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朝5時、日の出前に

最近、早起きを始めた。
最近といっても、息子が生まれてからこの1年半、早朝に起こされることは珍しくはない。
それでも、自分で「5時には起きよう」と決意して、自分の意志で早起きをすることにしたのだ。

なぜ早起きを始めたのか、理由はひとつ。

自分だけの時間がほしかったからである。

今までは、朝の5時半~6時には息子の泣き声で起こされ、あわただしく一日を始めていた。
自分の時間がほしくて、育児と仕事で疲れているのに、つい夜更かしをしてしまうことも多かった。
もちろん、私が夜更かしをしたところで、息子はいつもと変わらず早起きなので、寝不足で余計しんどくなる。

その結果、息子に対して、「もう少し寝ていてくれればいいのに」とか、夫に対して、「夫ばかり自由な時間があってずるい」などと、周りに対する不満がふつふつと募っていったのだ。

これではいけない。と思いなおし、自分の自由な時間を確保して、ストレスを解消する方法を考えることした。

その結果が、早起きだった。

息子は、5時半に起きてくることが最も多い。
できれば1時間くらいは時間がほしいので、朝4時半に起きるのが理想なのだが、もともと早起きが大の苦手だった私は、まずはなんとか頑張れそうな、朝5時に目標を設定した。

そして現在、1週間連続で、朝5時に起きることに成功している。

家族はまだ寝静まっている、自分だけの、朝のとくべつな時間。

私はまず、いちばん始めに白湯を飲むことにした。
白湯なんて、芸能人やモデルだけが飲む、おしゃれな飲み物だと思っていた。
自分とはステージがちがう人たちのものだと。

しかし、いちど試してみると、お湯を沸かすだけなので簡単だし、朝の冷えた身体が、内側からじんわりとあたたまって、なんとも心地よい。(白湯の定義には諸説あるようだが、私は電気ポットで水道水を沸騰させたものを白湯としている)

白湯を飲み終わると、次にかるいストレッチをする。
腕をまわして肩をほぐしたり、脚をひらいて股関節をのばしてみたり。
やり方はテキトーで、自分が気持ちがいいと思う動きを、思いつくままやってみる。

あとは、手帳をひらいて、今日やることを文字におこす。
書いたことが達成できたら、その都度、線を引いて消していくのが、いちにちの中で非常にスカッとする瞬間だ。

だいたい、このあたりで息子のふにゃふにゃとした泣き声が聞こえてくるので、寝室へ迎えにいく。

こんな具合で、朝のひとり時間を過ごしている。

少しだけ朝の時間に余裕がうまれたことで、イライラやストレスも減り、気持ちがおだやかになった。

以前は朝がくるのが憂鬱であったが、今は、朝がくることにわくわくする自分がいるのだ。

早起きを始めて、たった1週間だが、とてもよい効果を実感できているので、おどろいているし、これからもできる範囲でつづけていこうと考えている。

朝5時、日の出前に、たくさんのわくわくを見つけにいこう。


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