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旅をプロデュース 高齢の父親と台湾へ⑦

旅の当日は予定通り自宅を早朝5時に出発。まだ暗がりの中、誰が運転していくのかで揉めるのは家族旅行のあるある。結果的に自分が運転をし、予定通りに成田空港へ到着してチェックインをすます。

コロナの影響もあってか成田空港に集まる人もまばら。チェックイン後、空港で食事を済ませてのんびり搭乗時間を待つ。台湾までは成田国際空港からおおよそ三時間半のフライト。飛行機に乗り慣れていない両親に少しでも負担をかけないように席の順番にも配慮。歩みの遅い父親が乗り降りの際に他方からのプレッシャーをかけられないように後方の席を確保。

搭乗してからは意外と忙しい機内。ドリンクサービスや食事にトイレ。体の疲労を感じる前にあっという間に桃園空港へ到着。海外の空気に高揚してか思いの外2人共疲労の色もなくイミグレーションへ。

この日、中国本土から台湾への入国が規制されたためか、イミグレーションには長蛇の列。長時間、立って並ぶことに不安がある両親だったけど、台湾のイミグレが多くOPENしていてくれたこともあり30分程度で済んだことには感謝。

入国審査を通過して、いよいよ台湾の旅がスタート。台湾旅行ではおなじみになっているiTiwanのWifi登録をして、いざ台北市内を目指す。

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往路はタクシーを使わず桃園空港から開通したMRT(地下鉄)に乗車して台北駅へ。初めて見る台湾の駅や電車に子供のように目を輝かせる。

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自分にとっては6度目の台湾で、つい半年前にも訪れていたから懐かしさはあれど、どこかいつもの風景。台北につくまで爆睡しようと目論んでいたけど、こんな両親の表情は中々拝めないのでひたすら2人の興奮に付き合うことにした。

新しいものを見るとき、興奮してアドレナリンが出る。それが若さだったり元気の元なのかもしれないなと思うと、これから始まる旅でたくさんの体験をさせてやりたいなと親と子が逆転するような発想にわくわくする。


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