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子宮全摘手術から6日後までの記録*手術当日から翌日

午前中採血をして、朝型までトイレに行っていて寝ていなかったので休ませてもらいました。ひっきりなしに「お掃除です」とか「窓拭きです」とか「タオル交換です」とかこられるのです。大変だなと思うのですが、ちょっと静かに休みたかったです笑

昼になり、シャワーを浴びました。
予定としては、手術当日・翌日(トイレの管が抜ける予定)・翌々日(硬膜外麻酔の管が抜ける)まではシャワーができないとのことだったので、しっかり念入りに。髪はロングだったので、トゲトゲのシャワーブラシを使ってしっかり洗い乾かしました。

術衣に着替え、専用下着と弾性靴下を履き待つこと数時間。
呼び出しが入りました。おそらく最後の順番だったのかなと思います。歩いて手術室まで行き、手術台に上がります。
目が悪いので誰が誰かがわかっていませんでした。
手術に呼ばれる直前に近い場所で地震があり病室も震度2か3で揺れたのが少し不安でしたが、手術に不安はありませんでした。

横になって前屈みになり、麻酔科医の先生が背中に麻酔をしました。
術前の点滴は血管が細く、看護師さん3人交代で両腕に色々試しましたがはいらず。手術室の看護師さんはサクッと入れられました。経験値の差なのか、すごいなぁと思っていると、口にマスクをはめられ「じゃぁ麻酔を流しますね」と。
毎回全身麻酔をするときに警戒するのですが(眠くなることに抗ったらどうしようと)、あっという間に意識が落ちるので、意識が落ちていることに気がつかないくらいあっという間です。(変な日本語)

ここで最大の後悔が発生します。

✳︎✳︎✳︎

何時間経ったかわからないですが、後々聞くと麻酔が覚めにくかったようで
術後3時間くらいして意識が少し戻ったと思います。
その時に前述した後悔が!!

まず左目が開いたのですが、ボーーっとなっている中右目を開けようとして
開きづらく・・・思い切り開けると「ぶちぶちぶち」って変な音がしたんです。
そして、ラピュタのムスカ!!

「目がー!!目がー!!!!」

激痛です。もうめちゃくちゃ激痛。
今まで経験したことがないくらい激痛。眼球を針で刺されているような痛みと、
術後回復するまで入るリカバリー室の電気が痛くて痛くて、とにかく痛くて右目を押さえていました。涙は止めどなく流れてきます。
お腹とかそんなんより、とにかく目が痛い。
持ってきていたヒアレインをさしても痛い。痛い・・・・。

婦人科の担当医が来たけれどどうすることもできず。

痛い痛いと言いながら、泣きながら、消灯時間になるらしく病室へベットごと連行。この時は本当に辛くて。理由もわからないし、痛いし、何もできないし・・・
なんとか家族に家に置いていた眼軟膏を持ってきてもらい、布の眼帯も買ってきてもらいました。冷やして眼軟膏を塗って眼帯をして目を動かさないようにすれば多少はマシになってきましたが、朝方まで激痛でした。

痛みがひどい中、考えていたのが・・・

去年、目の開きが悪くて眼瞼下垂の手術をしたのです。
両目行ったのですが、左目の開きが悪かったので左目だけ過矯正気味でした。
手術から半年以上経っていたし、気にしてなかったのですが、
左目は右目に比べて少し上の白目が見える矯正でした。
普段は使い捨てコンタクトなので、ドライアイも多少はあるのですが
日常生活に置いて困ることがないので考えもしなかったのですが
手術中に乾いたのではないかと、それでひどいドライアイになり角膜に傷がついたのではないか・・・??と。

もしそうだとしたら、できることといえば、ヒアレインを差しまくり、眼帯をして安静にするしかない。角膜は意外に治りが早いから多分大丈夫・・・・

と自分に言い聞かせていました。

時刻は朝6時。
昨日の麻酔科医の先生(結構年配)が慌てて病室に来てくださいました。
あの入院中、一番親身になってくださったのは麻酔科医の先生ではないかと思うほど、心配してきてくださったのが分かって今でも感謝しています。

事情を話すと、「麻酔中は瞬きもしないから、ドライアイになる可能性は確かにある」とのこと。一応目にはシートをつけているそうですが、過矯正気味だった左目はうっすら開いていたのかもしれません。目軟膏を塗っておけば良かったなと思いました。麻酔科の先生も「ごめんね、そこまでわからなかった」と謝られました。

だから私は今後自分が手術する際も!
今から手術予定のドライアイの方にも!
手術前にかかりつけの眼科医に相談しておいた方がいいのではないかなと思います。私はヒアレインと眼軟膏と眼帯を忘れないぞと誓いました!

術後は麻酔の影響で声がガラガラで痰が絡み、声が出しづらいのですが
遠方の長年のかかりつけの眼科医に電話して状況を説明し判断を煽りました。
眼科医もおそらくドライアイで角膜に傷がいったので、光や空気でも痛むから
ヒアレインをこまめにさして眼帯をしておいてとのこと。

私の応急処置は正しかったようでした・・・。ドライアイ歴に感謝・・・。

実は痛くてどうしようもなかった術後も、担当医に「眼科の先生に見てもらいたい」とお願いを何度かしました。総合病院だから眼科もあるんです。
でも「ここの眼科にかかってないから、眼科の先生は呼べない。行くなら、退院してから」の一点張り。

退院するまであと5日もあるのに、もし傷とかあったり何かってずっと痛かったら5日間で悪化するじゃんって思ったし、
かかりつけの眼科医も「それはおかしい。入院中に起きたことなのだから病院で対応しないといけないよね。総合病院なら尚更」とおっしゃられていました。

幸いおそらくドライアイの角膜異常のはずなので、退院時には痛みは多少マシにはなっていますが、退院して6日目の今日もまだ痛みます。

目の痛みがひどかったので、翌日の歩行訓練はできず尿管も外れず。
しかしこの日も(手術翌日)朝から10時くらいまでに3〜4人の看護師さんが来られましたが、伝達が何もされておらず目の痛みについて一から話さなければならず、苦痛でした。

声も出すのがしんどいし・・・。

ガスも出ないし、目は痛いし、しんどかったなぁ・・・・。

私は元々ガスが出ない体質です。
母はぷっぷとどこでも出ちゃう人ですが、父と私はトイレで便を出す時にしかガスが出ず痛くなるタイプです。

内視鏡手術の時に、ガスでこんなに苦しくなるなら開腹手術のほうが良かったのではないか?!一概に内視鏡の方が楽だとは限らないのではないかなとかいまだに思っています。ガスが出にくいタイプは色々覚悟が必要かもしれません・・・。

確かに傷跡は小さいと思いますが、それ以外にもいろいろ痛みがあるので、それはまた次に書きます。


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