もつにこみ

読めばホッとする、穏やかな日常を書く”平熱”のエッセイスト。モンブラン好き。妻と子(8…

もつにこみ

読めばホッとする、穏やかな日常を書く”平熱”のエッセイスト。モンブラン好き。妻と子(8歳・4歳・1歳)。引越業→地方公務員(市役所)。読むより書く側。コメント返信、遅れがち。いろいろと恐縮です。

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  • もつにこみ小鉢(つぶやき集めました)

    機械的に、投稿数から”つぶやき”の数を差し引くためだけのマガジン。

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    メンバーシップ『エッセイのまち』の仲間が見つけたステキなエッセイを保存しています。メンバーの方は、他の方、もしくはご自身のエッセイを自由に追加してください。(エッセイ以外は掲示板の方にお願いします)。どなたがマガジンに追加してくださったのか気になる方は、ともきちまでお問い合わせください。

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    旅の記録をつらつらと。毎週月曜日に更新しています。 早く行くならひとりで行け、遠くへ行くならみんなで行け。 (異国のことわざ) 投稿についているサムネイルは、infocusさんによる作品です。

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    みんなのフォトギャラリーから、僕の写真を選んでくださったクリエイターさんの記事を載せています。ありがとうの気持ちをこめて。

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    誰かが言っていた「本は人生のおやつである」。 おもに毎週木曜日に更新している、読書の記録「書もつ」 そして、エッセイを読んだ感想の「エッセイストのエッセンス」を収録。 投稿についているサムネイルは、ほとんどがinfocusさんによる作品。

最近の記事

  • 固定された記事

僕の考える性別性について

考え始めると、なんだか深くに沈み込んでしまうような、性別やジェンダーの話。あ、でもこの記事は軽いです。たぶん。 最近、中性的と呼ばれるような容姿の人が増えてきましたが、容姿が変化するためには気持ちの部分での納得が増えてきた証拠だと思っています。 どういうことかと言うと、自分がそうであるという自覚はそれこそ幼い頃からある方もいるのですが、"中性的"という言葉を用意したり、こんな容姿や発言、行動が中性的ですよ、みたいに提示してくれるメディアがあったりして、社会的に認知(容認と

    • 先週もたくさん読んでいただきありがとうございました! ひとり旅の醍醐味と、ひとり旅の不安について書きました。 行きたいんだけど、いつもちょっと不安なんだよなぁ。 ひとり旅って、どうなの? https://note.com/monbon/n/nb7996a67d664

      • 書けない時間

        書こうとおもって、こうして始めたけれど、周囲がうるさいのが気になるとか、氷の溶けたグラスにつく水滴が大きすぎて気になるとか、カフェに来て書いてもいいのかとか、いろんなことが気になりだす。 知っている。 これは、僕が、書けないときの症状だ。 書けない理由を探しているのだと思う。 僕は、自分自身では落ち着きのない人だと思っている。だから、言葉を口に出すのもやや抑えているし、集中せねばと余計なものを視界に入れないよう減らすようにしている。 毎日書くためには、書く場所を決め

        • チャレンジ

          残り3分。 勝手に決めた制限時間の中で、なにをかこうとしているのか。いや、何も書けないことを書こうとしている。そんなものを、読んでもらおうなんて、失敬なやつだ。 たった3分では、何度もタイピングできないから、長い文章も書けないし、劇的な展開もない。こうして、時間が過ぎるのを堰き止めようと、指を動かし続けるしかないのだ。 焦っているわけではないが、タイプミスをするとなんだか負けた気分になる。勝負でもないし、打てなかったらそれでいいのだけど。 まだ1分しか経っていないなん

        • 固定された記事

        僕の考える性別性について

        • 先週もたくさん読んでいただきありがとうございました! ひとり旅の醍醐味と、ひとり旅の不安について書きました。 行きたいんだけど、いつもちょっと不安なんだよなぁ。 ひとり旅って、どうなの? https://note.com/monbon/n/nb7996a67d664

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        記事

          あなたの曜日は、何色ですか

          旅先の光景として、現地の人の暮らしのほか、仕事を垣間見ることがあります。それは空港や交通機関などの公共的なものから、宿泊施設や観光地のスタッフなど、さまざまです。 タイに行ったとき、平日の街中に、とある色のポロシャツを着た人たちが大勢いたのが印象的でした。集団でいるのではなく、まばらにいるのですが色が目立つのと、とにかくその割合が多かったのです。大体、2割くらいだったような・・。 その色とは、黄色。 なんとなく、タイの人って黄色好きなのか、黄色いものを着なさいと言われて

          あなたの曜日は、何色ですか

          とっておきの書き手を教えてあげよう(この投稿では紹介していません)

          「書くのがしんどい」という本があります。このタイトルに共感する人が沢山いるのではないでしょうか。いやむしろnoteで書いている人にこそ、この感覚は分かるのではないかとも思いますが・・。 作中もnoteのようなSNSを想定した記述があります。書くことが”珍しくなくなっている今”だからこそ、書くことのハードルを下げてくれる内容になっていました。 その著者である竹村俊助さんが、Xで呼びかけているのをご存知でしょうか。なんでも、彼が新しい出版レーベルを立ち上げるにあたり、著者を募

          とっておきの書き手を教えてあげよう(この投稿では紹介していません)

          迷信 #毎週ショートショートnote

          おいマサ、それオバケだろ。やめとけよ。 誰のものかわからない、かなり大きなサイズの白いレインコート。頭からかぶって着けると、子どもがシーツをかぶってオバケになったようだ。だからオバケと呼ばれていた。 それ着てると、事故るらしいぜ。結構みんな言ってるだろ。この前もあったじゃん。 んなこと言われても、傘さして自転車乗れないからなぁ・・。自分しか聞こえない反論をして、オバケレインコートを着て、配達に出る。 雨粒が当たる。ビニール地の表面がバラバラと音を立てる。ルートはいつも

          迷信 #毎週ショートショートnote

          春と走る

          通勤の途上、涼しい風が感じられる時がある。そんな時に「今日は走ったら気持ちいいだろうなぁ・・」と思うことがある。考えてみればたった7年前、2017年の東京マラソンに出て以来、走ること=苦しくて嫌なことから、走ること=気持ちいいことに変化してしまった。 「変化してしまった」と書いたのは、僕自身が驚いているからだ。 運動全般が苦手で、運動神経が悪い芸人さんたちがテレビで笑われているのを観ると、僕もそちら側の人間だなと、笑って観ていられなくなる。 技術もなければ理論も知らない

          虫の声を聞ける民 #書もつ

          生き方、自己啓発、そんなジャンルに並ぶ本たちを見るにつけ、生きるって難しいというか、大変なことなんだよなぁと思ってしまいます。 自分はこの性格だから、と勝手に思い込んでいたり、そもそも考え方が合っていなかったり、個人差のある人生だからこそ、となりの芝生が青く見えるもので。 こういう本、好き嫌いがあって、読んでも意味がないと感じている人と、読むべき本だと感激する人がいるものです。気持ちを変えるために、単に言葉によって励まされるために読む、僕はそんな読み方をしています。 こ

          虫の声を聞ける民 #書もつ

          席が空かない

          通勤電車における幸せというのは、自分が立っている目の前の席が空き、座れることだと思う。 その幸せのために、僕は電車に乗るたびに、出入り口から離れた“車内の中ほど”まで進む。 相当の満員電車でない限り、なんとなく手刀を切るような素振りや、申し訳なさそうな表情をしながら、グイグイと入って行く。 座っている人の目の前に立てれば、そこから各駅(メインはターミナル駅)で、表情には出ていないはずだが、さぁ立つか、さぁ席が空くかとワクワクする。 強者の通勤者の中には、あの駅で降りる

          席が空かない

          お腹とスマホ

          夜の電車には、必ずと言っていいほどに、酔っ払っている人がいる。かつて、ここでも書いたことがあるが、僕は酔っ払いに絡まれるのは嫌だが、傍から観察するのは大好きなのである。 何かの液体のようなものが飛んできたり、手足が勢いよくぶつかるなどの危害がなければ、近くで見ていたい、見られない場合は耳を澄ませていたいのだ。 酔っ払いの方は、なんでこんなになるまで飲んだの?と思うほどにベロベロの方が多く、普段の人柄を想像することすら難しいほどに呂律も表情も危うい。 酔ったまま、眠ったよ

          お腹とスマホ

          憧れのブランコ

          幼い頃から怖がりで、乗り物に酔いやすい体質なのもあって、公園にあるブランコが苦手でした。 緊張しながら乗れば、車に乗っているように気持ち悪くなってしまい、立ったり飛んだり、ふざけて乗るほどに度胸もなく、できればブランコには乗らないように遊んでいました。 母方の祖母の家の庭には、大きな木があって、太い枝にロープをかけて、手製のブランコが設置されていました。座面が高く、少し傾いていたので、ただでさえ怖いのに足がつかないブランコなんて・・と乗れないまま、いつしかブランコが無くな

          憧れのブランコ

          ひとり旅って、どうなの?

          先日の金曜ロードショーで放映されていた作品の中で、主人公の一人での行動を、「ひとり旅?いいねぇ」と肯定したセリフがありました。 ひとり旅って、いいものでしょうか。 僕は、ひとり旅を何度もしてきて、毎回のように反省があったり、宿題を残してきたりしています。もちろん良い思い出はたくさんあるけれど、もっとできたよね、と思うことのほうが多いかも知れません。 個人的な感覚ですが、友人たちと行った旅の方が、ひとり旅と比べて”楽しかった感”というのか、明るい思い出が多いような気がしま

          ひとり旅って、どうなの?

          発表会と子どもたち

          音楽系の習い事には、発表会やコンクールなど、演奏を誰かに聞いてもらう機会があります。上の子は、2年ほど前にピアノの習い事をやめてしまったのですが、それと入れ替わるように真ん中の子がピアノを始め、先日その発表会がありました。 発表会とは言え、4歳の子。練習せよと言うだけでは、弾かないのは当たり前。毎日の練習は、親の心掛け次第という言葉を身に沁みて感じていました。(つまり、なかなか練習しない) 演奏を披露する前に、発表者の紹介アナウンスがあり、その言葉を事前に考える必要があり

          発表会と子どもたち

          青山 #毎週ショートショートnote

          「ようこそ!我が学院へ」 今年の新入生も、競争率30倍を勝ち抜いてきた英才たちだ。 昨年から共学化したのに加え、学校のある街が住みたい街ランキングの上位に選ばれたことで、知名度が飛躍的に延びた。それに伴って、偏差値も上がり、地域の成績上位校としても名前を連ねるようになった。 舞台上の照明を反射した白い歯が、遠くからでも良くわかった。学院の名物校長、清虎悟久里だ。 コーヒーのような日焼けした肌と、整った顔立ちながら歯に衣着せぬ教育論をぶつ、メディアの露出も多い、人気の教

          青山 #毎週ショートショートnote

          夜ふかしグセ

          なんだかついつい”夜ふかし”してしまうようになった。何かしないといけないわけでもなく、これと言って勉強やら作品のようなものができるわけでもない。 撮り貯めた録画もなければ、動画にハマっているわけでもないのに、なんとなく夜ふかし、してしまうのだ。なぜだろうか。 我が家では、子どもたちの寝かしつけの方法として、赤ちゃんだけ別部屋で寝かしつけることが多い。 その時に、僕が赤ちゃんとメンズ組になることがほとんどで、赤ちゃんが寝てくれたら、そこから自分の時間になる。妻もあえて起こ

          夜ふかしグセ