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4枚だけで ”みせる” 話②

前回の続き。

②4枚の並べ方
どの位置になにを置くかでだいぶ印象が変わる話の続き。


前回の話で「自分は、一番見せたい写真を1枚目に持ってきがちだな」という方がいらっしゃった。

もちろん、正解不正解も無いし、
何度も言いますが私の偏見・感性で言うと
「1枚目に一番見せたい写真を持ってくる」
のは、その一番見せたい写真がかなりのインパクトを持っていないと成立しなさそう。

タップして一枚目、「うわッ!!これはバズる!!」
って高確率で思わせる写真なら、効果覿面だと思う。
2枚目以降は全て引き立て役レベルにして
最後もう一回、1枚目を見返したくなるような4枚にするのはとても手だと感じる。

ただ、その一番見せたい写真が他人にとって
「あ、たしかに綺麗だね」レベルだと、

自分にとっては違っても
この例に近いものになってしまうと感じる。

なので、1枚目にメインを持ってくるのはハードルが高い構成のイメージがある。
(推しの写真のクオリティを高くする必要がある、という感じ)



この上の例で、「似た写真の4枚」はつまらなくなりがちだと言ったが、

「4枚で1つの作品」のようなものはこの例から外れる。
例えばこちら。

同じ場所で同じ岩が波に打たれる様子を4枚撮った写真。
これは私の中では1枚で説明がつかず、
4枚みた上で私と同じ気持ちになってほしい
と思ってあげた投稿である。

私はあまりこのやり方をしないが、
この岩の写真はそう感じて欲しかったのでこの選び方をした。

ただ、「なんでその似た写真を4枚(複数)もあげるのか」の理由が 見て明白でないと、すぐつまらない投稿 へとシフトしてしまう。

なので、ここはキャプションもうまく使う必要がある。


③4枚のメリハリ

全部推しなんだ!推しじゃ無い写真はない!
みたいな人もいるだろう。
その人の場合は、4枚のメリハリを考えると良い。
1番簡単なのが、「寄り引き」のメリハリ。
これがないと、4枚の緩急がつかずに 面白くない と見られがち。

例としてあげたかつらちゃんの4枚。
この場合は全部人寸がほぼ同じでつまらなく見える。

この感じは、かわいいモデルを撮るおじさんツイートによく見かける。

なので、ポトレとかの場合引いた写真だったり手元だったりバストアップだったり、
寄り引きを意識して選ぶと、多少見れる4枚になる。

なので自動的に、撮影時に寄り引きを意識するようになると良いかもしれない。

仕事をしていて思うが、
普通に写真で生計を立てているフリーのカメラマンですらこの寄り引き(大引き・中引き・寄り)のメリハリをつけて撮影出来る人は本当に少ない。


寄り引きを意識したツイートはこのあたり。


④統一感
似ている、とは違う「統一感」を4枚に共通して出すのはとても大事。
この4枚全部載せたい!という気持ちはとても分かるが、一旦引いて4枚に統一感を出してみる戦法もあり。

これみたいに、季節も時間も天気もバラバラだと、それぞれの主張が激しくなってうるさい印象を与える。(もちろんこれが悪いわけではないが。)

大仏の写真だけそのままで、他の3枚を変えてみた。
私の写真の場合、あまり彩度がない中でも
大仏と青空の青を際立たせたかったので、他を少し浅い色にしてみた。

今度は右下の船の写真をそのままに、色で統一してみた。
一色で統一する場合、質感を違うものにするとよい。

時期だったり色だったり、テーマだったりを統一させて「なぜその4枚を選んだのか」がふわっと伝わる方が、より効果的な場合もある。

つらつらと思いつくままに書いたが、
現在私ももちろん模索中である。
こんな、他人の意見もあるんだなぁと思ってもらえると嬉しいな。


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