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癸卯文月 小暑 蓮始開の間

十二日
朝、原稿を推敲後送信。
昼、夜の取材に向けて資料確認。
夜、オンラインで三時間しゃべりっぱなしの取材。今回はする方じゃなくてされる方。
深夜、寝た。

十三日
ひとまず喫緊/デッドライン/伸ばせない系の仕事は午前中にすべて終了。
残り半日ぐらいはと休養を取るつもりが、結局こまごました残務整理でおやつ時ぐらいまで作業。それら終了後も気がかりだった庭仕事や本の整理をやっていたら、すっかり夜に。休みきれないのは貧乏性ゆえか。
なんにせよ、花期が終わった紫陽花の枯れ花剪定ができたので、ちょっと一安心だ。

花の色は移りにけりないたづらに 我が身渡世に汲々せし間に

十四日
払暁より細かい仕事を片付けつつ、図書館の開館時間に合わせて入館。大車輪で調べ物をして、その後、東京は新橋演舞場へ。
目的はもちろん歌舞伎「刀剣乱舞」。
私はこれでも結構年季の入った審神者で、かつ歌舞伎が好きなのでほぼ義務感で観劇を決めた。(ステとミュは未経験)

終幕後のカーテンコール

以下、ごく私的な感想。
個人的には後場すぐの梅玉さんと歌女之丞さん、鷹之資さんのシーンが一番よかった。そこだけ歌舞伎らしい歌舞伎になっていた。
莟玉さんの紅梅姫はストーリー的にこの役必要? と思ったものの、赤姫系の初々しい愛らしさで物語に花を添えていた。ゲームだけがベースのストーリーだと女性の出る幕がないのでね。
なお私の最推しキャラは小狐丸だが、歌舞伎では三日月にタメ口だったのが解釈違い(笑)なので少々ひっかかりつつも、”歌舞伎本丸”ではそうなのであろうと自分を納得させた。
全体を通して、歌舞伎初心者の方に楽しんでほしい、歌舞伎の片鱗を知ってもらいたいと願う関係者の思いがひしひしと伝わってきた芝居だった。
よきかな、よきかな。

観劇帰り、せっかくだし新橋辺りで一杯やろうかと思っていたのに暑さに負けて直帰を選ぶ。

あら哀し 呑む気も失せる 猛暑やな

十五日
おとついあたりからうちの家の上でまぬけ時空が発生しているらしく、やたら失敗やミスが多い。
まぬけ時空発生装置を破壊するためにも全日休養日にした。
まぬけ時空とはなんぞやと思った方は、『究極超人あ~る』を読まれたし。

昼寝をしても夜はいつも通りの時間に眠れたあたり、そこそこ疲れがたまっていたのだろうなと思う。

十六日
今日も休養日。とはいえ、昨日よりは少しだけ活動的に。溜まっている雑誌や本を読む程度の「活動的」だが。

十七日
二日連続で休むとさすがに気力も回復、早朝から洗濯に掃除にとせっせと働く。
昼からは三浦半島おばけ会の会合、という名の飲み会。
中央のモアーズ屋上にある野外BBQコーナーで、お化け仲間とBBQを楽しみつつ、今後の活動についても話を。晩秋あたりに三浦半島幻想文学会名義で何かするかもしれない。



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