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「深み」を出すことで人間としての魅力が増すって話

 私は、自分の年齢に自信を持てるような年の重ね方はしていきたいと思っています。いい歳のとり方をしたいし、年を重ねてもかっこいい大人に、魅力ある大人になりたいと常々思って過ごしています。そんな中で、齋藤孝さんの『「深みのある人」がやっていること』という本に出会い、私が素敵だなって思うかっこいい大人は「深みがある人」と表現する事もできると感じました。
 そこで今回は、本から学んだことを活かして、「深みのある」魅力的な大人になるために私ができることをnoteにまとめていきたいと思っています。

1.そもそも深みとは?

 「あの人って深みがあるよね。」って言葉は私の中でプラスの言葉です。きっと多くの人がマイナスには受け取らないのではないでしょうか。なんだか味わい深いとても魅力的な感じがします。ちなみにインターネットで検索すると以下のように出てきます。
(1)色や味などの感覚的な性質に、しみじみとした情趣があるさまを意味する表現
(2)ある人の人格思慮知識などが、全貌容易に把握できないほどに壮大であることを意味する表現

 なんだか若さとは違う、年を重ねたからこそ得られるギフトのような感じです。魅力的な大人になるには、この「深み」を手に入れることが大切なのだろうなと感じます。

2.自分の好きなことを少し深堀してみる

無理をせず、高望みせず、まずは自分の足元を掘ってみようというメッセージです。そう言われてもあまりピンと来ないかもしれませんが、自分の好きなもの、興味・関心のあるものについて、もう一歩踏み出していろいろ調べてみる、というイメージです。

「深みがある人」がやっていること 著:齋藤孝

 何か自分の好きなこと、興味を持ったことについて学んでみる。そこからなら「深み」を作りやすいでのではないでしょうか。私がサッカーやフットサルをしていたとき、同じ試合を見ても、その試合のポイントやキーになっている選手を見抜く友人を見て、すごいなって思ったことがあります。きっとサッカー、フットサルが大好きでたくさん試合を見て来たんだろうなと思いました。私のイメージではそんな感じで、好きを深堀りすると、物事を人と違った視点で見ることができる。そして、そんな人に魅力を感じます。そのためには、自分の興味あることでいいので、少し掘り下げて学んでみることが必要なのではないでしょうか。
 私は、サウナが好きなので、最近、「サウナ・スパ健康アドバイザー」の資格を取るために受講申し込みをしました。比較的簡単に取れる資格ですが、好きなサウナを少し深堀りしみる。何かこれをすることで目の前に大きなプラスは起こりませんが、きっと自分の魅力の一つになるのだろうと思って動いてみました。もし興味がある方は以下のサイトから簡単に申し込みできます。

 ちょっとしたことですが、何か好きなことについて学ぶことを辞めない。そのことが、その人の「深み」を作っていきます。

3.「経験」を無駄にしない

 「深み」がある人は、たくさんの経験をしてきた人のように感じます。アンチエイジングなどの言葉があるように、若さが魅力的に見える世の中で、年を重ねることはがなんだかマイナスに思われがちです。しかし、年を重ねたからこそたくさんの経験することができる。それが「深み」となり、その人の魅力になると思います。ただし、経験したことを無駄にしないことが大事になってきます。齋藤孝さんの著書の中では以下のように書かれています。

戦後に活躍した哲学者・フランス文学者の森有正の生涯のテーマは、「経験」でした。森は「体験」と「経験」を分け、前者は人生において単に素通りするもの、後者はそこから意味を取り出し、その後の行動に変容をもたらすものと定義しています。私たちにとって糧になるのは、もちろん後者です。

「深みがある人」がやっていること 著:齋藤孝

 体験したことを経験として生かすために大切なのが、体験したことを振り返ることだと思います。昔は、失敗したときに反省文を書くようにということがありましたが、文章で書くことで体験したことを振り返ることにつながるし、自分の考えとして論理的に整理することができます。
 私は1週間に一度noteを書いていますが、この行動は、自分の考えを言語化し、整理することができるのでとてもいい事だと思っています。
 自分の体験したことを日記等など書いて、次に生かす。それが体験を無駄にせず、経験として活かされるということになってきます。そんな繰り返しがその人の「深み」を作っていくのだと思います。

4.上機嫌に振る舞う

  不機嫌な人より、上機嫌な人の方が魅力的です。「深み」があるから、人として成長して上機嫌な日々を過ごすことができるのかもしれません。しかし、私は上機嫌さにこそ「深み」を感じると思っています。なぜなら、上機嫌であることがその人の度量の大きさを感じさせ、そこに「深み」を感じると思うからです。著書には以下のように書かれています。

自分を肯定してくれる人、可能性を信じるようなコメントをしてくれる人に悪い印象を持つはずがありません。そこに度量の大きさを感じ、もっと期待に答えようと奮闘するのがふつうです。

「深みがある人」がやっていること 著:齋藤孝

 上機嫌に振る舞い、相手を肯定的に受け入れる。無責任に相手を肯定するだけではなく、気の利いたアドバイスやポイントを示すことができる。そんな大人であることが「深み」につながると思っています。
 サッカーの長友選手や、野球のダルビッシュ選手が「ポジティブはスキル」というような発言をされているのを聞いたことがあります。私もそう思います。上機嫌な振る舞いは技術です。トレーニング次第で、どんなときにも上機嫌で振る舞うことができます。いつでも上機嫌。そんな大人になるために、マイナスのことが起こっても上機嫌に振る舞うことを大切にしていきたいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。『「深みがある人」がやっていること』から学んだことを活かして、「深みのある」魅力的な大人になっていきたいなと思います。年を重ねることで得られギフトをたくさん受け取って、いい年の取り方をしていきたいです。


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