどうするの?
ってとこだが
それを知らずにただわけもわからず、とりあえず言われたことだけやって病気と付き合っていくのと
知った上でやってみて病気と付き合っていくのではワタシにとっては違うものであった。

そこを教えてくれる人って
ほんといないんだなって思った。

実際、生活する上でとか何かを進めていく上で
“とりあえずやってみる”
は大いによいとは思うし、それは実感している。
元々好奇心があるので“とりあえずやってみる”な性質は元々ある。

ただこのようなケースだったり
寄り添いが必要な場合には
やり方変えたり相手を変えたり段階が必要な場合もあると思う。

中には親身になってくれるお医者もいるとは聞くし
役割分担制で患者の情報共有できているクリニックもあったりするが
自分の時代はまだ精神医療は発展しておらず
実際クソ医者もいたし、個人的にあまり救われた記憶はない。

例えばSNSをやっていると言えば
SNS=メンタルやられてる時は振り回されるのであまりよくない
という意味だろうけど
その時は「オススメはしない」と一言言われただけだった。

ワタシ個人がどういう使い方をしているのかを聞かずに
お医者の視点だけで言われたので
あとから看護師に自分の気持ち(文句)を言ったあとに、次回の診察の時にお医者から
「自分なりに考えて使ってるのなら大丈夫だけど、メンタルが不安定な時は振り回されないようにくれぐれも気をつけて」
とフォローを入れられた。

ここは役割分担ができてたので
ワタシはあとから看護師の人に言うことができたのでよかったし、お医者も人間なので間違うこともあるけど
やはり“相手をよく知ろうとする、話を聴こうとする”人は少ない。

だからクリニックも
お医者の役割、できることできないこと
他のスタッフの役割、できることできないことそしてフォロー体制を明確化したほうがいいと思った🌝

あとは誤診や薬漬けなど論外🌝

精神医療の発展を望むばかり。

そして今。

自分で自分なりに調べて分析してきて
だいたいは納得しているので
こうしたほうがよいとかというのはわかるし
だいたいはできるようにはなってきた。

ワタシは医者でも心理士でもないし
素人だけど
たくさんの痛い目をみて
本来しなくていい苦労や我慢をして
こどもも巻き込んで
遠まわりして
わかったこともある。
そしてまだわからないこともある。

ここらへんも一つ一つ書いていこうかと思う🌝









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