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ヘルシン記⑫(2017年当時の記録)

明け方の5時くらいに目が覚めると雪が。


私がヘルシンキに来てから、さすがの晴れ女ぶりを発揮してずーっと天気良いし気温も高かったのですが、

しんしんと降る雪はあっという間に積もって行きました。


この日は会場近くでヘルシンキの中央からは離れたホステルに引っ越し。


本来なら重い荷物をバスで運ぶところでしたが、自分を婆ァヤと名乗る実は救世主のゆきえちゃんが車で運んでくれました。


新しいホステルは、保育園か学校みたいな建物を使ったようところでした。


共同キッキンに行くとロシアの20代女子に遭遇。

二人とも羽生ファンでした(笑)


羽生ファン、ほんと世界中から集結。


ゆきえちゃんは用事があって慌てて帰ってしまった後。


ちょっとベットでゆっくりしながら、今回の旅の難関、会場までのバスの乗り継ぎをネットで調べる。


色んなバスの行き方があり、少し時間がズレルとバスの番号も違うから、余裕をもってゆっくり行けるように、紙に二通りの行き方を書く


というのも、ホステルではWi-Fiがあるからネットみれますが、屋外ではダメなんでナビは使えないから


幸いホステルの前がバス停


ここでも、お爺さんにバスの方向を訪ねると、あまりわからないみたいでしたが、教えてくれました。


バスにのったらすぐに運転士さんに〇〇に行きたいと伝えました。


何回か止まったからここ?ってきいたらまだ!って言われて、やっと目的の乗り換えのバス停で下車


次のバス停まで少し歩くのですが、念のため道行くおじさんに聞いてみる、すると彼は英語話せないみたいで激しく大阪弁みたいにフィンランド語で「あっちまで行って、右に曲がるねん!ほんだらあるわ、すぐにわかるで!」みたいな(笑)

言葉全くわからんのに、めっちゃわかる(笑)


なんとか次のバス停に。

そこで、素敵なご婦人に、声をかけたらその方がフワァーと抱き締めるように私に向かって来てくれました。

その方は老夫婦でした。

「アイスアリーナに行きたいけどこのバスに乗れますか?」

「この番号もいいけど、私達が乗るバスも行くので一緒に乗りましょう!」

「ありがとうございます!私は世界選手権を見に来ました。」

「なんて素晴らしい!私はテレビで見てましたよ、何日観戦するの?」

「オールイベントチケットです」

「まあ!素晴らしい!!フィンランドには何日いるの?」

「10日間です、26日から」

「まぁ!そんなに長く!」


ここでバスが来て3人で乗り込む


ご婦人は二人掛けに座って私に手招きしてここにお座りと


「今までどこへ行ったの?」

「あ、教会行きました。」

私が教会の名前がちゃんと言えなかったからちょっと会話がスムーズにいかなかったけど、

すぐに降りるバス停に


一緒に降りるよって言われて

どうも、降りるバス停が一緒だよって言ってたみたい


「アリーナ見える場所まで一緒に行ってあげるから」って


少し歩いたらアリーナが見えました。


もう、彼女の優しさのエネルギーに感激してハグしました。

旦那さんも一緒に行ったげたら良いとか奥さんに指示してくれていて、感謝の握手しました。


アリーナに向かって歩き出したら、彼女の優しいエナジーがハートからいっぱい溢れて涙が止まらなかった、、優しさに包まれて泣いていた。


信号待ちしてたら、アリーナ近くのホテルに泊まってる日本人が3人セカセカ歩いてやってきた。

あー、この温度差に、暖かかったものが一気に冷めていく、、、あああ、


その日は女子のフリー演技。

日本の三原舞依ちゃんは自分を取り戻し、伸び伸びのノーミス演技。

他はけっこう崩れる選手が多くて、

ロシアもけっこう崩れる


しかし、会場は相変わらず応援すごくて、失敗した選手にがんばれの励まし拍手すごかった。


金メダルはやはりロシアのメドベジュア


強かった!別格!


晩御飯は日本の友達とまたサーモン食べたいなと探し回り、少し高級レストランに入ってしまう💦💦


スモークサーモン注文したら、日本のペラペラのではなく、肉厚なステーキみたいなの。

友達がこういうの食べたがっていたから良かったー。

皮がガパリッパリでめっちゃに美味しかった!

アスパラガスが旬だということでアスパラガス祭りのメニューでした。


夜のヘルシンキは霧がでて凄く幻想的でした❤


遅くなったけど、帰りはヘルシンキ中央駅からホステル前までバス1本だったから安心して帰れました。

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