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ライブ・ランドリー

まいにち、たとえ旅行中であっても、洗濯をしている。とはいえ、実際に洗うのは洗濯機であり、乾かすのは太陽ないし、空気である。着て、汚して、脱いで、洗濯機に入れて、出して、干す。これらの作業が人間の役割。

僕だけかも知れないが、洗濯物は、家族の日々の営みを語ってくれる存在だと思う。

何を着たのか、好きな服だとか、着替えたかどうか、サイズが合わなくなってきたとか。
わずかな時間だが感じ取れることがある。「あぁ、昨日も家族は元気に過ごしていたんだ」と安心することができる。「干す」作業を通じて、家族と対話している感覚になる。

ほつれ、破れ、ゴムの伸びなど、不具合を見つけられると嬉しくなる。着ている時に本人が気が付いたり、周りの人から指摘されて、テンションが下がることがなくなるはずだから。

家族の顔を思い浮かべながら、いくつもの「ふく」を手にする作業が、僕に万福をくれる。

今日も、新しい一日が始まる。

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